デイリーニュース

  • デトロイトの妊娠中の黒人女性活動家が家族の正当防衛の末 刑務所へ

    デトロイトで暮らす環境問題活動家で幼い子をもつ若い黒人女性が、獄中での出産を強いられかねません。自分の家で恐ろしい事件に遭遇し、正当防衛権を行使した結果です。シワツ・サラマ・ラは19歳の時から環境正義を求めて闘ってきました。マラソン社の精油所やデトロイト再生可能発電所(Detroit Renewable Power)の焼却炉への反対運動を手がけ、パリ気候サミットではデトロイト代表になりました。また、子どもたちの問題にも取り組み、若い母親に向けた栄養に関する教育活動も行ってきました。シワツは現在26歳ですが、2年間の実刑判決を受けています。自分の母親と2歳の娘を守るため、弾が入っていない拳銃で威嚇したためです。法的に登録手続きをした銃でした。6月には出産予定であるにもかかわらず、先月出た判決で2年間の実刑を言い渡されました。彼女の二人の弁護士および「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)の共同創設者であるパトリス・カーン・カラースと話します。

    dailynews date: 
    2018/4/18(Wed)
    記事番号: 
    3
  • トランプ大統領はアメリカ随一の武器セールスマン 兵器産業の販促に努め輸出規制を弱体化

    ロイター通信の新しい配信記事は、トランプ政権が戦闘機やドローンから軍艦やミサイル発射装置にいたるまで武器の輸出規制を緩和し、米国をいま以上に巨大な武器輸出国にしようと計画しているようすを明らかにしています。トランプ政権は、より多くの国に対して取引の承認手続きを迅速化し、閣僚たちに外国政府と米国の軍事産業との取引への支援を求めるガイドラインを策定する計画です。その一例としてロイターは、トランプ大統領自らがクウェートの首長に電話をかけ、米国第二の軍事企業ボーイング社と同国との100億ドルにのぼるジェット戦闘機売買契約への最終決断を迫ったことを明らかにしています。記事は、この新計画の一環として、トランプ政権の閣僚たちは海外で武器輸出促進の任務を果たすよう求められるだろうと詳述しています。新計画は、「全政府的」アプローチ、すなわち、大統領自身と閣僚から、大使館付武官や外交官にいたるまで、海外への武器輸出で数十億ドルの稼ぎをあげるよう、政府関係者全員に支援を求めるとしています。トランプ政権は、早くも19日にこの新方針を公表すると見られています。

    dailynews date: 
    2018/4/18(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 限定なき世界戦争の恐れ:宣戦布告権限をトランプ大統領に白紙委任する上院の動きにアメリカ自由人権協会が警告

    ニューヨーク・タイムズ紙は、23日、トランプ大統領がジェームズ・マティス国防長官の反対を押し切ってシリア空爆を開始したと報じました。国防長官は、大統領が空爆に先立ち連邦議会の承認を得ることを望んでいました。一方、多くの連邦議会議員は、トランプ大統領が議会の意見も聞かず承認も得ていないため、米国のシリア攻撃は違法だと表明しています。この出来事は9.11同時多発テロ事件後に大統領に与えられた戦争権限、すなわちAUFM(軍事力行使権限承認)の再考を議会が検討しているさなかに起きました。現在のAUFMは、2001年9月14日、上院で賛成98、反対0、下院で賛成420、反対1で採択されました。唯一の反対票を投じたのはカルフォルニア選出民主党下院議員のバーバラ・リーでした。以来、ブッシュ、オバマ、トランプ各大統領が、少なくとも14カ国における37の軍事作戦の正当化にAUMFを使ってきましたが、その多くは、9.11とは全く無関係でした。16日、上院外交委員会委員長ボブ・コーカー(テネシー州選出共和党議員)と、同委員会委員のティム・ケイン(バージニア州選出民主党議員)は、現行のAUMFの改正法案を提出しました。コーカーとケインは、この改正法案は議会による監視を強化すると主張しています。

    dailynews date: 
    2018/4/18(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ヒップホップアーティストのケンドリック・ラマーが歴史的快挙のピュリッツァー賞受賞

