デトロイトで暮らす環境問題活動家で幼い子をもつ若い黒人女性が、獄中での出産を強いられかねません。自分の家で恐ろしい事件に遭遇し、正当防衛権を行使した結果です。シワツ・サラマ・ラは19歳の時から環境正義を求めて闘ってきました。マラソン社の精油所やデトロイト再生可能発電所(Detroit Renewable Power)の焼却炉への反対運動を手がけ、パリ気候サミットではデトロイト代表になりました。また、子どもたちの問題にも取り組み、若い母親に向けた栄養に関する教育活動も行ってきました。シワツは現在26歳ですが、2年間の実刑判決を受けています。自分の母親と2歳の娘を守るため、弾が入っていない拳銃で威嚇したためです。法的に登録手続きをした銃でした。6月には出産予定であるにもかかわらず、先月出た判決で2年間の実刑を言い渡されました。彼女の二人の弁護士および「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)の共同創設者であるパトリス・カーン・カラースと話します。