デイリーニュース

  • 黒人100人以上を拷問、元シカゴ警察幹部の裁判始まる

    100人以上のアフリカ系アメリカ人男性への拷問を監督した元警察幹部の裁判が、本日シカゴで行われます。元警部補のジョン・バージは、本人を含む刑事らによる拷問をめぐる民事訴訟で、拷問の事実を否定するうその証言をしたとして、裁判で罪に問われています。有罪となった場合、最高で禁固45年が言い渡されます。拷問の疑惑は40年前からありましたが、バージは現在まで起訴されることはありませんでした。1971年から20年近くの間、バージは、多数の黒人に対する自供強要のための「組織的な拷問」の中心にいました。100人以上のシカゴ住民が、口の中に拳銃を押し込まれる、頭に袋を被せて窒息させられる、さらに性器に電気ショックを与えるなどの拷問を受けたと証言しています。フリント・テイラー弁護士と、拷問被害者のダレル・キャノンに話を聞きました。
    dailynews date: 
    2010/5/24(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 『暗黙の同盟』:新刊が明らかにするイスラエルとアパルトヘイト下の南アとの武器、核兵器、外交関係

    イスラエルのシモン・ペレス大統領は、1970年代に彼が国防相を務めた際、アパルトヘイト(人種隔離政策)下の南アフリカに核兵器の売却を持ちかけたとする報道を否定しました。英『ガーディアン』紙は5月23日、当時国防相だったシモン・ペレスと南アフリカのP.W.ボタ国防相(当時)との機密会談で、ペレスが最終的に“3つのサイズ”の核弾頭の売却を申し出たことを明らかにする南アの最高機密文書を掲載しました。この文書はフォーリン・アフェアーズ誌の編集主任で新刊The Unspoken Alliance: Israel’s Secret Relationship with Apartheid South Africa(『暗黙の同盟:イスラエルとアパルトヘイト下の南アとの秘密の関係』)の著者であるサシャ・ポラコウ=スランスキーによって最初に暴露されました。
    dailynews date: 
    2010/5/25(Tue)
    記事番号: 
    2
  • イランで拘束中の3人の米国人ハイカーと10ヶ月ぶりの再会を果たした母親たちが語る子供たちとの面会と釈放を求めるさらなる闘い

    イランで拘束されている3人の米国人ハイカーの母親が、子供たちとイランで10ヶ月ぶりに面会し、米国に帰国しました。シェーン・バウアー、サラ・ショウルド、ジョシュア・ファタルは、2009年7月に、イラン北部をハイキング中、道に迷ってイラン国境を越え拘束されました。拘束されている3人のハイカーたちの母親、シンディ・ヒッキー、ノラ・ショウルド、ローラ・ファタルから、子供たちとの面会の様子と釈放を求めるさらなる闘いについて話を聞きます。
    dailynews date: 
    2010/5/25(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ペルーの刑務所に14年以上 米国人ロリ・ベレンソンの仮釈放が決定

    ペルーの刑務所で服役中だった米国人活動家ロリ・ベレンソンの仮釈放が認められました。ベレンソンは、ペルーの軍事法廷で頭巾で顔を隠した裁判官たちが反政府グループMRTAに協力したとして彼女に有罪を言い渡してから15年近くにわたって服役してきました。その間も彼女は一貫して無罪を主張してきました。ロリの父親マーク・ベレンソンに話を聞きます。
    dailynews date: 
    2010/5/26(Wed)
    記事番号: 
    4
  • メキシコ湾岸源油流出 ウエストバージニアの炭坑爆発 企業幹部への刑事訴追を求める声に拍車

    メキシコ湾からウエストバージニアのマッセイ炭坑まで、事故で数多くの労働者が死亡しています。ニュースレター「コーポレート・クライム・リポーター」の編集者ラッセル・マッカイバーは、企業幹部たちには彼らの監視下で起きた災害の刑事的責任を追求されるべきだと話します。マッカイバーは、炭坑労働者29人の命を奪った4月5日のアッパービッグブランチ炭坑の爆発事故に関連して、このほどウエストバージニア州政府にマッセイ・エナジー社を予謀なき殺人罪で訴追することを求めるキャンペーンを始めた市民活動家団体にも加わっています。
    dailynews date: 
    2010/5/26(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 1989年のエクソン・バルディーズ号事件 流出原油の封じ込め失敗の主因はBPにあり

