マーティン・ルーサー・キング牧師の急進的な晩年:資本主義とベトナム戦争反対を表明したことで孤立した公民権運動指導者の姿

2018/1/25(Thu)
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50年前の4月、マーティン・ルーサー・キング牧師はテネシー州メンフィスで暗殺されました。39歳の若さでした。本日はリンドン・ジョンソン大統領が投票権法に署名した1965年からキング牧師が暗殺されるまでの3年間を見ていきます。歴史的な投票権法を通過させた後、キング牧師は新たな戦いを開始しました。それは「貧しい人々のキャンペーン」(Poor People’s Campaign)とベトナム戦争反対運動でした。ベトナム戦争反対を公に表明したことで、近しい支持者の多くはキング師から離れていきました。キング牧師の晩年を追ったHBOの新たなドキュメンタリーKing in the Wilderness(『キング牧師の孤立』)からクリップを紹介するとともに、ピュリッツァー賞に輝く歴史家テイラー・ブランチに話を聞きます。ブランチが執筆した三部作America in the King Years(『キング牧師時代のアメリカ』)は、今回のドキュメンタリーでも取り上げられています。監督のピーター・クーンハートと脚本のトレイ・エリスにも話を聞きます。

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