デイリーニュース

  • クリントン財団:カトリーナでに有毒性がわかった粗悪な移動住宅をハイチに送ったことで非難される

    ネイション誌の新たな暴露記事は、クリントン財団が地震後のハイチに仮設教室およびハリケーンの避難所として寄付した移動住宅が、カビと粗悪な構造という問題を抱えていることを明らかにしています。少なくとも一軒では、大気質テストによって、ホルムアルデヒドが憂慮すべきレベルにあることがわかりました。これらの移動住宅は、ハリケーン・カトリーナで家を失った人々にホルムアルデヒドで汚染された移動住宅を提供したことで訴えられている企業によって作られたものでした。この記事を書いたジャーナリストのイザベル・マクドナルドとイザボー・ドゥーセに話を聞きます。「ハイチ再建において責任と透明性を保証するべき暫定ハイチ復興委員会によって承認された正に最初のプロジェクトで、このようなことがまかり通って、ビル・クリントン自身がそれに手を染めているなら、ハイチの復興の取り組みについてどう考えればいいのでしょう」とマクドナルドは言います。「クリントンは同委員会の共同議長であり、本来ならハイチがより良い方向に復興することを請け合うべきなのです」。

    dailynews date: 
    2011/7/12(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 討論:ヒューマン・ライツ・ウォッチ 拷問に関しブッシュ政権関係者への審判を要請

    人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ (HRW)は、米政府に対し、ジョージ・W・ブッシュ前大統領とその政府高官による拷問犯罪疑惑について広範な犯罪捜査を始めることを求める新たな報告書を発表しました。この報告書は、CIA監督下における抑留者取り調べ中の拷問、虐待、殺人疑惑について司法省が調査すると述べた直後に発表されました。司法省は7月初め、イラクのアブグレイブ刑務所で死亡した一人を含む調査中の101件のうち、囚人2人のみの死亡について全面的な犯罪捜査を始めることを発表しました。HRWの代表ケネス・ロスと、ルイジアナ州立大学ロー・スクールの名誉教授ジョン・ベーカーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/7/12(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 債務詰まり:オバマは社会保障とメディケアを削減するのか?

    オバマ大統領は、8月2日の期限前に議会が連邦債務の上限を引き上げられることを可能にする妥協予算協議をまとめようとしていますが、その際、共和党への譲歩としてメディケア(低所得者のための医療保険制度)と社会保障の資金削減を持ち出す可能性があります。民主党議員は、いかなる社会保障の削減も認めないと言っていますが、間接的な別の手を使って削減が達成される恐れがあります。年金給付額は、消費者物価指数(CPI)によって決まります。それによって、生活費給付額を計算するのです。オバマと民主党トップらは、CPIを調整する可能性を捨てておらず、これは事実上、社会保障受領者の削減につながります。同問題について詳細を討議するために、アリゾナ州選出の民主党下院議員で、下院革新議員団の共同議長であるラウル・グリハルバに話を聞きます。同議員団は、オバマ大統領に対し、財政赤字のいかなる協議においても社会保障とメディケアを守ることを求める文書を送りました。「この問題は財政政策とは何の関係もないのです」とグリハルバは言います。「これは、社会福祉や国内事業、そしてこれらをいかに解体除去するかに関する社会的立場と関係があるのです。これが課題です。アメリカ国民はこれをまやかしと見ていると思います」。

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    2011/7/12(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 特別番組:デイビッド・ハウスがブラッドリー・マニング、ウィキリークス大陪審、そして米国政府の監視を語る

