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2020年12月15日(火)

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  • 【20/12/15/1】ウィリアム・バーが米司法長官を辞任します。広範な不正選挙があったというトランプ大統領による根拠のない主張を十分に支持しなかったために大統領の怒りを買い、職を去ることになりました。今回袂を分かつことになったものの、バーはトランプの最も忠実な支持者の1人で、2020年の「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)抗議運動や反ファシズム運動に対する大統領による扇動的な発言のほとんどに同調、一方の極右過激派による脅威は問題ではないという態度までとっていました。6月のトランプの聖書を掲げた悪名高い写真撮影に際し、ホワイトハウス近くの聖ヨハネ聖公会教会に歩いていく道を開けるため、バーはホワイトハウス近くに集まった平和的な抗議者たちを殴打し催涙ガスを浴びせるよう警察に直接命令したと報じられています。アメリカ自由人権協会の全米法務部長のデビッド・コールは、最近関係が悪化したものの、バーは在任中トランプの「最も忠実な部下」だったと言います。バーは、「全くもってトランプの右腕で、独立した司法省を維持するよりもむしろ、トランプの命令通りにしていました」と、コールは言います。

  • 【20/12/15/2】12月14日、米国の選挙人団が次期大統領のジョー・バイデンと次期副大統領のカマラ・ハリスの当選を公式とするため各州の州都に集い、両人は選挙人団投票で正式の勝利をおさめました。トランプ大統領は引き続き、彼は選挙を不正操作した大規模な陰謀の犠牲になったと証拠なく主張しています。全米で共和党員による選挙結果の転覆が試みられ、右派の支持者たちは暴力行為を仄めかしました。非営利団体「全米一般投票運動」(National Popular Vote)の議長ジョン・コーザは、米国が現在の形の選挙人団システムを廃止しその代わりに一般投票で大統領を選出する必要性が、2020年大統領選挙のカオスによってより明らかになった、と言います。「現在の制度に欠陥があることは、米国民にとってますます明らかになってきています」と、彼は言います。

  • 【20/12/15/3】全米の刑務所が、パンデミックが始まって以来最大のCOVID-19感染の増加に直面しています。「マーシャル・プロジェクト」(Marshall Project)によると、米国で収監されている囚人の約25万人がCOVID-19に感染し、支援団体は米国におけるワクチン配布で囚人を優先するよう強く要請しています。カリフォルニア州のすべての州刑務所で感染が進行中であるのに、カリフォルニア州矯正局は囚人を施設間で移送し続けています。サン・クエンティン州立刑務所で起きた新型コロナウィルス感染の第一波の結果28人が死亡したことを受け、カリフォルニア連邦控訴裁判所は10月、同刑務所の収容人数を半分にするよう刑務所管理部に命令しました。それを受けて、医療専門家たちの助言と囚人たちの激しい抗議にも関わらず、同刑務所は約300人の囚人の他施設への移送を開始しました。「34の刑務所で起きている大感染のありようは、カリフォルニア州各地の過密した換気の悪い刑務所がCOVID-19から人々を守るうえで安全ではないということを示しています。そのことは公衆衛生当局者たちがこの9カ月間言い続けてきたことなのです」と、オークランドを拠点とする「エラ・ベーカー人権センター」(Ella Baker Center for Human Rights)の州キャンペーン担当で、「サン・クエンティンの大流行を止めよう同盟」(Stop San Quentin Outbreak Coalition)のメンバーであるジェームス・キングは言います。

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