デイリーニュース

  • エドウィージ・ダンティカ ハリケーン直撃が困窮のハイチに「持続的な災害」を引き起こす

    ハリケーン・マシューの通過で犠牲者が増え続けるハイチでは死者数が330人を超え、1万5000人が避難、35万人以上が救援を求めています。このハリケーンにより国中のほとんどの電気や電話のサービスが使えない状態になりました。また、ハイチ南部を他の地域につなぐ重要な橋梁も流されました。支援団体は水と食料が不足していると警告しています。ハイチ系アメリカ人の小説家エドウィージ・ダンティカにこの現状について聞きます。彼女は、ハリケーンの被害は「持続的な災害」になると予想します。この西半球で最も貧しい国ハイチは、6年前に30万人の死者、その2倍の避難者を出した地震災害からいまだ回復していません。

    dailynews date: 
    2016/10/7(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 『分裂する米国』:飲料水 住宅市場 大量投獄問題を通して 米国の不平等を検証する新TVシリーズ番組

    大統領選挙投票日まで5週間を切りましたが、最近スタートした衝撃的な新ドキュメンタリー・シリーズ、America Divided(『分裂する米国』)が米国内の不平等を検証します。同番組は有名人が記者として、教育、住宅、医療、労働環境、刑事司法、そして政治システムの分野で不平等の様々な側面を見ていきます。オスカー賞に輝くヒップホップ・アーティストのコモンは出身地シカゴに帰郷し、刑事司法の分野での格差を検証。女優のロザリオ・ドーソンがミシガン州フリントに出向き、人災から引き起こされた同市の飲料水危機の裏側を調査します。そして伝説的なテレビ・プロデューサーのノーマン・リアが、ニューヨーク市の貧困地域が高級化される「 ジェントリフィケーション現象」と立退き問題を調査し、住宅市場における人種差別を密かに調べ暴きます。画期的なこのシリーズについて、『分裂する米国』の制作者リック・ロウリー、ソリー・グラナスティン、そしてルシアン・リードに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/10/6(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 大気科学者: ドナルド・トランプとマイク・ペンスは 気候変動否定派の「ドリーム・チーム」

    このままでいくと2016年は記録開始以来、最も気温の高い年となる見込みですが、これまで行われた大統領および副大統領候補討論会では気候変動問題はほとんど話題にされてきませんでした。ドナルド・トランプのこれまでの気候変動否定発言を見ていきます。トランプは、気候変動は詐欺で作り話だと主張してきました。2012年には「地球温暖化説は、米製造業の競争力を削ぐために中国がでっちあげたものだ」とツイッターに投稿しています。ガーディアン紙の記者オリバー・ミルマンと、ペンシルベニア州立大学の特別教授(Distinguished Professor)であり大気科学者のマイケル・マンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/10/6(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ハリケーン・マシュー」と気候変動の関係を報じないメディア 著名な大気学者が声を上げる

    ハリケーン・マシューが米国の南東沿岸に接近し、フロリダ州、ジョージア州、ノースカロライナ州およびサウスカロライナ州で非常事態が宣言されしました。200万人以上に自宅からの避難勧告が出されています。記録破りの今回のハリケーンで、ハイチでは少なくとも26人、ドミニカ共和国では4人の死者が出ています。「マシュー」はまもなくバハマ諸島に上陸、フロリダ州に接近するにつれ勢力を増すと見られています。気象学者は「マシュー」が、2005年に米国に上陸した「ウィルマ」以来、最も強力なハリケーンになる可能性があると予想しています。海水温度の上昇はハリケーンが勢力を増す一因となるため、多くの科学者は「マシュー」の勢いが強まったのは気候変動のせいだと指摘しています。「マシュー」は既に、カリブ海諸国を直撃したカテゴリー4または5のハリケーンの中でも最も息が長いものとなっています。今回のハリケーンと気候変動について、ガーディアン紙の記者オリバー・ミルマンと、ペンシルベニア州立大学の著名な大気学者マイケル・マン教授に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/10/6(Thu)
    記事番号: 
    1
  • アンドリュー・ベースビッチ:大統領選はタカ派のクリントンと「戦略的に無知」で勉強不足のトランプとの戦い

    4 日夜、一回きりの副大統領候補討論会で、バージニア州上院議員のティム・ケインとインディアナ州知事のマイク・ペンスが対決しました。この討論会に先立ち、デモクラシーナウ!は数人のゲ ストを迎え討論会を行いました。お迎えしたゲストの顔ぶれは、コロンビア法科大学院教授でジェンダーとセクシュアリティ法センター(Center for Gender and Sexuality Law)所長のキャスリーン・フランケ、歴史家で退役大佐そしてベトナム帰還兵のアンドリュー・ベースビッチがいます。彼の最新の著書は、America's War for the Greater Middle East(『大中東圏における米国の戦争』)です。

    dailynews date: 
    2016/10/5(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 拡張討論会− パート 2:『デモクラシーナウ!』特番 緑の党のアジャム・バラカが民主・共和両党の副大統領候補と「討論」