    内部告発サイト「ウィキリークス」編集長のジュリアン・アサンジに対してロンドンで行われる身柄引き渡し審理の直前に、番組ではブラッドリー・マニング支持ネットワークの共同創設者デイビッド・ハウスに話を聞く特別番組をお送りします。米陸軍上等兵であるマニングは、米軍の機密文書をウィキリークスに提供したとして拘束されました。ハウスは先月、ヴァージニア州のアレクサンドリアで開かれたウィキリークスと米外交公電機密書類の公開をめぐる大陪審で、証言を拒否しました。デモクラシー・ナウ!では、ロンドンのフロントラインクラブにて、ハウスにウィキリークスの意義や、ブラッドリー・マニング支持ネットワークの設立をどのように支援したのかについて、また、マニングとのバージニア州のクアンティコ海兵隊基地の訪問や、ハウスと協力者たちが受けた連邦当局による監視、そして大陪審への出廷について話を聞きました。「ペンタゴン・ペーパーズをめぐる捜査を思い起こさせるものです。リチャード・ニクソン(の司法省)は40年前、ニューヨーク・タイムズ紙に対する情報工作活動をめぐって編み出された対策を利用して、報道の自由を抑えこみ政治的に規制しようとした。現在のウィキリークス問題は、オバマ政権の司法省に過去と同じ画策を可能にさせるもので、メディアを政治的に規制する格好の機会を与えるものだと感じます」

    dailynews date: 
    2011/7/11(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 債務論議で医療・社会保障が脅かされる中 米国の戦争費用は4兆ドルに上るという調査結果

    債務上限引き上げ交渉の一環として、ホワイトハウスは今後10年間で財政赤字を4兆ドル以上削減する提案を行いました。これは先にオバマ大統領が提案していた額の2倍にあたります。ワシントンでの論議の多くは、税制、社会保障、メディケア(高齢者医療保険)に集中し、海外での米国の戦争費用が膨らみ続けていることは、ほとんど注目されていません。ブラウン大学の新しい報告書によると、イラク、アフガニスタン、パキスタンでの米国の戦争の本当の経費は、ブッシュあるいはオバマ政権が認めてきた額をはるかに上回る、約4兆ドルに達する見込みです。この報告書の作成者たちは、この戦争はほとんどすべてを借金でまかなってきたため、金利だけですでに1850億ドルが支払われ、2020年までには、さらに1兆ドルが利払いだけで発生することを明らかにしました。Costs of War Project(戦争費用プロジェクト)の共同ディレクターでボストン大学の政治学教授、ネーター・クロフォードに話を聞きます。

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    2011/7/8(Fri)
    記事番号: 
    4
  • エジプト市民 ムバラク退陣後 最大の抗議でタハリール広場を埋める

    カイロのタハリール広場に数十万のエジプト人が集結しており、ホスニ・ムバラク元大統領を引きずり下ろした蜂起以来、最大のデモになりそうです。あれから5カ月がたちましたが、約束された改革はほとんど進んでいないと人々は言います。4日にはスエズで、デモ参加者を殺害した罪に問われていた7人の警官の釈放を裁判所が命じたことをきっかけに、暴動に火がつきました。5日には、裁判所は、汚職容疑を受けていた3人の元大臣に無罪判決を言い渡しました。タハヒール広場から、デモクラシー・ナウ!の通信員シャリフ・アブドゥル・クドゥースが最新情報を生中継します。「革命が人々の足下から盗まれていっている感じが、しています」とクドゥースは語ります。

    dailynews date: 
    2011/7/8(Fri)
    記事番号: 
    3
  • メディアの多様性に軍配: メディア所有権規制の緩和に動くFCCを裁判所が阻止

    ルパート・マードックのニューズ・コーポレーションのような単一の企業が、単一の市場で新聞社と放送局の両方を同時に所有することを容易にするFCC(連邦通信委員会)の規制の一部を、連邦控訴裁判所が破棄しました。メディア所有の規則を緩和しようとする同委員会の試みを控訴裁判所が阻止したのは、この裁定で2度目にあたります。前回FCCの所有規制緩和阻止のために訴追を行ったプロメテウス・ラジオ・プロジェクトの政策ディレクターであるブランディ・ドイルに話を聞きます。「メディアの集中で特にひどい影響を受けるのは、メディア制度の中で歴史的に権利を奪われてきた、女性、有色人種、労働者、貧困層など、米国のメディアに声が反映されてこなかった人々です」と、ドイルは語ります。

