退陣を余儀なくされたホンジュラスのマヌエル・セラヤ大統領は、首都テグシガルパにあるブラジル大使館に現在も滞在しています。同大使館は大統領が2週間前に帰国して以降、軍隊と機動隊により包囲された状態が続いています。セラヤ大統領がホンジュラスの軍部により追放されてから約100日が経過しました。米州機構は2日、記者団に対して退陣したセラヤ大統領の代理人と暫定大統領ロベルト・ミチェレッティ率いるクーデター政府が、今週会談を開始する可能性があると発表しました。報道では、ミチェレッティ暫定大統領が、クーデター政府の閣僚と5日に会合を開き、国民の自由を制限している緊急命令の解除について話し合うと発言したと伝えられています。