デイリーニュース

  • 米最高裁判所 エクソン社バルディーズ号原油流出事故に対する賠償金を10分の1に減額

    米最高裁判所は今週、アメリカ企業社会にとっての大勝利となる判決を下しました。1989年、エクソン・モービル社が保有する原油タンカーのバルディーズ号がアラスカ沖で原油を流出させた事故で、同社が支払うべき損害賠償を大幅に減額したのです。アラスカ州地裁は当初、エクソン社に対して50億ドルの懲罰的損害賠償金を支払うよう求めましたが、第9巡回区控訴裁判所は2006年、その額を半分にする判決を下しました。今月25日水曜日、最高裁判所はさらに賞罰的損害賠償金を減額し、エクソンモービル社に5億ドルを支払うように命じました。賠償金額は、当初の10分の1になってしまったのです。
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    2008/6/26(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 原油価格がまた最高値を記録する中 エネルギーの新しい地政学を見てみる

    原油価格がまた最高値を記録しました。27日のアジア取引での価格は1バレル142ドル。石油輸出国機構(OPECの)議長がこの夏同170ドルまで行くかもしれないと発言した翌日のことです。一方でリビアは石油減産を発表して、産油国に対する訴追を検討している米国に揺さぶりをかけています。 Rising Powers, Shrinking Planet(『勃興する国々、沈降する惑星』)の著者マイケル・クレアとインデペンデント紙のアルン・グプタに話を聞きます。

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    2008/6/27(Fri)
    記事番号: 
    3
  • アディントンとユー 拷問に関する下院委員会で証言するも新事実なし

    連邦議会では下院小委員会でディック・チェイニー副大統領の首席補佐官であるデイビッド・アディントンと司法省の検事だったジョン・ユーの公聴会が行われました。アディントンもユーも現政権の拷問に関する政策方針を決めるのに重要な役目を担ったとされています。公聴会の重要部分を見ながら弁護士のスコット・ホートンとともに分析をしてみましょう。
    dailynews date: 
    2008/6/27(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 米最高裁 ワシントンDCの拳銃所持禁止法を違憲と判断

    6月26日、連邦最高裁が歴史的な裁断を下しました。個人が家庭内で銃弾を装填した拳銃を自衛のために所持する権利は、憲法修正第2条で保障されているとするものです。32年にわたって首都ワシントンDCでは拳銃所持を禁止した規制法がありましたが、最高裁はこれを5対4で違憲としました。最高裁が第2条に関してこのように重要な判断を示したのは1939年以降初めてのことです。ワシントンDC選出下院議員のエレノア・ホルムズ・ノートン(民主)に話を聞きましょう。

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    2008/6/27(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ACLU、民主党全国大会の警備予算開示を求めデンバー市を提訴

    今年8月に開催される民主党全国大会に向けての準備が進むデンバー市に対し、連邦政府は、大会警備に関連した予算として5000万ドルを拠出しました。デンバー市の発表では、設備購入に1800万ドルが費やされることになっていますが、多くの部分は依然、秘密のままです。これに対して、米国自由人権協会(ACLU)は訴訟を起こしました。コロラド州ACLUのマーク・シルバースタイン法務部長に話を聞きました。
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    2008/6/30(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 「テロ密告官」として訓練を受ける米国の警官や消防隊員、公益事業作業員

    コロラド州は、数百人の消防隊員、救急隊員、警官に対し、そして民間企業の従業員にさえも、幅広く定義された「不審な活動」の追跡および報告に関する訓練を実施している米国でも数少ない州の1つです。彼らは「テロ密告官」と呼ばれています。連邦政府が支援するこの計画では、「テロに関連した情報収集や、テロ計画の準備を行っていることを示唆するような活動」を監視するための訓練が提供されています。
    dailynews date: 
    2008/6/30(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 討論:米3州でアファーマティブ・アクションの是非を問う住民投票

    米カリフォルニア州の富豪で州立カリフォルニア大学評議員のワード・コネリーが推進した住民投票により、アファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)が今年11月をもって、米国の少なくともさらに3州で撤廃される可能性が出てきました。争点となっているのは、アリゾナ、コロラド、ネブラスカの3州です。アファーマティブ・アクションに反対する人々は、ミズーリ州とオクラホマ州でも活動を続けていましたが、住民投票を実施するための十分な署名を集めることができませんでした。コロラド州で公民権運動を行う「Colorado Civil Rights Initiative(コロラド公民権イニシアチブ)」のジェシカ・ペック・コリー事務局長と、アファーマティブ・アクションに反対の立場をとる「Coloradans for Equal Opportunity(機会平等のためのコロラド人)」のメリッサ・ハート代表とのディベートをお送りします。

    dailynews date: 
    2008/6/30(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 対イラン秘密作戦の大幅強化予算、米大統領要請を有力議員らが承認

    著名ジャーナリストのセイモア(シーモア)・ハーシュがニューヨーカー誌に発表した記事よると、米有力議員らは、ブッシュ大統領がイラン政権の不安定化を狙って前年要求していた、対イラン秘密作戦の大幅な強化に対する予算拠出を承認することで合意しました。この作戦は、ブッシュ大統領が「大統領認定(Presidential Finding)」に署名し、極秘で実行されていましたが、「大統領認定」は法律によって民主・共和両党の指導者らへの報告が義務づけられています。この計画では秘密作戦を使途とする4億ドルの予算拠出が認められており、イランの反政府組織の支援や同国の核開発に関する情報収集といった活動に使用されるとみられています。ハーシュがワシントンD.C.から番組に参加しました。
    dailynews date: 
    2008/6/30(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 獄中のジャーナリスト、ムミア・アブ・ジャマル、運命の口頭弁論が迫る

    フィラデルフィアでは、投獄中の元ブラックパンサー活動家ムミア・アブ・ジャマルの弁護士団が、運命の口頭弁論にむけた準備をしています。アブ・ジャマルが警察官殺害の罪で死刑判決を受けてから25年になりますが、白人陪審員が多数を占めたこの裁判は議論の的になってきました。木曜日、フィラデルフィア州の第3区巡回控訴裁判所は口頭弁論を開き、再審、執行猶予無しの懲役刑、あるいは死刑の判断を下します。支援者たち数百名が裁判所の周りの行進を予定しています。フィラデルフィア・トリビューン紙のリン・ワシントンとともに、最近獄中で録音したムミアの発言を聞きます。

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    2007/5/15(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ダルフール難民ダウード・イブラヒム・ハリ:史上最大の人道危機、スーダン・ダルフール地方での投獄経験について語る

    米政府により難民認定を受けたダルフール避難者は、過去4年間でたったの3人しかいません。ダウード・イブラヒム・ハリはそのうちの1人です。ダルフール北部の故郷で攻撃にあったダウードは、2003年スーダンを出国しました。避難民の数は数十万人に登りますが、その後ダウードのとった行動はほとんど前例のないものでした。彼はダルフールに戻ったのです。2006年の8月、ピュリツァー賞受賞のシカゴトリビューン紙記者の米国ジャーナリスト、ポール・サロペックと、運転手とともにダルフールに戻っていた彼は、35日間にわたってスーダン政府に拘束されました。拷問と死の恐怖にダウードは耐え続けました。3名は、国際社会の非難の高まりを受けて、ようやく解放されました。
    dailynews date: 
    2007/5/15(Tue)
    記事番号: 
    2

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