デイリーニュース

  • ガザ出身のライター:抗議者たちは世界最大の強制収容所からの解放を求めている

    ガザ地区全域で5月15日、イスラエル軍によって殺害された61人のパレスチナ人たちの葬儀が行われています。イスラエル軍は、エルサルムへの米国大使館移転とイスラエルのパレスチナ占領に抗議する非武装のデモ参加者たちに向けて発砲しました。イスラエル軍の狙撃兵によって射殺された犠牲者の中には、両脚を切断し車椅子にのっていた30歳のファディ・アブ・サルミがいました。別の犠牲者である生後8ヵ月のライラ・ガンドールは、イスラエル軍の無人機によって落とされた催涙ガスおよびイスラエル軍が発射した催涙ガスを吸い込んで5月15日の早朝に死亡しました。ガザ出身のライター兼活動家で、スウェーデンのルンド大学の開発学の学生でもあるムハンマド・シェハダにさらに詳しい話を聞きます。彼はハアレツ紙やフォーワード紙などに記事を書いています。フォーワード紙に掲載された彼の最新記事のタイトルは、"All We in Gaza Want Is That Israel Recognize Our Humanity"(「ガザ地区にいる我々全員が望むことはイスラエルが我々の人間性を認めることだ」)です。

    dailynews date: 
    2018/5/15(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「ナクバ(大惨事)」の日から70年 パレスチナではイスラエル軍がガザで61人の抗議者を殺害し2700人を負傷させる

    イスラエル軍は、5月14日の米国大使館のエルサレムへの移転とイスラエルの占領に抗議するデモ活動に対し、ガザ地区で少なくとも61人のパレスチナ人を殺害し2700人以上を負傷させました。この日は、パレスチナ人の抗議者たちが3月30日に非暴力のデモ「帰還のための大行進」(The Great March of Return)を始めて以来、最悪の日となりました。パレスチナ人指導者たちは、5月14日の取締り中にイスラエル軍が戦争犯罪を犯したとして非難しています。5月15日には、パレスチナ占領地区全域で、さらなる抗議行動とゼネストが計画されています。デモクラシー・ナウ!の特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースに、ガザから最新情報を伝えてもらいます。

    dailynews date: 
    2018/5/15(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ヤニス・バルファキスが語る イラン核合意離脱と米大使館エルサレム移設で失われた中東における米国の信頼性

    画期的なイラン核合意からの離脱をトランプ大統領が決定したことで、経済的な影響が現れ始めています。ホワイトハウス高官は13日、トランプ政権はイランと取引をする欧州企業に制裁を課す準備が整ったと述べました。ギリシャ救済措置をめぐる欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)との交渉を率いた元ギリシャ財務大臣のヤニス・バルファキスに聞きます。バルファキスはまた、米国大使館のエルサレム移設を「公民権の惨事」と評しました。新著はTalking to My Daughter About the Economy: Or, How Capitalism Works—And How It Fails(『経済について娘に語る 資本主義が成功する時・失敗する時』)です。2015年にギリシャの財務大臣に就任し、同年にシリザ政権を辞任するまで同職を務めました。「民主的ヨーロッパ運動2025(DiEM25)」の共同創設者でもあります。

    dailynews date: 
    2018/5/14(Mon)
    記事番号: 
    4
  • トランプは米国大使館のエルサレム移設式典に反ムスリム・反ユダヤの牧師を招いた  バーバー牧師が批判

    イスラエル軍が厳重な警備を敷くガザとの境界近くで14日、米大使館のエルサレム移転に反対するパレスチナ人数万人が非暴力抗議行動のために結集する一方で、米国では新たな「貧者の運動」(Poor People's Campaign)が立ち上がりました。運動の共同創設者の一人であるウィリアム・バーバー牧師は、全国の低賃金労働者や聖職者、コミュニティ活動家らを動員し、貧者の権利を擁護する取り組みを進めています。全米40州で14日から始まるアクションやイベントに人々が参加、6月23日のワシントンDCでの大規模な抗議活動でクライマックスを迎えます。団体「破れを繕う者」(Repairers of the Breach)会長でユニオン神学校特別客員教授(公共神学)のウィリアム・バーバー牧師をゲストに迎え、ガザからワシントンDCにいたる人権問題や、トランプ政権が、米大使館エルサレム開設式で祝祷する牧師にダラスの反同性愛・トランプ支持の牧師を選んだことについて議論します。

    dailynews date: 
    2018/5/14(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「モラルで対決する時が来た」 全米で新「貧者の運動」が市民的不服従を展開

    50年前の母の日、マーチン・ルーサー・キング・ジュニア牧師が1968年4月4日に暗殺されるまで取り組んでいた「貧者の運動」(Poor People's Campaign)を引き継ぐため、数千人がワシントンDCに集まりました。キング牧師の告別式から1週間ほど経ったこの日、妻のコレッタ・スコット・キングはベーシックインカムの保障や完全雇用、低所得層向け住宅の普及を盛り込んだ「経済的権利章典」(Economic Bill of Rights)の実現を求める行進を率いたのです。それから半世紀が経った現在、ウィリアム・バーバー牧師とリズ・セオハリス牧師が新たな貧者の運動を始めました。全米40州で低賃金労働者や聖職者、コミュニティ活動家が集まり、各地でアクションやイベントを展開する14日を皮切りに、ワシントンDCでの大規模な抗議活動でクライマックスを迎える6月23日まで運動は続きます。「貧者の運動:モラル回復への全国的呼びかけ」(Poor People’s Campaign: A National Call for Moral Revival)の共同議長を務めるウィリアム・バーバー牧師とリズ・セオハリス牧師をゲストに迎えます。

    dailynews date: 
    2018/5/14(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ガザ:米国がエルサレムに大使館を移転した日にイスラエル軍がパレスチナ人50人以上を殺害

