デイリーニュース

  • 「オークランドを占拠せよ」 :警官隊が催涙ガスや閃光弾を使用、400人以上逮捕

    警察は「オークランドを占拠せよ」デモの参加者やジャーナリスト400人以上を逮捕しました。これは去年から始まった全国規模の占拠運動の中でも最大規模の大量逮捕です。28日、デモ参加者が空き屋をコミュニティー・センターとして利用しようとした時、目撃者によると、警官は催涙ガス、ビーンバッグ弾、閃光弾を使った模様です。数時間後、警察はデモ参加者が市庁舎に侵入しようとしたと発表。しかし、デモ参加者は市庁舎への扉が少し空いていたのを見つけたと主張しています。地元の独立放送局KPFAのジョン・ハミルトンによって撮影されたオークランドの映像をお届けします。オークランド市議会議員イグナシオ・デ・ラ・フエンテが、占拠運動が「自国民によるテロ」に関与していると非難したことについて、「オークランドを占拠せよ」メンバーのマリア・ルイスから回答を得ています。「政府は、国民よりも放棄された私有地の保護に関心を持っているんです。ソーシャルセンターを設立する事がテロだという考えは、警察国家の語り口をよく表しています」とルイスは語ります。

    dailynews date: 
    2012/1/30(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 映画「ザ・インビジブル・ウォー」:新作映画で明らかになる米軍内の蔓延する強姦、性的暴行

    軍が発表した報告書によると性的暴行被害件数は昨年30%増加し、そのうち18歳から21歳の現役女性兵士が被害者の半数以上を占めていました。本日は、米軍内で横行する兵士の性的暴行に迫り、ユタ州パークシティーで行われたサンダンス映画祭で今年度の観客賞を受賞した新作ドキュメンタリー映画「ザ・インビジブル・ウォー(The Invisible War)」に出演した2人の被害者、トリーナ・マクドナルドとコーリ・チオカに話を聞きます。「被害者の数だけでなく、被害者の取材をし始めてから、彼らの話にショックを受けました。高い理想を掲げていた人たちです。彼らは国のため尽くしたいと軍に入りました。彼らは素晴らしい兵士でした。そして彼らは暴行された時、彼らは名乗り出る勇気を持っていました。たとえ、多くの人が止めたにもかかわらずにです」とアカデミー賞ノミネート経験のあるこの映画の監督、カービー・ディックは語ります。

    dailynews date: 
    2012/1/30(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 共和党候補 フロリダ州のラティーノ票を狙って移民政策を緩和 しかし肝心の問題は?

    ミット・ロムニーもニュート・ギングリッチも予備選を来週に控えるフロリダ州のラティーノ系有権者を懐柔しようと懸命です。ロムニー陣営はスペイン語の広告を放送し、ギングリッチが2007年の演説でスペイン語は「ゲットー言語」だとほのめかしたことを取り上げています。一方ギングリッチは、ロムニーが共和党の中で最も移民に敵対的な候補であると責める広告を流しています。フロリダ・インディペンデント紙記者マルコス・レストレポに話を聞きます。「移民に関して話される美辞麗句は移民できるかどうかだけを問題にしています。まるでそれだけがラテン系家族やラテン系の有権者を苦しめている問題だといわんばかりに。しかしそれは事実ではない」とレストレポは言います。「私は南フロリダに住んでいます。ここでの生活が大変なのは雇用、失業、教育、住宅といった問題なんですよ」。候補者たちはDREAM(Development, Relief and Education for Alien Minors=外国人未成年者のための開発・救援・教育)法や中南米諸国との自由貿易協定に関しても話をすべきだと、レストレポは言います。

    dailynews date: 
    2012/1/27(Fri)
    記事番号: 
    4
  • ギングリッチの極端な反パレスチナの立場はカジノ王シェルダン・アデルソンの巨額献金から

    共和党の大統領選指名争いでのニュート・ギングリッチの台頭は、ある人物の支援なしではあり得なかったろうというのが多くの分析家の見方です。億万長者のカジノ王シェルダン・アデルソンがその人物です。アデルソン夫妻は1000万ドルをギングリッチ支持のスーパーPAC(政治活動委員会)「Winning Our Future(未来を勝ち取ろう)」に寄付しています。ここがギングリッチの対立候補であるミット・ロムニーを攻撃する一連の広告を流しているのです。アデルソンの支援がイスラエルという唯一の政治課題に基づくことを、ギングリッチはおおやけに認めています。ギングリッチは共和党の指名争いにおいて最も極端な反パレスチナの立場を取るようになり、パレスチナ人は「でっちあげ」の民族だと呼んだりしました。ジューイッシュ・デイリー・フォワード紙のガル・ベッカーマンとニューヨークのアラブ・アメリカン協会のリンダ・サルスールに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/1/27(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 反ムスリム映画への出演をひた隠し NY市警本部長への辞任要求強まる

