現在の金融危機は、世界大恐慌以来、米国で最悪と言われています。現在の状況を1930年代と比較する上で、フランクリン・デラノ・ルーズベルト(FDR)大統領の、政府主導による社会保障プログラムと公共事業による雇用創出を実施した、ニューディール政策が再び注目されています。ニューディール政策を考案する際に、ルーズベルト政権の中で最大の影響を及ぼしたのは、米国史上初の女性閣僚で労働長官のフランシス・パーキンスだったと論じる本が最近出版されました。その本のタイトルは、 The Woman Behind the New Deal: The Life of Frances Perkins, FDR’s Secretary of Labor and His Moral Conscience(『ニューディール政策を支えた女性:フランクリン・ルーズベルト政権の労働長官で彼の良心の支えとなったフランシス・パーキンスの人生』 』)です。著者のカーステイン・ダウニーから話を聞きます。
ニューヨーカー誌の最新号で、調査報道記者のセイモア(シーモア)・ハーシュは、中東和平政治におけるシリアの新たな役割について検証しています。ハーシュはさらに、イスラエルによるガザ攻撃の間にブッシュ元大統領と大統領就任間近のオバマ陣営が交わした舞台裏の取り引きについても明らかにしています。記事のタイトルは、Syria Calling: The Obama Administration’s Chance to Engage in a Middle East Peace (「シリア・コーリング:オバマ政権が中東和平に参与するチャンス」)です。