「あなたは監視されている」:NSAの監視を暴露する告発者 エドワード・スノーデンが名乗り出る
2013/6/10(Mon)
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元CIA職員のエドワード・スノーデンは、国家安全保障局(NSA)と米監視プログラムについて驚くべき事実を明かした内部告発者であると名乗り出ました。3週間前、29歳の彼は、民間コンサルティング会社ブーズ・アレン・ハミルトンのもとで勤務していたNSAハワイ事務局内での仕事を辞めました。現在、彼は香港にいますが、いつか故郷に戻れることがあるのか、わかりません。英紙ガーディアンによるインタビュー動画の中で、スノーデンは、米政府が無実の人々を過度に監視していることに警鐘を鳴らすため、NSAの監視プログラムの極秘情報を暴露したと語っています。「何も悪いことをしていなくても、私たちは見られ、記録されているのです」とスノーデンは語っています。「そして、このシステムの保管容量は毎年かなりの規模で増え続けていて、何も悪いことをしていなくても、たとえ間違い電話だけでも、最終的には誰かから疑いをかけられるだけで、当局はこのシステムで過去にさかのぼり、あなたが今までした様々な決断、あなたが何か議論をした友達を色々と詮索をして、それをもとに、無実の人の人生から容疑を作り出してどんな人でも悪者かのように描き、あなたを攻撃するのです。世間は、このプログラムと政策が正しいのか間違っているのか、判断しなくてはいけません」