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    2011/7/8(Fri)
    記事番号: 
    2
  • メディア王ルパート・マードック 盗聴スキャンダル渦中の英国の人気紙を廃刊

    ルパート・マードックのメディア帝国が、スキャンダルの拡大に巻き込まれています。英国の系列紙の記者たちが警官を買収して記事のネタを得たうえ、数千人のボイスメールに不法侵入し、児童殺人事件の被害者から英国の戦死者の遺族にいたるまでを盗聴していたことが新たに発覚したからです。マードックは7日、スキャンダルの渦中にある「ニュース・オブ・ザ・ワールド」紙の廃刊を決め、英国に衝撃を与えました。このタブロイド紙は1843年に創刊され、英国最大の売り上げを誇る日曜紙ですが、今週末で最終号になります。同紙の元記者アンディ・クールソンが、本日、贈賄および盗聴の容疑で逮捕されました。クールソンは今年1月までデイビッド・キャメロン英国首相の主席報道官を務めた人物です。一方マードックは、テレビ放送網BスカイBを120億ドルで買収する計画は、何とか成功させたいと思っています。ところが今日、英国の文化相が、進行中のスキャンダルのため、スカイの交渉を延期するとの決定を発表しました。このスキャンダルについてコロンビア・ジャーナリズム・レビュー誌に執筆しているライアン・チッタムに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/7/8(Fri)
    記事番号: 
    1
  • テキサス州 ホワイトハウスの制止を押し切り 領事に連絡する権利を無視されたメキシコ人の処刑を予定

    オバマ政権は 米国が国際的義務違反を問われる可能性があるとし、7日に予定されているメキシコ国籍の囚人の処刑を延期するようテキサス州に求めています。フンベルト・レアル・ガルシアは1994年に起きた、16歳の少女、アドリア・サウセイダの誘拐、レイプ、殺人事件で処刑される予定です。逮捕後、レアルは裁判所が任命した弁護士をあてがわれましたが、国連の「領事関係に関するウィーン条約」の下で義務づけられている、メキシコ領事館に連絡する権利を知らされませんでした。レアルの家族はいまも彼の無実を主張しており、弁護側は裁判所が認定した弁護士による不適切な助言のため、裁判は適正なものではなかったと語っています。テキサス州知事リック・ペリー、あるいは米最高裁判所による土壇場での法執行停止がなければ、レアルは午後6時に処刑される予定です。フンベルト・レアルの弁護士、サンドラ・バブコックの話を聞きます。

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    2011/7/7(Thu)
    記事番号: 
    3
  • エクソンのイエローストーン川への原油流出続くなか  オバマはカナダからテキサスへの新パイプラインを討議

    石油巨大企業エクソンモービルは1日、同社の石油パイプラインのひとつが破裂し、モンタナ州のイエローストーン川に4万2千ガロンの原油が漏出した後の清掃作業に関し、高まる批判に直面しています。同社は当初、被害は川の10マイルにしか影響を及ぼさないと語り、事故を軽く見せようとしましたが、州政府担当者の話では、石油はすでにノースダコタ州境に近い240マイルにまで広がっています。この流出は、オバマ政権が「キーストーンXL」と呼ばれる、カナダのアルバータからメキシコ湾まで、腐食性タールサンドから取り出した原油を運ぶ新しい大規模パイプラインの検討を行っているさなかに起きました。このパイプラインは、イエローストーン川だけでなく米国最大の真水の帯水層であるオガララ帯水層も横切ります。イエローストーン川流域に住み、医師 に急性炭化水素暴露症と診断され短期間入院した、家族経営農家のアレクシス・ボノゴフスキーに話を聞きます。また 民間団体、天然資源保護協議会(NRDC)のアンソニー・スウィフトも参加します。

    dailynews date: 
    2011/7/7(Thu)
    記事番号: 
    2

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