【21/01/11/1】ナンシー・ペロシ下院議長は、マイク・ペンス副大統領が憲法修正第25条を発動してトランプ大統領の罷免に踏み切らないときは、支持者を扇動して議会に乱入させたかどでトランプの弾劾決議案を提出するとの強硬姿勢で臨んでいます。また、共和党上院議員のテッド・クルーズやジョシュ・ホーリーについても、選挙結果を覆そうとするトランプを支援し、先週の暴動に先だって煽り行為を行なったとして解任または辞任を求める声が高まっています。当局は、1月20日の大統領就任式前に右翼の暴力行為が再び起きることを警告しています。ファシズムや独裁指導者、プロパガンダを専門とするニューヨーク大学の歴史学者ルース・ベン=ギアットは、議事堂乱入はトランプが2016年以来、極右思想を正当化し奨励してきたことの「論理的帰結」であると言います。「民主主義に対する脅威は、私たちの制度の外からのみ来るのではありません。内側からも来るのです」。
ニューヨークの独立放送局Democracy Now!を日本語でおとどけしています