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2020年9月29日(火)

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  • 【20/09/29/1】ドナルド・トランプ大統領とジョー・バイデン前副大統領がクリーブランドでの第1回大統領候補者討論会で対決します。11月の大統領選が近づいているにもかかわらず、米国が直面している複数の危機が十分に注目されていないと指摘する、作家で学者のキーアンガ=ヤマッタ・テイラーに話を聞きます。「私たちはこの国の制度的な人種差別、統治のあり方、国の機能の仕方について、国民全体が改めて見直している真っ最中なのです。」と、歴史家で雑誌ニューヨーカーにも寄稿しているテイラーは語ります。「ドナルド・トランプの一つ一つの言葉、息遣い、行動が国の関心をすべて吸収してしまうという、非常に近視眼的な状況があります。」彼女はさらに、その歴史の大部分で「保守的な社会秩序」を施行する役割を果たしてきた米国最高裁判所について今こそ再考するときだと言います。

  • 【20/09/29/2】歴史家のキーアンガ=ヤマッタ・テイラーは、警察による不正行為事件が処罰されないケースが繰り返されるのを人々が目にするなかで、ブレオナ・テイラーの事件は、米国の「急進化の大きなうねりを発展させることに」に貢献していると言います。大陪審は最近、この26歳の緊急救命士の殺人に関わった警官のいずれに対してもその死の責任を問うことを拒否しました。「“正式な手順”を踏んでも不正な判決が下されることで、人々は米国における統治機関の正当性の根本を疑い始めている」と、プリンストン大学でアフリカ系米国人研究の准教授を務めるテイラーは言います。

  • 【20/09/29/3】フィラデルフィア市当局は数ヶ月にわたる組織的行動と抗議の野営を受けて、50軒の空き家をコミュニティ・ランド・トラストに引き渡すことに合意しました。これは住まいを持たない人々にとっての歴史的な大勝利です。まとめ役の1人に話を聞くとともに、フィラデルフィアを拠点とするキーアンガ=ヤマッタ・テイラーにも意見を聞きましょう。住宅不安について幅広く執筆している彼女は、フィラデルフィアでの直接行動は全国で応用できると言います。「米国の資本主義がいかに不整合なものかを表している、空き家と住居のない人々が同時に存在しているという力関係は全米のいたるところにある」と、テイラーは言います。長期にわたったフィラデルフィアの運動は、「空間と物件を占拠し公共住宅局に住居のない人々に住居を提供するという彼らの仕事を遂行するよう政治的な圧力をかけるという、住人による組織と運動家集団のすべてが手本にするべきモデル」を確立しました。

  • 【20/09/29/4】ドナルド・トランプ大統領とジョー・バイデンの3回にわたる大統領候補者討論会の第1回を前に、「DCレポート」(DCReport.org)の創設者で編集長のデイビッド・ケイ・ジョンストンに話を聞きます。彼は、トランプの税金について報じているニューヨークタイムズ紙の爆弾記事は「別々で不平等な2つの所得税システム」の存在を浮き彫りにしていると言います。ニューヨークタイムズ紙は、トランプは過去15年間のうち10年は連邦所得税を払わず、2016年と2017年にわずか750ドル払っただけと報じています。同紙に掲載された続編記事では、トランプは彼の人気リアリティーテレビ番組The Apprentice(『ジ・アプレンティス』)に関連して4億2700万ドルを稼ぎ、それ以外の投資で損失を出していた彼の金銭的な生命線となったことが明らかにされています。「ドナルド・トランプのように自分のビジネスを持つ人々には別のシステムがあるのです」と、ジョンストンは言います。

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