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2021年2月24日(水)

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  • 【21/02/24/1】全米の先住民コミュニティがデブ・ハーランド下院議員に対する連邦上院議会の指名承認公聴会の行方を注目して見守っています。ハーランドは、ジョー・バイデン大統領の指名を受け、上院で承認されれば、米国先住民として、史上初の閣僚に就任することになります。ラグナ・プエブロ族市民のハーランドが、先住民族の問題を幅広く監督する内務省のトップになることを期待し、先住民の地域では、ハーランドを支持して活気づいています。共和党の上院議員の中には、ハーランドが行った過去の発言をとりあげ、きびしい質問攻めにする議員もいます。フラッキング(水圧破砕法を使ったシェールガス・石油開発)やキーストーンXL石油パイプラインその他の化石燃料プロジェクトに反対した表明をとりあげ、彼女が "過激 "な人物であるというイメージを作ろうとしています。ジャーナリストのジュリアン・ブレイブ・ノイズキャットは、共和党のハーランドへの攻撃に、ひどい皮肉を感じるといいます。「内務長官に先住民が初めて指名された途端、保守派は、まるで先住民が彼らの土地や生活様式を奪い取ろうとしているかのようにふるまうのです」と、ノイズキャットはいいます。

  • 【21/02/24/2】トランプ政権時代でもっとも物議をかもした移民政策のひとつ、「メキシコ待機」プログラム(公式には「移民保護協定」、Migrant Protection Protocols)で、約2万5千人の亡命希望者が米国での裁判の進展を待つ間、国境の向こう側で足止めされました。ジョー・バイデン大統領はこのプログラムを停止しましたが、移民擁護団体は、バイデン政権に対して、もっと迅速に動いて、このプログラムがもたらした損失を救済するよう求めています。数十人の亡命希望者が米国への入国を許可されましたが、何千人もの人々が、いまなおテキサス州のブラウンズビルから国境を越えたところにあるマタモロス難民キャンプなど、危険な環境のなかで、国境を越える機会を待っています。マタモロスは、待機者の収容施としては最大規模のもので、亡命を求める数百人にのぼる成人の男女と子どもたちが収容されています。そのほとんどは、ひどい暴力や極度の貧困のため、グアテマラやエルサルバドル、ホンジュラスから逃れてきました。マタモロス・キャンプで支援活動を行っている人道団体、「連帯エンジニアリング」(Solidarity Engineering)のフィールドエンジニア、クロエ・ラスタターは、「難民はここに移されましたが、ここには米国政府からの支援はほとんどありません。『移民保護協定』はなくなったといわれていますが、ここにはまだ千人のキャンプがあります」といいます。もうひとりのゲストは、ホンジュラスからの亡命を求めているディソンです。ディソンは、「連帯エンジニアリング」の活動をしています。米国のテキサス州とメキシコのタマウリバス州にまたがるリオグランデバレーで取材している調査報道記者のバレリー・ゴンザレスからも話を聞きます。Image Credit: Daniel Becerril/Reuters

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