トランプが画策する選挙結果逆転:民主主義への攻撃か 自身が大金を稼ぐための策略か?

2020/12/22(Tue)
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【20/12/22/3】トランプ大統領は2020年大統領選の結果を覆す方法を引き続き探す一方で、巨額の政治資金を集め続けています。その額は、大統領選当日の11月3日以降に集めた2億5000万ドル以上を含み、10月中旬以降5億ドル以上となっています。ニューヨークタイムズ紙は、トランプが調達した2億5000万ドルのうち6000万ドル以上が、退任後に運営する新たな政治活動委員会に流れていると報じています。これは退任する大統領としては前例のない活動資金です。トランプが、この調達した資金をどう使えるかにはほとんど法的な制限がなく、彼はそれを自身の4億2000万ドルという莫大な負債を清算するために使うことも、2024年の大統領選出馬のための資金に使うこともできます。「これは全く前例のないことです」と、大統領選以来トランプの資金集めを入念に追っている「キャンペーン・リーガル・センター」(Campaign Legal Center)の連邦改革部長ブレンダン・フィッシャーは言います。「これはホワイトハウスを離れたトランプが、共和党で影響力を持ち続けると同時に彼自身と家族に経済的な利益をもたらすために利用できる、ほとんど規制のない政治的手段なのです。」

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