    今回のBPの原油流出は、米国では1989年のエクソン・バルディーズ号事件以来の最悪の流出事故です。メキシコ湾沿岸に被害が広がるにつれ再び注目を浴びてきているのが、エクソン・バルディーズ号事故でもBPに流出原油封じ込め失敗の主因があったことです。ボストン・カレッジの環境法学教授のジグムント・プラターに話を聞きます。彼はエクソン・バルディーズ号事件を調査した州任命のアラスカ石油流出委員会の法務チームを率いた人物です。
    dailynews date: 
    2010/5/26(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 原油流出食い止めの重大な試みを前に BP社が認めた施設爆発数時間前の「基本的な過ち」

    石油大手BPが、先月のメキシコ湾海底油田の採掘施設爆発事故の直前、重大問題発生の警告サインが出たにもかかわらず作業を続行していたことを認めました。遅々として進まぬ流出食い止め作業は本日、「トップキル」法と呼ばれる方法を試す極めて重要な日を迎えました。この方法は噴出する原油の流れを絶つためにドリル用の重い泥とセメントを1マイルもの深さの油井に注入するというものです。ただしこの方法には流出をさらに悪化させるリスクもあります。原油採掘機器の強度の弱い部分がこの圧力を受けて吹き飛び、新たな流出につながる恐れもあるのです。何年にもわたってBP取材を続けている調査報道サイト、プロプブリカのアブラム・ラストガーテン記者に話を聞きます。
    dailynews date: 
    2010/5/26(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 歴史家ブルース・カミングス 「米国の韓国への姿勢は、65年におよぶ紛争に根ざした緊張関係を無視。北朝鮮による韓国艦撃沈は2009年11月の北朝鮮襲撃への仕返しでは。」

    歴史家ブルース・カミングス 「米国の韓国への姿勢は、65年におよぶ紛争に根ざした緊張関係を無視。北朝鮮による韓国艦撃沈は2009年11月の北朝鮮襲撃への仕返しでは。」 3月に北朝鮮による攻撃で沈没したとされる韓国哨戒艦の事件をめぐり、朝鮮半島での緊張が高まっています。 北朝鮮は、韓国とのあらゆる関係を断絶し、南北不可侵合意を撤廃すると述べました。 一方、韓国は北朝鮮との大半の貿易の停止を発表。国連安全保障委員会で、北朝鮮政府に対する制裁行動を求めています。 韓国海軍は大規模な対潜水艦演習を行っていると伝えられています。 シカゴ大学の歴史家で、南北朝鮮に関して数々の著作がある、ブルース・カミングスに話を聞きます。
    dailynews date: 
    2010/5/27(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 高名な海洋生物学者カール・サフィナ BP原油流出のメキシコ湾岸および全世界の環境への影響を語る

    BPの原油流出に関し、長期的な環境への影響を検討します。 ブルー・オーシャン・インスティテュートの創設者兼理事長のカール・サフィナは、今回の流出による環境崩壊は全世界におよぶ可能性があると警告しています。
    dailynews date: 
    2010/5/27(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 流出原油除去作業の7名が発病 沿岸警備隊 作業船に引き揚げ命令 BPが漁師の防毒マスク着用を妨害か

    BPによる原油流出の除去作業に関わっていた、少なくとも7人の漁師が、26日、吐き気、めまい、頭痛、胸痛を訴え入院しました。 漁師たちは、流出した原油と化学分散剤に曝されたと見られています。 沿岸警備隊は予防措置として、除去作業を補助していた125の商業船すべてに帰岸するよう命じました。 BPに雇われた汚染除去作業員が数週間にわたり訴えてきた体調の異変はほとんど無視されています。 ルイジアナ・エビ漁協会長のクリント・ギドリーと天然資源保護協議会(NRDC)の環境正義弁護士、アルバート・フアンに話を聞きます。
    dailynews date: 
    2010/5/27(Thu)
    記事番号: 
    1

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