デイリーニュース

  • フリーダム・ライド開始から50年:新ドキュメンタリーが伝える 人種隔離バス制度に挑んだ1961年の歴史的運動

    ちょうど50年前の今日、1961年5月4日、黒人白人混成の学生グループがワシントンDCからの2台の公共バスに乗り込みました。2週間後にニューオリンズにまで辿り着こうという計画でした。当時、人種隔離制度に異議を唱えるのは命がけのことで、彼らは自らを「フリーダム・ライダーズ」と呼びました。オバマ大統領は2011年5月をフリーダム・ライド50周年記念として、それを称える宣言を行うとともに、公民権運動の時代に平等な権利を求めた彼らの苦闘を祝福するよう米国民に呼びかけています。昨年のサンダンス映画祭では、この放送でスタンリー・ネルソンに彼の新しいドキュメンタリー映画について話してもらいました。それは、この勇敢な学生たちに何が起きたのか、彼らがどのようにして何百人もの人々を鼓舞してフリーダムライドに合流させ、そして最終的に公共交通における人種差別を撤廃したかを物語る映画です。その映画でも取り上げられている2人のフリーダム・ライダー、ベルナール・ラフィエとジム・ツワーグのインタビューもお送りします。映画Freedom Riders(『フリーダム・ライダーズ』)は5月16日、米PBSの番組「アメリカン・エクスペリエンス」の枠で放送されます。

    dailynews date: 
    2011/5/4(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 元米軍尋問官が語る: 共和党の主張に反して「非道な」拷問はビンラディン発見を「遅らせた」

    オサマ・ビンラディンの死はグアンタナモ米軍基地などでの容疑者への拷問がアルカイダ指導者の追跡と殺害に有効だったのかどうかの議論に火をつけました。今回の任務成功は、ブッシュ政権下で物議を醸した非情な尋問手段が正しかった事を証明したと言う人もいます。イラクで米軍の上級尋問官だったマシュー・アレグザンダーに話を聞きます。「(ブッシュ時代の)こういう手法がオサマ・ビンラディンやその他多くのアルカイダ・メンバーを見つけるのを遅らせたと心底思う」とアレグザンダーは言います。「拷問や虐待に頼らなければ、もっとずっと早く彼を見つけられていたはずだと確信している」

    dailynews date: 
    2011/5/4(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「規範を超えた行為」: 米軍と多国籍軍 トリポリの施設空爆でカダフィの息子と3人の孫を殺害

    「家族の住居である複合施設を空爆しリビア指導者の子供たちを殺害することが、市民を守る事になるのか?これは国際的規範にも反している。指導者たちの子供たちや孫たちを追及すべきではない」と、テキサス大学教授でThe Limits of Humanitarian Intervention(『人道的介入の限界』)の著者であるアラン・クパーマンは言います。「これは規範を超えた行為であり、非戦闘員を保護するという目標には逆効果だと思います」

    dailynews date: 
    2011/5/3(Tue)
    記事番号: 
    3
  • カナダ下院総選挙 左派右派ともに成功を主張: 保守党が単独過半数を獲得する一方 左派寄りの新民主党も歴史的な躍進

    スティーブン・ハーパー首相率いる保守党は、カナダ下院総選挙で過半数を獲得し5年間の少数与党政府に終わりを告げました。ハーパーは、近年のカナダ史上最右派の政権と評される企業寄りの政策を継続することを宣言しました。しかし、今回の選挙では左寄りの新民主党も大躍進し、初の野党弟1党になるのに十分な議席を獲得しました。カナダ人の元外交官で新民主党の元党首のスティーブン・ルイスと、カナダ人の活動家で作家のジュディ・レビックから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/5/3(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 10年遅すぎる:民主党下院議員バーバラ・リー ビンラディン殺害をうけてアフガン戦争終結を呼びかける

