米国がベンガジ大使館襲撃事件の再調査に取り組む中 リビアは内戦に突入か?

2014/5/23(Fri)
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米連邦議会は、2012年に米大使などが死亡したベンガジの米大使館襲撃事件の9度目の調査を開始していますが、リビアは2011年にカダフィを失脚させたNATOによる介入以来、最悪の危機に直面しているようです。イスラム主義者が多数を占める議会に与する民間軍事集団と、かつてCIAによる訓練を受けたと報じられる元将軍ハリファ・ハフタルが率いる勢力との衝突が全面戦争に拡大する恐れが増大しています。ハフタルはリビア政府がテロリズムを助長していると非難し、来月行われる選挙を監視する緊急管理機構の設置を要求しています。ハフタルはカダフィ政権下の将軍だった人物で、現在はリビアからイスラム主義勢力を一掃すると表明し、16日にベンガジで武装集団に対する攻撃を指揮しました。18日には、ハフタルに同調する勢力がリビアの首都トリポリの国会議事堂を掌握しました。5月第3週の戦闘開始以来、100人近くが死亡しています。リビア在住のジャーナリスト、メアリー・フィッツジェラルドとトリポリで取材中の独立系ジャーナリストでデモクラシー・ナウ!の通信員でもあるシャリフ・アブドゥル・クドゥースに話を聞きます。

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