デイリーニュース

  • ガザ支援船団に参加の米国船 脅迫と破壊活動リスクを押してギリシャを出航 

    米国旗を掲げた船「大いなる希望」(The Audacity of Hope)が本日、ギリシャを離れてガザに向かいました。しかし10隻からなるガザ支援船団「フリーダム・フロッティラ」の運命はわからないままです。少なくともうち1隻が破壊活動によって船団を離脱しました。もう1隻はいまだ修理が終わっていません。10隻は今週すでに出港しているはずでしたが、財政危機と緊縮財政策に民衆暴動の起きているギリシャ政府が国際的な圧力を受けて出港を阻止したのです。6月28日には、イスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相が、イスラエルはガザへの武器「密輸の試みを阻止するすべての権利」の1つとして、この船団を制止する権利を持っていると話しました。デモクラシー・ナウ!のプロデューサー、アーロン・マテとビデオ撮影家ハニ・マスードがギリシャにいて「大いなる希望」の旅を取材しています。この航海計画が公表された30日にもその場にいて、乗船している作家アリス・ウォーカーやホロコースト生存者ヘディ・エプスタインらに話を聞いています。

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    2011/7/1(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 気候が招くカオス 地球温暖化が世界的な武力衝突を引き起こす仕組みを明らかにする新刊書

    テキサスからソマリアまで、異常気象は、気候戦争の新時代の到来を暗示している可能性があります。6月も、ネブラスカ州で2箇所の原子力発電所施設が、大規模な洪水のために閉鎖されました。ニューメキシコ州では、ロスアラモスにある米国最大の核兵器研究所が、制御不能な森林火災により脅威を受けています。そんな中、国連は、「アフリカの角」地帯が、60年来最悪の干ばつに直面し、ジブチ、エチオピア、ケニア、ソマリア、ウガンダで1000万人以上に影響が及ぶと警告しています。数々の賞に輝くジャーナリストで、新著の中で地球温暖化は、社会的・環境的大災害を導くと論じているクリスチャン・パレンティに、話を聞きます。「(歴史的にただでさえ過酷な状況だったところへ) 気候変動による気象現象、東アフリカで起きている洪水を伴った干ばつのような異常気象が加わるのです。気候変動は、大変多くの場合、単なる悪天候ではなく、民族的な暴力や、宗教的な暴力、無法収奪行為、内戦の様相を呈します」とパランティは語ります。

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    2011/6/30(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 生中継 ガザ船団の米船に乗船中のユダヤ人ホロコースト生存者

    デモクラシー・ナウ!のプロデューサー、アーロン・マテと86歳のユダヤ人ホロコースト生存者のヘディ・エプスタインは、アテネの港に停泊中の、米国旗を掲げた米船「大いなる希望」の船上で、ガザに向けての出港を待っています。この船は、ほかの9隻とともに支援船団に参加し、イスラエルによるパレスチナの海上封鎖に挑戦します。なぜガザに行こうとするのかという質問に、エプスタインは、「私は世界のどこにだっていかれるのに、なぜ、ガザには行かれないの? 私がそこに行くのを、イスラエルが望まないから? だからって、私がそこに行かない理由にはなりません」と答えました。

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    2011/6/30(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「我々は非暴力に徹する」 イスラエルと米国がもくろむガザ自由船団の阻止を糾弾 

    船の破壊工作と、イスラエル軍からの脅威に加えて、支援船団の米国の旗艦「大いなる希望」に乗船してガザに向かう米国市民たちは、自国政府というもうひとつの障害にも対処しなければなりません。米国務省は、米国の乗客たちに、船団に参加すれば「罰金と投獄」を課される可能性があると警告しており、ヒラリー・クリントン国務長官は、イスラエルの実力行使に青信号を出したと見られています。6月第3週、クリントンは、船団がイスラエル領海内に入り、イスラエルの自衛権が発動されるような状況を作り出せば、それは実力行使の挑発であると述べました。ほんの1年前、イスラエル軍が、ガザへ向かう1回目の船団を急襲し乗船者9人を殺害ましたが、また暴力の脅威が生じています。今回の米船の乗船者は実に多彩で、子供のいる人、孫のいる人、若者、弁護士、医師、看護師、ソーシャルワーカー、平和活動家などが乗っています。ナチのホロコーストのユダヤ人生存者で87歳のヘディ・エプスタイン、高名な作家・詩人・活動家でピュリッツア賞受賞作品『カラー・パープル』の作家、アリス・ウォーカーもその一人です。

    dailynews date: 
    2011/6/30(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ガザ支援船団の米船「大いなる希望」号を独占取材 船団の2隻が破壊工作で被害