    イスラエル軍が厳重な警備を敷くガザとの境界近くで米大使館のエルサレム移転に反対するパレスチナ人数万人が非暴力抗議行動をおこなっています。ガザにいるシャリフ・アブゥル・クドゥースに最新情報を聞きます。イスラエル軍は14日の番組放送時点で少なくとも30人(※)のパレスチナ人を殺害、1000人が負傷しました。「ガザでは誰も兵器を持っていません。パレスチナ人からイスラエル人兵士に1発の銃弾も発射されていません。(中略)それでも殺害は続いています」とクドゥースは語ります。大使館の開設に合わせ、トランプ政権の高官らがエルサレムに集まっています。※死者は放送後に50人以上に増加

    dailynews date: 
    2018/5/14(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 移民局職員は似非科学判定を使って未成年の亡命申請者を成人と一緒に収容

    トランプ政権は今週、亡命申請者を国境で勾留し、彼らの子どもと引き離すと発表しました。カリフォルニア州の事例では、亡命を求めて一人でやってきた未成年たちが成人用の勾留施設に入れられた経緯がわかります。カリフォルニア州の移民当局は、拘束中のアフガニスタン人亡命希望者を、連邦裁判所が未成年と判断したにも関わらず、成人の勾留施設から釈放することを拒否しています。弁護士によると、成人の勾留施設に5ヵ月勾留されているこの青年は17歳です。それなのに移民関税捜査局(ICE)は、彼が18歳以上だと主張するために、「疑似科学」として信憑性が問われている歯科検査に基づく年齢テストを実施しました。プライバシー保護のためハミッドと名乗るこの青年は、タリバン政権が父親を殺害してから偽造パスポートを使いアフガニスタンから逃れてきたと話しています。ハミッドは8日、カリフォルニア州ベーカーズフィールドのメサ・ヴェルデ勾留施設からデモクラシーナウ!の取材で初めての電話インタビューに応じてくれました。彼の弁護士マリエル・ビリャレアルにもニューヨークで話を聞きます。

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    2018/5/11(Fri)
    記事番号: 
    5
  • 「黒人のお母さん救済デー」は母の日のために留置所から黒人女性を解放 保釈金制度を不当性を訴える

    今週末は母の日です。そして、母の日を家族と過ごせるよう、全国の人種正義団体が保釈金を支払って黒人女性を留置所から解放しています。2年連続で「黒人のお母さん救済デー」(Black Mama's Bail Out Day)はできるだけ多くの黒人女性を保釈するための寄付を募っています。この取り組みは多くの都市で実施されており、米国の保釈金制度の不当性への関心を喚起しています。「新境地の南部人」(Southerners On New Ground)代表で、「黒人のお母さん救済デー」を組織したひとり、マリー・フックスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/5/11(Fri)
    記事番号: 
    4
  • ジーナ・ハスペルがCIA長官なら米政府は他国に拷問にゴーサインを出す

    ディック・チェイニー元副大統領は10日、米国政府は取り調べに拷問を用いる戦術を再開すべきだと主張しました。この発言の前日には、トランプ大統領がCIA長官に指名したジーナ・ハスペルが、CIAによる9/11同時多発テロ事以降の拘束した容疑者の扱いを「拷問」と呼ぶことを繰り返し拒否し、個人として拷問は不道徳であると考えているかどうかを表明するのを控えました。ハスペルの長官就任が承認されるかどうかは依然不透明です。共和党の二人の上院議員、すなわちケンタッキー州選出のランド・ポール議員とアリゾナ州選出のジョン・マケイン議員が指名に反対する声明を出したためです。ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)教授でTime in the Shadows: Confinement in Counterinsurgencies(『影の時間:ゲリラ鎮圧のための監禁』)の著者ラレフ・ハリリに話を聞きます。

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    2018/5/11(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ラレフ・ハリリ:パレスチナの「ガンジー」たちがイスラエルのアパルトヘイトに抗して毎日行進している

    7週間前から連続で、ガザ地区のパレスチナ人がイスラエル国境近くに結集して抗議を続けています。これは「帰還の大行進」( Great March of Return)と呼ばれる非暴力抗議運動の一環です。抗議運動が始まって以来、イスラエル軍は少なくとも47人のパレスチナ人を殺害し、7千人近くを負傷させています。抗議者は、来週のナクバ70周年記念にぶつけて大型デモを予定しています。ナクバは「大惨事」の日として知られ、イスラエル建国の戦乱の中で70万人のパレスチナ人が退避勧告に従い、あるいは強制退去により故郷を離れることを余儀なくされた事件を指します。引き続き、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)のラレフ・ハリリ教授と話します。彼女の多数の著作にはTime in the Shadows: Confinement in Counterinsurgencies(『影の時間:ゲリラ鎮圧のための監禁』)などがあります。

    dailynews date: 
    2018/5/11(Fri)
    記事番号: 
    2

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