デイリーニュース

  • 国連報告草案 コンゴで大量虐殺をしたとしてルワンダ軍を非難

    国連は、ルワンダがコンゴ民主共和国内に侵入して行った行為は戦争犯罪であり、さらにはジェノサイドであった可能性さえあるという衝撃的な報告書を準備しています。漏洩した国連人権高等弁務官の報告書草稿によれば、1994年のルワンダでの大虐殺の後、ツチ族率いるルワンダ軍とそれと同盟した反乱軍は、コンゴ内で数十万のフツ人を殺害したとされています。
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    dailynews date: 
    2010/8/31(Tue)
    記事番号: 
    1
  • チリの教育改革の失敗でハンスト 数千人の学生が抗議

    チリ全国で、包括的な教育改革を要求して、数万人の学生が数週間にわたる抗議行動を行っています。学生たちは、彼らの要求に応えることができないセバスティアン・ピニェラ大統領に業を煮やしています。先週は、港湾都市アントファガスタの高校生が、首都サンチャゴで学生たちによって呼びかけられていたハンストに加わりました。彼らは、長いことチリの学生を借金地獄に陥れてきた、教育の民営化をやめるよう要求しています。サンチャゴにいるチリの政治学者パトリシオ・ナヴィアに話を聞きます。ナヴィアはニューヨーク大学のラテンアメリカおよびカリブ研究センターおよび、サンチャゴのディエゴ・ポルタレス大学で教鞭を執っており、チリのラ・テルセラ紙に定期的に執筆しています。

    dailynews date: 
    2011/8/4(Thu)
    記事番号: 
    4
  • カイロからのビデオレポート:殺人と汚職をめぐるムバラク裁判に沸くエジプト

    エジプトでは、ホスニ・ムバラク前大統領の裁判が8月15日まで休廷になりました。3日、ムバラクは、2人の息子ガマールとアラアとともに、初めて公判に出廷しました。ムバラクはカイロの法廷に、病院のストレッチャーに乗って運ばれました。ムバラクは、不当利益行為、イスラエルの天然ガス輸出などの非合法のビジネス取引、革命期間中のデモ参加者の非合法殺害など、自らに科されている告発をすべて否定しました。デモクラシー・ナウ!の通信員 アブデゥル・クドゥースが、裁判所の外で、裁判を見守るために集まった群衆の様子を取材しました。革命の犠牲者のために、裁きが行われることに大勢の人々が、安堵の声をあげています。ビデオ撮影家のニコル・サラザーの協力に感謝します。

    dailynews date: 
    2011/8/4(Thu)
    記事番号: 
    3
  • グアテマラの兵士ら 1982年の虐殺関与で懲役6060年の判決

    2日、グアテマラの裁判所は、悪名高い虐殺への初の有罪判決をくだしました。1982 年にグアテマラの兵士がラス・ドス・エレス村を襲撃し、多くの女性と子供、老人を含む200人以上を殺害しました。殺された人々は、暴行を受けた後に、射殺あるいは棍棒で撲殺された末、井戸に投げ込まれました。グアテマラの判事は、被害者1人につき懲役30年を科した結果、ドス・エレス襲撃を実行した兵士4人に、それぞれ6060年の懲役刑を宣告しました。裁判所はまた、兵士たちは人権に対する犯罪でも有罪であるとし、判決にさらに30年を加算しました。これは、1980年代と1990年代に20万人以上が殺される、あるいは失踪した事件に関与した人々が、何の刑事責任も問われていないという現状を終わらせるプロセスの最近の動きといえます。しかしながら、人権団体は、現在グアテマラで有力な大統領候補となっているオットー・ペレス・モリナ将軍が1980年代の拷問と大量虐殺に直接に関与しており、もし当選すれば、審理中の裁判を妨害する可能性があると主張しています。 ライツ・アクション(Rights Action)の共同代表者、アニー・バード、そして、米州人権委員会でドス・エレス虐殺事件について審問した特別判事のロモン・カデナに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/8/4(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 米債務問題交渉のメディケア、社会保障、学費支援削減でもっとも痛手を被るのは女性

    女性の権利を擁護している大手の団体によると、今週、ホワイトハウスと議会が合意に達した債務上限引き上げ法は、女性の健全な生活に重大な打撃を及ぼしかねません。この交渉の結果、家族計画診療所、フードスタンプ、大学の学費支援、児童保護など、主に女性のためにサービスを提供し、女性の雇用を創り出してきたプログラムが、1兆ドルにおよぶ削減の対象とされる可能性があります。米国最大の女性団体である、全米女性機構 (NOW)は、オバマに「保守派と茶会党活動家に対抗して立ち上がり、 米国でもっとも痛手を受けやすい人々、すなわち女性、特に有色人種の女性を支えて、連邦予算の均衡化に抵抗するよう」要求してきました。NOWの会長のテリー・オニールに、債務問題交渉について、そしてその交渉過程に女性がほとんど参加していなかったという実情について話してもらいます。また、自己負担なしで避妊費用を保障することを保険会社に求めた新しい連邦ガイドライン(宗教関係団体によっては免除可)についても検証します。

    dailynews date: 
    2011/8/4(Thu)
    記事番号: 
    1
  • シャリフ・アブドゥル・クドゥース ムバラク裁判開始は「エジプトの歴史の画期的瞬間

