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2021年1月6日(水)

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  • 【21/01/06/1】ジョージア州で上院議員選挙の決選投票が行われ、民主党が上院の主導権をにぎる見通しとなっています。ラファエル・ウォーノック牧師が共和党のケリー・レフラー上院議員に勝利し、ジョン・オソフは共和党のデービッド・パデュー上院議員を僅差でリードしています。オソフの勝利が確定すれば、上院の議席は50対50で同数となり、票決で可否同数の場合、次期副大統領のカマラ・ハリスが膠着打破の1票を投じることになります。これにより、ジョー・バイデン次期大統領の立法議案を成立させるうえで、民主党はより大きな権限を握ります。ウォーノックが牧師をつとめる、アトランタのエベネザー・バプティスト教会はマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の心の故郷だったところです。ウォーノック牧師は、南部州で初の黒人民主党上院議員、ジョージア州で初の黒人上院議員、米国史上11人目の連邦議会上院の黒人議員となります。アノア・チャンガがゲストです。チャンガはアトランタに拠点を置くジャーナリストで、選挙の公正と投票権の問題を取材しています。今回、ジョージア州で民主党が勝利できたのは、草の根の活動家の運動があったからだ、とチャンガは指摘し、こう語っています。「農村部から都市部、郊外のコミュニティに至るまで、州の全土で、さまざまな人種や民族の活動家が、選挙運動を組織し、すばらしい活動を進めてきました。ジョージア州で、文字通り、こうした活動が生まれたのです」。

  • 【21/01/06/2】選挙人団の投票を開票し、選挙結果を承認する手続きを行う連邦議会の会合が行われる中、トランプ大統領がジョー・バイデンに敗北した2020年の選挙結果を認めることを拒否し、数千人が、ワシントンD.C.で抗議デモを行っています。ムリエル・バウザー市長は、抗議行動に備えて、州兵の出動を要請しました。すでに、反民主主義者のデモ隊がブラック・ライブス・マター・プラザ近くで警察と衝突する事件も起きています。違法な銃を市内に持ち込んだなどの容疑で、6人が警察に逮捕されました。国家安全保障担当のウィリアム・アーキン記者は、現職の大統領がすすんで騒動をけしかけている「前代未聞の瞬間」だと述べています。また、政治的右翼過激派の運動を追っている調査ジャーナリストのジェイソン・ウィルソンにも話を聞きます。トランプ大統領の任期中、共和党は極右との驚くべき一体化が起きたと、ウィルソンはいいます。「街頭で暴力をふるう極右活動家と連邦議会でトランプを支持する一部の議員との間を分ける明確な線は、ありません」。

  • 【21/01/06/3】 ウィスコンシン州ケノーシャで、マイケル・グレイブリー地方検事は、ジェイコブ・ブレイクに銃弾7発を発射した白人警官を起訴しないと発表しました。ジェイコブは、29歳の黒人男性で、8月に銃撃を受け身体機能麻痺になりました。ラステン・シェスキー警官は、至近距離でブレイクの背後から銃を発射しました。そのとき、ブレイクは自分の車の中に向かって身をかがめていたところで、車内には3歳、5歳、8歳の3人のこどもたちが乗っていました。ブレイクの小型ナイフが車内にあったとして、検察は銃撃が自己防衛であったと主張しています。ケノーシャ市内では8月、ブレイクが銃撃されている動画がネットで流れると、構造的な人種差別と警察の暴力行為に対する抗議行動が広がりました。今回の不起訴という決定をブレイクの家族は強く非難しています。ウィスコンシン州議会議員のデービッド・ボーエンは、「今回もまた、我々は司法の破綻を目にしています。黒人男性の背中に向けて、それと知りつつ7発の銃弾を発射したというのに、この警官を起訴する能力が地方検事にないのですから」。(Image Credit: Attorney Ben Crump)

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