ナイジェリア大規模原油流出の油膜が海岸線を脅かす 過去10年で最悪の恐れ

2011/12/27(Tue)
記事番号: 
3

石油大手シェル社による大規模な原油流出事故以来、ナイジェリアのニジェール川デルタ地帯の住民は警戒態勢を取ってきました。大量の油膜は、地元の野生生物を脅かし、沿岸を大規模に汚染しながらナイジェリアの海岸に向かっています。流出に関して得られる情報のほとんどは、事故の責任を負うロイヤル・ダッチ・シェル社から出されるものであり、同社はこれまでに流出したのは4万バレル未満だと述べています。しかし、ナイジェリアの原油流出探知対策庁(National Oil Spill Detection and Response Agency)は、流出はその3倍の規模の可能性があると述べています。この見解が発表されるほんの4ヶ月前には、国連が、デルタ地帯の小さな区域がシェル社と他の企業が引き起こした環境被害から回復するのに30年間と約10億ドルがかかるだろうと述べています。ナイジェリアのエンバイロンメンタル・ライツ・アクション(Environmental Rights Action in Nigeria)の代表、ニモ・バッセイから最新情報を聞きます。同団体は、ナイジェリアの石油が豊富な南部デルタ地帯周辺の流出を監視しています。

共有します