チェルシー・マニング 自殺未遂後 無期限の独房監禁と刑期延長の恐れ

2016/8/3(Wed)
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内部告発を行ったことで軍刑務所に勾留中のチェルシー・マニング。7月に自殺未遂を行ったことで新たな罪を問われています。報道によると、米陸軍は、持ち込み禁止とされている品を保持していた、監房外に出ることに抵抗したなど管理上の嫌疑で捜査の対象となっているとマニングに通告しました。有罪とされた場合、無期限の独房監禁と刑期延長を課される恐れがあります。また、仮釈放の機会にも悪影響を及ぼしかねません。チェルシー・マニングは現在、カンザス州レブンワース基地の軍刑務所で、禁固刑35年の刑に服していますが、長期間に渡る独房監禁に加え、ジェンダー・アイデンティティに関する診療も受けられずにいます。最近発表されたアムネスティ・インターナショナルによるインタビューの中で、マニングは「常に恐怖にさらされています。いまも政府の力が怖い。政府は逮捕し、拘束することができる。政府が誰かについて情報を公開すれば、人々は疑問を挟むこともなく、うのみにしてしまう。政府は、時には人を殺すこともできる。裁判にかけようがかけまいが、おかまいなく」。国防総省に対する訴訟でチェルシー・マニングの弁護を務める、米国自由人権協会(ACLU)の専従弁護士チェイス・ストランジオに話を聞きます。

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