    デモクラシー・ナウ!の特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースは今日、エジプトの前大統領ホスニ・ムバラクが初公判のために初めて法廷に姿を現すということで、カイロにいました。罪状は不正蓄財と、彼の統治を終わらせた民衆蜂起において抗議の民衆を殺害した殺人罪です。第2回公判は8月15日です。「これはこの革命とエジプトの歴史にとって画期的な瞬間です」とシャリフは言います。

    dailynews date: 
    2011/8/3(Wed)
    記事番号: 
    5
  • イスラエルで拡大する格差に数千人が抗議 しかし占領問題やパレスチナ人の権利は盛り込まれず

    イスラエルでは生活費の高騰や収入格差の拡大への抗議行動が全国的に行われています。イスラエル全土で40以上もの野営地を設営し、12万人もの人々がそこに集まって税金の低減や教育の提供および住宅供給の機会増加を訴えています。エルサレムでは15000人ほどがベンジャミン・ネタニヤフ首相公邸前に集まりました。テルアビブに飛んでディミ・ライダーに話を聞きます。彼はイスラエル人ジャーナリストで972マガジン誌の共同編集人です。「イスラエルで起きていることはまさに革命と呼んでもいいものです」とライダーは言います。「左翼も右翼もパレスチナ系イスラエル人もユダヤ系イスラエル人もウルトラオーソドックスと呼ばれる超保守派ユダヤ教正統派もLGBT(性的少数者)活動家もみんないっしょになって共通するある問題に関して抗議をしています……。そしてその問題提起には占領問題への抗議が抜けています。でも、それはある意味、組織委員会の戦略的な選択なのです。」

    dailynews date: 
    2011/8/3(Wed)
    記事番号: 
    4
  • シリア軍がハマで市民を攻撃 国連安保理は非難決議でもたつく

    抵抗をやめないハマの市中心部に向けてシリア軍が進攻しています。すでに推計140人の市民が殺害されたとされる攻撃は今も続いています。住民たちは3日朝にいくつか爆発が起き、同市内に戦車の車列が入っていくのを見たと言っています。米統合参謀本部議長のマイク・マレン司令官は2日、シリアの暴力が直ちに終息することを求めましたが、そのための米国の直接関与はないだろうと述べました。国連安全保障理事会も2日にこの危機を協議しましたが、合意には至りませんでした。外国メディアや監視団はシリアから排除されています。ヒューマンライツ・ウォッチのシリア・レバノン上級調査員で、ベイルートを拠点として活動しているナディム・フーリーに話を聞きましょう。「いまは安保理の強力な決議が必要な段階です」とフーリーは言います。「(しかし)軍事的な支援が欲しいとは思っていません。シリアの人たちはいかなる形でも軍事的介入を見たいとは思っていないのです。それは状況を悪化させるだけだと思っています」。その代わり、フーリーはシリアに独立監視団とジャーナリスト、国連の事実調査委員会の受け入れを求めています。

    dailynews date: 
    2011/8/3(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 経済学者ディーン・ベイカー 赤字「スーパー委員会」からの「とんでもない愚策か物別れ」を予測

    オバマ大統領は財政赤字に関する合意を「重要な最初のステップ」として歓迎し、包括的な赤字削減計画を立てるよう、民主・共和両党に協働を求めました。この合意には富裕層からの新しい税収入も停滞する経済への追加刺激策も含まれていませんが、1.5兆ドルの赤字削減策を探るため、議員12人から成る共同委員会の創設が規定されています。この委員会は45日以内に最初の会議を行うと定められているため、凄まじいロビー活動が始まるだろうことが予想されます。詳細について、この計画に反対票を投じたメリーランド州選出の民主党下院議員ドナ・エドワーズと、経済・政策リサーチセンター(Center for Economic and Policy Research)の共同理事長で経済学者のディーン・ベイカーに話を聞きます。

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    2011/8/3(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ドナ・エドワーズ下院議員 債務上限引き上げ法に反対投票の理由 「将来に禍根を残す」

    オバマ大統領が米政府の債務上限を引き上げる法案に署名して同法は成立し、米国債の債務不履行(デフォルト)は期限当日になって回避されました。この2.1兆ドルの財政赤字削減案は2日、最後のハードルをクリアして上院で賛成74反対26で可決されました。民主党からは6人、共和党から19人が反対票を投じました。革新議員団と黒人議員団(Progressive Caucus and the Congressional Black Caucus)のメンバーは国内支出が大幅に削減されたことや富裕層への増税が含まれていないことを理由にこの案に反対しました。メリーランド州選出の民主党下院議員ドナ・エドワーズも反対票を投じた1人です。彼女は自身の失望をツイッターで次のように表明しました。「百万億万長者からは何も取らず、法人税も逃げ道たくさん。犠牲になるのは貧困層中間層だけ? 痛みを分かち合う、バランスをとった? ホント?」。エドワーズ議員になぜ反対したのかを話してもらいます。

    dailynews date: 
    2011/8/3(Wed)
    記事番号: 
    1

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