    ガザ地区に向かう支援船団の主催者の話によると、また別の船が破壊工作で破損しました。トルコに停泊中のアイルランドの船のエンジンがひどい損傷を受け、航海中に沈没し乗客の命が失われた可能性もあったと報告されています。これは、アテネ近郊の港に入港していたギリシャ=スウェーデンの船への損傷に続く、破壊工作の標的となった少なくとも今週2番目の船団船になりました。活動家たちは、イスラエルがこの破壊活動の糸を引いていると非難していますが、直接の証拠はありません。イスラエル政府は船団の出航を止めようと試みており、もし出航すれば、捕獲すると断言しています。エルサレムポスト紙は、イスラエル高官が語った「彼らがアテネでかけずりまわっていてくれればくれるほど、イスラエルには好都合」という言葉を報道しています。10隻から成る船団の船のひとつは、米国を基地とする船で、オバマ大統領のベストセラー本の題をとり「大いなる希望」( The Audacity of Hope)と名付けられています。少なくとも36人の米国市民が、ガザの人々に宛てた米国人の手紙を携えて、乗船しています。デモクラシー・ナウ!のプロデューサーのアーロン・マテとビデオ映像家のハニ・マスードがギリシャで「大いなる希望」の旅を取材しています。

    dailynews date: 
    2011/6/30(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ジャーナリスト殺害の調査が示すパキスタン情報部の影

    アジア・タイムズの記者サイド・サリーム・シャハザドの殺害事件の捜査へ稀な審査がパキスタンで始まりました。シャハザドは5月にイスラマバードの自宅近くで拉致され、2日後に遺体で発見されました。遺体には拷問のあとがありました。彼はパキスタン情報部に脅迫されていると明かしており、カラチの海軍基地への武装集団の攻撃に関するスクープを出したばかりでした。それはパキスタンの海軍幹部とアルカイダのつながりを示すものでした。シャハザドはまたInside Al-Qaeda and the Taliban: Beyond bin Laden and 9/11(『アルカイダとタリバンの内側:ビン・ラーデンと9.11を超えて』)の著者でもありました。彼の殺害はただちに同国の治安部隊の関与への疑惑を浮き上がらせ、パキスタンの報道の自由に疑問を投げかけました。シャハザド殺害直後から人権団体ヒューマンライツ・ウォッチはパキスタン政府が彼の殺害に関する独立捜査を行うべきこと、またパキスタン軍の統合情報局(ISI)によるその他の深刻な人権蹂躙の告発も調査すべきだと訴えました。

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    2011/6/29(Wed)
    記事番号: 
    4
  • エジプトでまた激しい街頭衝突 民衆蜂起で殺された人たちの家族が正義を求める中

    エジプトではタハリール広場で600人近くが負傷するという衝突がありました。治安部隊が抗議の大集団に向けて夜を徹して催涙ガスやゴム弾で攻撃したためです。緊張が高まったのは、ホスニ・ムバラク元大統領を追い落とした18日間の民衆蜂起の間に命を落とした1000人近い人々に対する、説明責任や正当な司法手続きが不在であることに民衆の不満が爆発したからです。現在も続く衝突で攻撃されている人々の多くはそうした民衆蜂起で殺害された人々の遺族たちです。デモクラシー・ナウ!のシャリフ・アブデル・クドウスがカイロから話をしてくれます。

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    2011/6/29(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ギリシャ議会 400億ドルの財政再建法案を承認:これが景気後退を悪化させるとの見方も

