デイリーニュース

  • ラシャド・ロビンソン: トランプのような白人億万長者に「ストップ・アンド・フリスク」を実施しよう

    ドナルド・トランプが、警察官が不審人物を呼び止めて職務質問や持物検査を行う「ストップ・アンド・フリスク」(Stop-and-Frisk)と呼ばれる尋問方式への支持を表明したことを受け、ラシャド・ロビンソンが反論します。ロビンソンは人種正義を推奨する組織「カラー・オブ・チェンジ」(Color of Change)の代表です。「白人の億万長者に対してストップ・アンド・フリスクを実施できたら素晴らしいと思いませんか?」とロビンソンは言います。「彼らの財団の過去について、納税歴について、住宅市場が崩壊し黒人が財産を失ったやり方について、議会での取引についてもストップ・アンド・フリスクを行うのです」

    dailynews date: 
    2016/9/22(Thu)
    記事番号: 
    4
  • タルサでは 300人が殺害された1921年の「黒人のウォール街」での暴動による歴史的トラウマが未だ消えず

    警官がテレンス・クラッチャーを殺害した事件を巡り抗議がつづくオクラホマ州タルサ市は、過去にも人種闘争を経験しています。1921年5月31日、黒人男性が白人のエレベーター操作士に暴力を振るったと糾弾されたことをきっかけに、白人の暴徒が300人にの人々を殺害、被害者は大半が黒人でした。白人の暴徒は2日間に渡り、当時黒人のウォール街と呼ばれて繁盛していたアフリカ系米国人の商業地区グリーンウッドで住宅や店舗、教会に放火を繰り返しました。騒ぎが収まった頃には、同地区は破壊されていました。多くの黒人は同地区から引っ越し、戻ってくることはありませんでした。州兵が数千人を捕え、同市の様々な場所で拘束しました。歴史的この事件を著書、Black Wall Street: From Riot to Renaissance in Tulsa’s Historic Greenwood District(『黒人のウォール街――暴動も繁栄も経験した、タルサの歴史的グリーンウッド地区』)で検証したハンニバル・ジョンソン弁護士に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/9/22(Thu)
    記事番号: 
    3
  • デモ隊がタルサ警察官ベディ・シェルビーの逮捕を求める テレンス・クラッチャー射殺事件

    オクラホマ州タルサ市では、40歳のアフリカ系米国人テレンス・クラッチャーが両手を上げている状態で、白人の警官に射殺された事件を撮影したビデオを巡り地域住人に動揺が広がっています。「9月19日に同ビデオが公開されて以来、6日が経ちましたが、状況は全く変わらず。誰も逮捕されていません」と、コミュニティ・オーガナイザーのマーク・ルイスは言います。ルイスはクラッチャーを射殺した警官ベティ・シェルビーの逮捕を求める運動に参加する、タルサを拠点とする草の根運動組織「我らオクラホマ人民」(We the People Oklahoma)の発起人です。米司法省は、今回の射殺事件を公民権侵害の可能性で捜査すると発表しています。(訳注:この放送後の22日、警察官シェルビーは過失致死罪で起訴されました)

    dailynews date: 
    2016/9/22(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 非常事態宣言:NAACP シャーロット支部とデモ隊 警察にキース・スコット射殺事件ビデオ公開を求める

    ノースカロライナ州のパット・マクローリー知事は、シャーロット市に非常事態を宣言しました。シャーロット市では、9月20日に43歳のアフリカ系米国人で7人の父でもあるキース・ラモン・スコットが警察に射殺されて以来、2晩連続でデモが行われています。警察は、スコットが「人を殺しうる緊迫した脅威だった」としていますが、遺族はスコットは武器を携帯していなかったと主張しています。全米黒人地位向上協会(NAACP)のシャーロット/メクレンバーグ支部のコリーン・マック支部長と、シャーロットを拠点に活動するアーティストで活動家のブリー・ニューサムに話を聞きます。2人は共に、警察によるスコット射殺事件のビデオ公開を求めています。「透明性を保つべきです」とニューサムは言います。「警察と地域住民がお互いを信用できないのには、当然の理由があるのです」

    dailynews date: 
    2016/9/22(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 移民に関するサミットを呼びかけたオバマ 自国お膝元での難民危機は無視

    移民危機に対し、より組織だった人間味のある対応の開発を謳った拘束力のない宣言を採択した難民と移民に関する国連サミットからもう1件。米国は、決議案の当初の草稿にあった「いかなる場合にも子供を拘留してはならない」という文案に異議を唱えました。折しも、「バークス郡居住センター」では、拘留されているティーンエージャー達が無期限拘留に対する抗議活動を行っています。この中には、拘留中の母親と共に亡命を申請したまま、1 年以上拘留されている人も含まれています。エルサルバドル出身で拘留中の 16 歳、エステファニー・アドリアナ・メンデスの感想を聞くと共に、米国の中米難民への対応に関する「影のサミット」に参加した二人のゲストを迎えます。アラン・ケラーはニューヨーク大学医学部の准教授で、「拷問生存者を支援するベルビュー病院/ニューヨーク大学プログラム(Bellvue/NYU Program for Survivors of Torture)」ならびに「ニューヨーク大学健康と人権センター(NYU Center for Health and Human Rights)」の共同設立者兼代表です。20 日に、『我々のお膝元での難民危機(A refugee crisis in our own back yard.)』と題する彼の書簡がワシントン・ポスト紙に掲載されました。

    dailynews date: 
    2016/9/21(Wed)
    記事番号: 
    4
  • ホロコースト生存者:トランプ・ジュニアの毒入りキャンデーのコメントでよみがえる殺された子供達の暗い思い出