    2001年9月、民主党下院議員のバーバラ・リーは上下両院議員の中でアフガニスタンでの武力行使承認決議に反対した唯一の議員でした。現在彼女は、米軍のアフガニスタンからの即時撤退と、議会による正式な宣戦布告なしに大統領が武力行使できる権限を撤回することを求めている中心的人物です。「アルカイダの指導者がいなくなった今、テロが起きる根本原因への真剣な対応と、アフガニスタンから撤退し始めることに我々の資源と戦略を向ける必要がある事を理解すべきです。」と、リーは言います。本日は映画製作者のロバート・グリーンウォルドにも、彼のRethink Afghanistan(『アフガニスタン再考』)キャンペーンについて話を聞き、またジャーナリストのアナンド・ゴパールにもアフガニスタンのカブールから報告してもらいます。

    dailynews date: 
    2011/5/3(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 元国務省高官が語る「ビンラディン殺害後もアフガニスタンへの5万人派兵は必要か?」

    イラクへの2度の視察を経験し、さらにワシントンD.C.の国務省で勤務後、マシュー・ホーはアフガニスタンで米国上級文民代表およびポリティカルアドバイザーになりました。マシューは5ヶ月前、アフガニスタン戦争に抗議して辞職しました。アフガニスタン戦争に抗議した米国高官の辞職の中で最高位です。ワシントンD.C.から出演したマシューと、オサマ・ビンラディンの死が戦争の終結を意味するのかについて話し合いました。「イスラマバードから北に車で1、2時間程の邸宅にウサマ・ビンラディンが隠れていたのだとしたら、なぜ私たちはこの2年間、アフガニスタンに5万人もの兵士を駐留させていたのか。国民全員が自らに問いかけるべきです」

    dailynews date: 
    2011/5/2(Mon)
    記事番号: 
    6
  • 元国防情報局分析官が語る:ビンラディンの死はアルカイダに大きな影響を与えない

    アフガニスタンだけではなく、米国はアラビア半島でもアルカイダと戦っています。オサマ・ビンラディンの死が与える影響について、イエメンの専門家で元米国防情報局分析官のジョシュア・ファウストに話を聞きました。「運用上の観点からみれば、オサマ・ビンラディンが、イエメン、ソマリアその他に地域に存在する各アルカイダのグループを厳しく統制しているということはありませんでした。つまり今回の出来事は、むしろ象徴的な勝利に留まるということになります」

    dailynews date: 
    2011/5/2(Mon)
    記事番号: 
    5
  • 「殺人者が別の殺人者を殺した」アラン・ネアンがオバマ政権によるビンラディン殺害を語る

    「ビンラディンは亡くなりましたが、世界は依然としてビンラディンたちの支配を受けています。人々は、正義がなされたと考え喜んでいますが、しかしこれは被害者たちによってもたらされた正義ではありません。一方の殺人者がもう一方の殺人者を殺害した、という話です」とアラン・ネアンは語りました。「こうした、無実の人々への殺害を止めるには、アメリカ人が立ち上がる必要があります。エルサルバドルの大司教オスカー・ロメロのような存在が、アメリカにも必要なのです」

    dailynews date: 
    2011/5/2(Mon)
    記事番号: 
    4
  • パキスタン政府はビンラディンの隠れ家を知っていたのか?

    「ビンラディンがこの7、8年の間に、パキスタンの当局に知られることなくトラボラから(今回殺害された場所である)あの邸宅へ移動したというのは、現実にありえない事のように聞こえます」とパキスタン出身のジャーナリストで、アボタバードにて取材を続けているモシャラフ・ザイディは語りました。「さらに信じがたいのは、米軍の武装ヘリコプターがパキスタン側に気づかれず国内に入ることができたということです」。パキスタン出身の作家タリク・アリは、どうすれば、パキスタンの陸軍士官学校からほんの1マイル程に位置する要塞化された邸宅で、ビンラディンが生活することが可能だったか、と問いかけます。

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    2011/5/2(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 9.11で死亡した警察官の母「平和が達成され、暴力の連鎖が止むことを望む」

    ニューヨーク市警のモハメド・サルマン・ハムダニは、9月11日、世界貿易センタービルへ生存者の救助に向かい、亡くなりました。彼の勇敢さは米国愛国者法でも言及されていますが、しかしイスラム系の移民であった事から当時のニューヨークポスト紙やその他のメディアは、当初彼を容疑者として報道しました。こうした報道は、ハムダニのDNAが発見されるまで続いたのです。「平和な明日を求める9・11犠牲者家族会」のメンバーでもあるハムダニの母親に、今回のオサマ・ビンラディンの殺害について話を聞きました。

    dailynews date: 
    2011/5/2(Mon)
    記事番号: 
    2

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