    ユーロ圏における初めての債務不履行を回避するため、巨額の緊急救済支援を受けるための条件として、ギリシャ議会は歳出削減、増税、民営化を含む400億ドルの財政再建法案を承認しようとしています【訳注:現時点ではすでに可決】。欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)はこの新財政再建法案が成立しなければ、7月半ばに期限が迫るギリシャの債務を返済するための120億ユーロの緊急融資を行わないと発表していました。一方、フランスの財務大臣クリスティーヌ・ラガルドがIMFの専務理事に任命されました。彼女は米国、ヨーロッパの他、中国、インド、ブラジルなどを含む重要な新興市場国からも支持されました。この職に就く最初の女性として、彼女の5年の任期は7月5日からスタートします。就任後の最初の公的コメントとして、彼女はギリシャの政治家たちがこの債務不履行を避けるために1つになるべきだと訴えました。経済と政策リサーチセンター(Center for Economic and Policy Research)のエコノミストで共同代表のマーク・ワイズブロットに登場してもらいます。「債務不履行は、将来いずれ起こるでしょう。だから、いま不履行を起こし、これらの条件を拒否することだって出来たのです」とワイズブロットは言います。

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    2011/6/29(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ギリシャ ゼネストの内側:一括予算削減に数千人が抗議 アテネからのビデオリポート

    ギリシャではゼネストが行なわれ数万人が街に繰り出して抗議する中、この放送が開始された頃には、議会は新規の財政再建法案を採決に持ち込み、その後、これを承認してしまいました。アテネの議事堂を取り囲む抗議の群集を解散させようと、治安警察は催涙ガスや発煙弾、爆音手榴弾を一斉に撃ち込みました。混乱の衝突は28日に警察が議事堂に隣接するシンタグマ広場を急襲したことで始まりました。同広場ではここ1カ月以上、抗議のデモの人々が野営をしていたのです。デモクラシー・ナウ!のプロデューサーであるアーロン・マテとハニー・マスードの2人は、ちょうど混乱が始まった頃、その現場に居合わせ、広場からの退去を拒否する多くのデモの人たちに話を聞きました。「やつらは我々のこの国を売ろうとしているんだ」とある1人は言いました。「やつらは我々の国家の威厳も……憲法までも……売り渡そうとしている」と。別の1人も「私たちには世界中の労働者階級の人々、若者たちからの連帯が必要だ。この予算削減、抗議への攻撃、そしてこの緊縮財政策を止める道はただ1つ、戦うことだ。これには、ストライキ、デモ、あちこちの広場の占拠、そして世界中の様々な運動との連携、全てが含まれる。」

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    2011/6/29(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「外部の人々が必要」 救助船乗船の高名な米国人作家がイスラエルによる海上封鎖に直面

    6月第4週に人道援助でガザへ航行しようとしている国際活動家団体へのイスラエルによる脅しが続いています。イスラエル外相アビグドル・リーバーマンは、10隻の船団の乗船者らは「対立と流血」を求めていると述べました。イスラエル軍は2010年、ガザに向かっていたマビ・マルマラ号の9人の乗船者を殺害しました。一方、活動家らはガザに向かう予定だった10隻がギリシャの港で妨害にあったと述べています。妨害者は、スウェーデン、ノルウェイ、ギリシャの活動家らが共同で使っている船のプロペラ軸を切断したと伝えられています。活動家らは、この船はまもなく修復されガザへ向かう予定だと言います。ギリシャからガザへ向かおうとしている船の一つに“大いなる希望”号があります。この船は、ガザ住人への手紙を持った米国市民を最大50人まで乗船させることになっています。乗船者の一人は、高名な作家、詩人、活動家のアリス・ウォーカーです。彼女はピュリツァー賞フィクション部門を受賞した『カラーパープル』をはじめ、多くの本を書いています。ウォーカーは6月27日、ギリシャの首都アテネで行われたフリーダム・フロッティラの記者会見で話しました。「私はガザに行きます。なぜなら米国政府はガザの人々について理解し心を砕くことができないからです。さらに悪いことには、政府は米国自身の歴史に無知なのです。

    dailynews date: 
    2011/6/28(Tue)
    記事番号: 
    3

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