    ラッパーのケンドリック・ラマーが4月16日、クラシックまたはジャズ以外で初めてピュリッツァー賞の音楽部門を受賞したミュージシャンとなりました。ラマーは、人種や政治、宗教、そして精神病まで扱った音楽でヒットチャートのトップになってきました。今回のピュリッツァー賞受賞のまえには、2018年1月にアルバムDAMN.(『ダム.』)でにグラミー賞5部門を受賞しています。それ以前のアルバムTo Pimp a Butterfly(『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』)も、グラミー賞5部門を受賞しました。ラマーは最近、映画『ブラックパンサー』のサウンドトラックのプロデュースと選曲でも批評家から絶賛されました。ラマーの音楽を授業で使っているニュージャージー州の高校教師から話を聞きます。

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    2018/4/17(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 25年間で最悪の米国刑務所暴動が明らかにする全米の刑務所の非人道的な状況

    4月15日、サウスカロライナ州にある最高レベル警備の刑務所で流血の暴動がおき、少なくとも7人の囚人が死亡し17人が重傷を負いました。これは米国の刑務所で起きた暴動のうち、25年間で最悪のものです。検視官は、死亡した囚人全員が刺され、切りつけられ、殴られていたと述べました。7人のうち6人はアフリカ系米国人でした。守衛は誰も負傷しませんでした。2017年にはいってから、サウスカロライナ州では合計で少なくとも20人の囚人が同じ刑務所内の囚人によって殺害されています。ある調査によると、同州全域の刑務所での殺害者数は2015年から2017年の間に4倍に増加しました。サウスカロライナの刑務所管理当局は複数の訴訟の対象となってきました。それらの訴訟は「暴力の長い歴史」を明らかし、時には守衛たちによって暴力が「奨励されている」と申し立てています。Blood in the Water: The Attica Prison Uprising of 1971 and Its Legacy(『流血:1971年のアッティカ刑務所の暴動とその遺産』)を執筆した、ピュリッツァー賞受賞のジャーナリスト、ヘザー・アン・トンプソンから話を聞きます。

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    2018/4/17(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 家宅捜査でFBI押収文書の大統領による閲覧を裁判所が却下 トランプの法的心配ごと増える

    連邦判事は、銀行詐欺と送金詐欺の容疑で捜査されているトランプ大統領の私的弁護士、マイケル・コーエンの自宅など、4月第2週の家宅捜査中に連邦捜査局(FBI)が押収した文書について、トランプ大統領が最初に閲覧することを求める申し立てを却下しました。これはトランプ大統領にとって大きな打撃となる可能性があります。4月16日の法廷審問は、大統領と彼自身の司法省との対決となりました。連邦検事補のトーマス・マッケイは連邦判事に対し、大統領の申し立てを却下するよう要請しました。マッケイは「彼が有力な顧客を持っているからというだけで、特別扱いされるべきではない」と述べました。FBIはコーエンから10箱分の文書と最大で12の電子機器を押収しました。報道によると、トランプ政権は現在、コーエンに対する捜査を大統領にとって、ロバート・ミュラー特別検察官に対する捜査よりも、重大な脅威と見ています。一方、コーエンの弁護団は4月16日、コーエンがフォックス・ニュースの司会者ショーン・ハニティの弁護士であることも明らかにせざるをえなくなりました。ハニティは4月第2週、FBIがコーエンの事務所と自宅を家宅捜査したことを非難しましたが、自分とコーエンとの関係については一切明らかにしませんでした。国家安全保障と市民の自由について取材する独立系ジャーナリストのマーシー・ウィーラーに話を聞きます。

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    2018/4/17(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 警官に殺されたサヒード・バッセルの両親 息子の死に至る全ビデオの公開を警察に要求

