終わりなき戦争:米はティクリート空爆開始しアフガニスタン撤退を遅延 一方「対テロ戦争」犠牲者数は130万人に

2015/3/26(Thu)
記事番号: 
1

米国がイラクの都市ティクリートの空爆を開始、またアフガニスタンからの撤退を再度遅延する一方、新たな報告書でイラク戦争で約100万人が犠牲になったことが明らかになりました。ノーベルを受賞した「核戦争防止国際医師会議」(International
Physicians for the Prevention of Nuclear War)を含むいくつかの団体は、いわゆる「対テロ戦争」の犠牲者数を、イラク、アフガニスタン、パキスタンの三か国で調査しました。調査者は「この戦争で直接または間接的に殺された人はイラクで約100万人、アフガニスタンで22万人、そしてパキスタンで8万人だった。これにはイエメンなどのその他の戦地の犠牲者数は含まれない。これは一般に信じられている、あるいは専門家や政策決定者がが把握している数の約10倍に当たる...しかも、この犠牲者数は控えめに見積もったものだ」といいます。加えて、実際の犠牲者数は200万人を超える可能性があるともしています。この報告作成に関わった2人のゲストに話を聞きます。元国連事務総長補佐および国連イラク人道問題調整官で、2000年に米主導の制裁体制に異議を唱え辞職したハンス・フォン・シュポネック。そして「社会的責任を果たすための医師団」(Physicians for Social Responsibility)サンフランシスコ・ベイエリア支部長ドクター・ロバート・グルードです。

共有します