100人以上のアフリカ系アメリカ人男性への拷問を監督した元警察幹部の裁判が、本日シカゴで行われます。元警部補のジョン・バージは、本人を含む刑事らによる拷問をめぐる民事訴訟で、拷問の事実を否定するうその証言をしたとして、裁判で罪に問われています。有罪となった場合、最高で禁固45年が言い渡されます。拷問の疑惑は40年前からありましたが、バージは現在まで起訴されることはありませんでした。1971年から20年近くの間、バージは、多数の黒人に対する自供強要のための「組織的な拷問」の中心にいました。100人以上のシカゴ住民が、口の中に拳銃を押し込まれる、頭に袋を被せて窒息させられる、さらに性器に電気ショックを与えるなどの拷問を受けたと証言しています。フリント・テイラー弁護士と、拷問被害者のダレル・キャノンに話を聞きました。