    米ブルックリンで4月5日、緊急通報に応じたニューヨーク市警の警察官らが精神障害があり武器を持っていなかったアフリカ系アメリカ人サヒード・バッセルを射殺するという事件が起きました。事件当時バッセルが手にしていた金属パイプを銃と勘違いしたためと警察は述べています。ニューヨーク市警によると、4人の警察官(3人は私服、1人は制服)はジャマイカからの移民であるバッセルに向けて10回発砲しました。4人はいずれもボディー・カメラを装着していませんでした。バッセルの家族は現在、銃撃前と銃撃中の様子が映っているすべての防犯ビデオを編集せずに公開することを求めています。サヒード・バッセルの両親、ローナとエリックから話を聞きます。

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    2018/4/16(Mon)
    記事番号: 
    4
  • ガザでパレスチナ人が続ける抗議活動「帰還のための大行進」が3週目に

    パレスチナのガザでは13日、人々が3週続けてイスラエルとの境界に集まりました。「帰還のための大行進」が始まって3度目の金曜日にあたります。救急隊員によれば、金曜日の抗議活動で少なくとも30人のパレスチナ人がイスラエル兵の攻撃で負傷しました。イスラエルの占領に対する抗議活動が3月30日に開始されて以来、少なくとも34人のパレスチナ人がイスラエル兵によって殺害されました。シリア系アメリカ人活動家ラマ・クダイミから話を聞きます。クダイミは、「パレスチナの権利のための米国運動」(US Campaign for Palestinian Rights)で草の根の組織化を担当しています。「シリア連帯共同体」(Syrian Solidarity Collective)、「戦争抵抗者連盟」( the War Resisters League)全国委員会のメンバーでもあります。米国はイスラエルへの軍事援助を止めるべきだとし、パレスチナ人の権利は当地での米国の行動と密接に結びついていると主張します。

    dailynews date: 
    2018/4/16(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 内部告発者チェルシー・マニング 「『任務完了』という言葉は聞いたことがある」

    米英仏は13日、シリア首都近郊ドゥーマで4月上旬に起きた化学兵器の使用が疑われる攻撃に対する共同軍事攻撃を行ないました。化学兵器使用の疑いについて独立機関による調査はまだ実施されていません。米国は攻撃についてアサド政権を非難しています。国連の化学兵器調査チームが15日、現地調査のためシリア入りしています。攻撃は、シリア政府が首都ダマスカス近郊の東グータ地区を反政府勢力から奪回しようとおこなっていた残虐な作戦の最中に起こりました。イラク戦争の内部告発者としておそらく最も有名なチェルシー・マニングに聞きます。彼女は現在ネットワークセキュリティーの専門家であり、政府の透明性、クイアとトランスジェンダーの権利のために活動しています。彼女は2010年、イラク戦争とアフガニスタン戦争、および国務省に関する大量の文書をウイキリークスにリークし、7年間を軍刑務所で過ごしました。現在、上院議員選挙に立候補しています。シリア系アメリカ人活動家ラマ・クダイミからも話を聞きます。クダイミは「シリア連帯共同体」(Syrian Solidarity Collective)、「戦争抵抗者連盟」( the War Resisters League)全国委員会のメンバーです。

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    2018/4/16(Mon)
    記事番号: 
    2
  • シリア系米国人活動家 「米国の部分的空爆は、アサドに『大量殺戮を続けてよい』というメッセージを送ることになる」

    米英仏が13日夜におこなったシリア国内の化学兵器の貯蔵所とみられる施設2カ所と研究所1カ所に対する共同軍事攻撃に続き、米国はシリアのアサド大統領と繋がりのあるロシア企業に新たな制裁を科す方針です。トランプ大統領は軍事攻撃の成功を称え、ツイッターで「任務完了」と宣言しました。この軍事攻撃は先週初め、4月上旬に首都ダマスカス近郊の東グータ地区ドゥーマで化学兵器を使用したとされる攻撃が起きたことへの対応として行われました。今日のゲストであるラマ・クダイミは、「米国はシリアの人々による革命を支援したいと公式では言っていたが、「その介入は実際にはアサド政権を強化することとなった」と言います。クダイミは、シリア系アメリカ人活動家であり、「シリア連帯共同体」(Syrian Solidarity Collective)、「戦争抵抗者連盟」( the War Resisters League)全国委員会のメンバーです。

    dailynews date: 
    2018/4/16(Mon)
    記事番号: 
    1

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