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2020年10月14日(水)

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  • 【20/10/14/1】最高裁判所判事候補の承認をめぐる13日の上院の公聴会で、候補者のエイミー・コニー・バレットは11時間にわたって、医療保険制度改革法やロー対ウェイド判決(Roe v. Wade)、投票権などについての見解を問われましたが、明らかにすることを拒みました。また、トランプ大統領が選挙の実施を遅らせることは可能かとの質問にも、あるいは、共和党が、48歳の連邦判事の承認を、大統領選挙日の前に行おうと、躍起になっており、承認されれば、最高裁判所は、6対3で圧倒的に保守が優位になる、という質問に対しても、答えませんでした。長時間に及ぶ公聴会の模様を、主要部分を特集して放送します。

  • 【20/10/14/2】最高裁判所判事候補のエイミー・コニー・バレットの承認を審理する2日目の公聴会が13日に開催されましたが、バレット連邦高等裁判所判事は、投票者への脅し行為に関する基本的な問いや、選挙を遅らせることができる権限が、大統領にあるのか、という質問にたいしても回答を拒否し、「公平に対応する」と答えるにとどまりました。これについて、オンライン誌「スレート」(Slate.com)で法律担当の上席特派員をつとめる、最高裁判所担当記者のダリア・リトウィックは、「自分を中立であると見せかけようとしているにすぎません」と言い、「隠し立てすることはなにもない、それまでの自分が何者であって、どんな判決をくだしたかなどというのは、関係のないことだと、いっているのもそういった狙いがあるのです」と指摘します。「先入観なしに対応するという必要のない問題もあったのです。(明快に答えていれば)多くの不安を和らげることができたはずです」。

  • 【20/10/14/3】共和党は、トランプ大統領が指名した最高裁判所判事候補エイミー・コニー・バレットの承認を11月3日の大統領選挙の前に行い、司法の最高機関を保守派が数十年にわたって多数を固めることができるようにと躍起になっています。そうしたなか、ジョー・バイデンに対して、大統領に当選したら、最高裁判所判事の定数増員を求める声が高まっています。しかし、エール大学の法学者サムエル・モインが提唱するのは、判事の数を増やすことや、最高裁判所のイデオロギー構成を均衡させるために提案されている一般的な方法などではありません。民主主義を守るために、最高裁判所全体を弱体化しなければならないと、言うのです。「この国は、少数派の人々による支配と民主主義の排除に基づいて建国されました。その構図の一角を最高裁判所が占めており、ずっとそれが続いているのです。今、右派による統制が打ち立てられようとしている危機に瀕しており、最高裁は危険な存在なのです」。

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