    共和党大統領候補ドナルド・トランプの息子、トランプ・ジュニアが、シリア難民を毒入りキャンディに例えたことをどう思うか、ホロコースト生存者に感想を聞きます。19 日、トランプ・ジュニアは画像付きのツイートで、こう記しました。「スキットルズがどっさりはいった器があって、そのうち3 粒にだけ毒入りだと聞かされたとする。キミなら、わしづかみにして手に取るかい?シリア人難民の問題ってそういうことだ」。これに対し、スキットルズの親会社は、「スキットルズはキャンディです。難民は人間です。適切な比喩とは思えません」とコメントしました。ホロコースト生存者で移民擁護者のマンフレッド・リンデンバウムは、「殺された子供達の暗い思い出が蘇ります」と評します。1939 年、ナチ侵攻のほんの数日前にマンフレッドと兄は、高名な「キンダートランスポート」救援活動を通してポーランドから英国に逃亡しました。1946 年にマンフレッドは、ユダヤ人難民組織「 HIAS 」のおかげで、ニュージャージー州で叔母と叔父に再会し、以来、米国に居住しています。

    dailynews date: 
    2016/9/21(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 難民と移民に関する国連サミット: 6500 万人が住む場を失った世界危機 新たな緊急課題に

    難民と移民に関する史上初の国連サミットで、第二次世界大戦以降最大規模の移民が発生している状況に、より組織だった人間味ある対応を行うと謳う宣言を加盟193カ国が採択しました。サミットで演説を行った「オランダのシリア人ボランティア(Syrian Volunteers in the Netherlands)」共同創立者のモハメッド・バドランと、ホロコースト生存者で難民擁護者のマンフレッド・リンデンバウム、そして、人道及び開発支援の国際機関「オックスファム・アメリカ」代表レイモンド・オフェンハイザーから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/9/21(Wed)
    記事番号: 
    2
  • タルサとシャーロットで起きた警官によるテレンス・クラッチャーとキース・ラモント・スコットの殺害にまきおこった抗議行動

    警官による黒人男性殺害に関する討論をお届けします。ノースカロライナ州のシャーロットでは、20 日に 43 歳のアフリカ系アメリカ人、キース・ラモント・スコットが警官に射殺された事件への抗議行動が、一夜にして拡がりました。数百人が怒りを表明して街頭デモを行い、州間高速道路 85 号線を埋め尽くしました。ビデオ画像で見られるように抗議者達は高速道路を封鎖し、焚き火をしています。この事件に前後して、オクラホマ州タルサでも40歳のアフリカ系米国人、テレンス・クラッチャーが両手を挙げていたにも関わらず白人警官に射殺されたビデオが公開されました。「憲法上の権利センター(Center For Constitutional Rights)」代表のビンセント・ウォレンと、昨年サウスカロライナ州議会議事堂で 30 フィートの高さの旗竿によじ登り、掲揚されていた南部連合旗を外したシャーロット出身のアーティストで活動家のブリー・ニューサム、さらに「カラー・オブ・チェンジ(The Color of Change)」事務局長のラシャド・ロビンソンを迎えます。ロビンソンは、「テレンス・クラッチャーは黒人であるがために死んだ。警官ベティ・シェルビーを告訴せよ」という署名運動を新たに立ち上げています。

    dailynews date: 
    2016/9/21(Wed)
    記事番号: 
    1
  • テロ容疑者を「敵性戦闘員」として扱おうという呼びかけは米国を全体主義に押しやる

    共和党の大統領候補ドナルド・トランプは、9月第3週末の複数の襲撃事件への反応として、イスラム教徒の移民と難民を非難し、彼らを「内部からのガン」と呼びました。一方、民主党のヒラリー・クリントンは、トランプはISISがさらなる兵士を募ることを助けていると述べました。サウスカロライナ州選出の上院議員リンゼイ・グラハムは、ニューヨークの爆弾事件の容疑者アフマド・カーン・ラハミを、一般市民の容疑者としてではなく、「敵性戦闘員」として扱うことを求めています。「彼らは全員、集合的に罰せられるべきだという考えは、率直に言って、人種差別です。そうです、人種差別と呼ぶべきなのです。」とグアンタナモに拘束されている依頼人を持つ弁護士のラムジ・カッセムは言います。「軍による拘束や裁判なしの投獄を我々が法則化すべきだという考えは、単にばかげていて米国法と国際法に反するというだけでなく、全体主義体制の実践なのです」。

    dailynews date: 
    2016/9/20(Tue)
    記事番号: 
    5
  • 教室でのイスラム恐怖症につながる体系的無知と闘うことを教授が呼びかけ

    イスラム教徒の容疑者が関係する9月第3週末のいくつかのテロ攻撃を受け、ストックトン大学のナジア・カジ教授に、彼女が最近『高等教育クロニクル』(The Chronicle of Higher Education)へ寄せた記事、”Teaching Against Islamophobia in the Age of Terror”(『テロの時代にイスラム恐怖症反対を教えること』)について話を聞きます。「米国のテロとの戦争を可能にしたのは、根深く、あからさまな反知性主義です」とカジは主張します。「私の生徒の多くは、自由な世界と不自由な世界、平和を愛する人々とテロリストという二項対立を頭に詰め込まれてきました。」

    dailynews date: 
    2016/9/20(Tue)
    記事番号: 
    4

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