    ニューヨーク市のムスリム・コミュニティの代表者たちが25日、地域の民族グループや異教徒間グループとともに市役所に集まり、ニューヨーク市警本部長のレイモンド・ケリーと同報道官のポール・ブラウンの辞任を求めました。"The Third Jihad"(『第三の聖戦』)と題した反ムスリムのドキュメンタリー映画が教練中の1500人の警察官を前に上映されたことが明らかになってのことです。当初否定していたNY市警も現在はこれを認め、さらにケリーがこの映画監督に90分におよぶインタビューを受けていたことも認めました。ケリーはこれを謝罪しています。最近、同市警がムスリム居住区を対象に秘密監視プログラムを行っていたことがわかり警察とムスリム・コミュニティとの緊張が高まっていたところにこの騒ぎです。アラブ系アメリカ人活動家リンダ・サーソアに話を聞きます。彼女は先月、ホワイトハウスで「変革のチャンピオン」賞を受賞した人物です。

    dailynews date: 
    2012/1/27(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 米財務省 公的資金注入企業の幹部数十人への巨額報酬を許可

    ニューヨーク・デイリー・ニューズ紙のコラムニストでデモクラシー・ナウ!の共同ホストであるフアン・ゴンザレスが、公的資金による金融救済で最も恩恵を得た企業の幹部49人に対する各々500万ドルを超える報酬を財務省が認めた件について報告します。この報酬額は、不良資産救済プログラム(TARP)の下で50万ドルという上限が決められていたにもかかわらず決まったものです。

    dailynews date: 
    2012/1/27(Fri)
    記事番号: 
    1
  • グロック:ギフォーズ議員が辞任 ツーソンや全米の他の州で起きた銃大量乱射事件で使われた拳銃をめぐる考察

    1月第3週、アリゾナ州選出の下院議員、ガブリエル・ギフォーズが辞任しました。ツーソンのスーパーマーケットの外で支持者との集会を開いている最中に頭部を撃たれてから約1年が経っています。その銃乱射事件で、6人が死亡し12人が負傷しました。ギフォーズ議員の辞任を受け、ツーソンの事件や、いくつもの米国史上最悪の銃大量乱射事件で使用された象徴的な準自動拳銃のグロック・ピストルについて検証します。銃規制主唱者たちはグロックやグロッグの大容量弾倉の規制を求めていますが、あまり成功していません。Glock: The Rise of America’s Gun(『グロック:米国の銃の興隆』)というその悪名高い武器についての画期的な本を執筆したポール・バレットに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/1/26(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 憤るイラク市民 ハディサ虐殺裁判 被告の米海兵隊員、懲役刑逃れる

    2005年、イラクのハディサで24人のイラク人民間人を殺害し罪を問われた米海兵隊員の最後の一人であるフランク・ウーテリッチ二等軍曹は、職務怠慢での有罪を認めることで、過失致死罪での有罪を逃れ、懲役刑とはなりませんでした。この判決の下での最も重い刑罰として、ウーテリッチは一等兵へ降格となります。女性や子供を含む犠牲者たちは、海兵隊が家に押し入り、寝間着姿のまま銃で撃たれ死亡しました。ウーテリッチは、そのハディサの虐殺を率いたとされ、判決を待つ最後の被告でした。他の6人の海兵隊員は告訴が取り下げられるか棄却となり、一人の海兵隊員は無罪となっています。「イラク市民の憤りは理解できるものです」と、ハディサ虐殺事件を暴露したタイム誌の記者、ティム・マッガークは言います。「あまりにも多数のイラク人が殺害された事件です。女性も子供たちも。そして老人もです。しかし、そのあと何が起きたというのでしょう?訴えのほとんどは却下され、ウーテリッチへの罰など基本的にはたいしたものではないのですから」

    dailynews date: 
    2012/1/26(Thu)
    記事番号: 
    1
  • タハリール広場から」 デモクラシーナウ!の特派員が見たエジプト革命がHBO ドキュメンタリーに

    25日夜放送のHBOドキュメンタリー「タハリール広場から:終わらざるエジプト革命の18日間」は、デモクラシー・ナウ!特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースを中心に構成された作品です。このドキュメンタリーはクドゥースの報告を通して、民衆蜂起の成り立ちを記録しています。また、ムバラク政権で十数回も逮捕され、エジプトのベテラン反政府活動家でクドゥースのおじにあたるモハメド・アブドゥル・クドゥースにとって抗議とはどういう意味を持っていたのかを見ていきます。カイロにいるクドゥースおよび映画の制作チームであるDCTV(ダウンタウン・コミュニティ・テレビジョン)のジョン・アルパートとマシュー・オニール、そして独立映像作家でビッグ・ノイズ・フィルムズ(Big Noise Films)のジャッキー・スーヘンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/1/25(Wed)
    記事番号: 
    4
  • エジプト革命1周年 群衆でわきかえるカイロ・タハリール広場からシャリフ・アブドゥル・クドゥースがレポート

    ムバラク大統領の30年に及ぶ統治を終結させた革命から1周年、エジプトのタハリール広場には群衆が集まっています。民衆蜂起の最初から報告をしてきたデモクラシー・ナウ!特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースがカイロから中継します。「1月25日に起きたことは実は10年前から準備されていた蜂起でした。それは、反体制派の撲滅と拷問にいそしむ肥大化した警察組織、機能がマヒした政治、腐敗の蔓延に象徴されたムバラク体制に対する、増大する抵抗運動でした」とクドゥースは言います。「恐怖の壁は破られたと人々は言いますが、私は破られたのは絶望だと思います。それは、チュニジアがエジプトにくれた贈り物です。つまり、抗議活動に参加して街頭に出れば、手にすることのできる夢があり、変えることのできる希望があると分かったことなのです」

    dailynews date: 
    2012/1/25(Wed)
    記事番号: 
    3

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