    4日、一回きりの副大統領候補討論会が、バージニア州ファームビルのロングウッド大学で開かれ、共和党候補のマイク・ペンスと民主党候補のティム・ケインが対決しました。進行役は、CBS ニュースのエレイン・キハノでした。第三の政党の 副大統領候補者達はこの討論会から除外されました。4 日夜、デモクラシー・ナウ!では特番『拡張討論会』を放送し、緑の党の副大統領候補アジャム・バラカに二大政党の候補者達と同じ質問にリアルタイムで答える機会を設けました。この拡張討論会の一部をお届けします。

    dailynews date: 
    2016/10/5(Wed)
    記事番号: 
    4
  • キャスリーン・フランケ:副大統領候補のマイク・ペンスとティム・ケインの見解に宗教が及ぼしている影響

    4 日夜、一回きりの副大統領候補の討論会の場で、副大統領候補のバージニア州上院議員ティム・ケインとインディアナ州知事マイク・ペンスは、経済、外交政策のほか、ヘルスケアについても論議を戦わせました。デモクラシー・ナウ!ではゲストを迎えた討論会を行いました。ゲストの一人でコロンビア大学法科大学院のキャスリーン・ フランケ教授は、ジェンダーとセクシュアリティ法センター(Center for Gender and Sexuality Law)所長です。彼女は、今回の選挙戦で最大の論争のひとつとなっている問題に関するペンス知事の政治歴、ペンスとケインのリプロダクティブライツ (性と生殖に関する権利)ならびに宗教に関する見解を論じました。

    dailynews date: 
    2016/10/5(Wed)
    記事番号: 
    3
  • アラン・ネアン:11 月に誰が大統領になっても 米国の戦争と侵略は続く

    4 日夜、一回きりの副大統領候補討論会での対決で、バージニア州上院議員ティム・ケインとインディアナ州知事マイク・ペンスの両副大統領候補は、ドナルド・トランプ の納税記録から自らの外交政策まであらゆる論点を網羅しました。デモクラシー・ナウ!では討論会を拡張し、緑の党の副大統領候補アジャム・バラカ が、民主党のティム・ケインと共和党のマイク・ペンスに課されたのと同じ質問に答える機会を設けました。さらに、討論会終了後に、ゲストを迎えて独自の討論会を行いました。ゲストの一人アラン・ネアンは受賞歴のある調査報道記者で、3 人の副大統領候補者達の回答を聴いての感想を述べました。

    dailynews date: 
    2016/10/5(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 拡張討論会 − パート 1: 『デモクラシーナウ!』特番 緑の党のアジャム・バラカが民主・共和両党の副大統領候補と「討論」

    11月の米大統領選挙を前に、最初で一回きりの副大統領候補討論会が 4 日、バージニア州ファームビルのロングウッド大学で開かれ、共和党候補のマイク・ペンスと民主党候補のティム・ケインが対決しました。民主党と共和党が仕切る大統領選討論委員会が決めた厳しい規則により、リバタリアン党 のウィリアム・ウェルドと緑の党のアジャム・バラカなど第三の党の副大統領候補者達は、 討論会から除外されました。デモクラシー・ナウ!では4 日夜、特番『拡張討論会』を放送し、主要な第三の党の候補者たちが二大政党の候補者とリアルタイムで同じ質問に答える機会を設けました。 緑の党のアジャム・バラカは、バージニア州リッチモンドから生放送で参加しました。バラカは長年に渡る人権活動家で、「米人権ネットワーク」(US Human Rights Network)の創設者兼事務局長で、米国に拠点を置く「黒人左派連合ネットワーク」(Black Left Unity Network)の国際情勢委員会のコーディネーターも務めています。

    dailynews date: 
    2016/10/5(Wed)
    記事番号: 
    1
  • トランプの税金取材で脅された2人の記者 彼が大統領になれば報道の自由が終わる可能性がある

    ドナルド・トランプは、漏洩した彼の納税申告書の一部の掲載について、ニューヨークタイムズ紙を訴えると脅し、同紙の編集長ディーン・バキットは、たとえ投獄されるという危険を冒すことになったとしても、掲載は実施すると言ってきました。トランプの税金を取材する2人の調査報道記者に、手紙や電話によるトランプの法的な脅しと、それをどう思ったかについて話を聞きます。「トランプ氏は、特に彼が表明している立ち位置を考えると、米国における独立的報道の自由の伝統にとって非常に重大な脅威を象徴していると言えるでしょう」と、ニューヨークタイムズ紙のデイビッド・バーストーは言います。「ドナルド・トランプは米国民の自由権、つまり憲法修正第1条の概念にとって、明白かつ目前にある危機を象徴すると思います」と、現在デイリー・ビーストのコラムニストを務めるデイビッド・ケイ・ジョンストンは同意します。

    dailynews date: 
    2016/10/4(Tue)
    記事番号: 
    2

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