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2020年9月9日(水)

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  • ウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジの身柄を、米国へ引き渡すかどうかをめぐる、長く延期されていた審理が、ロンドンで始まりました。アサンジの法律顧問ジェニファー・ロビンソンは、この事件が、世界にとって、報道の自由に対する、身の凍るような判例となる可能性があるとして、こう指摘しています。「アサンジは、ジャーナリストとして、出版人としての自らの仕事をしたことで、175年の禁固刑を迫られるのです。この裁判がとても危険なものであるというのは、そういうことなのです」。アサンジにはいくつもの容疑がかけられていますが、その一つは、自身が関わってウィキリークスのサイトで外交電報を公開し、これがスパイ活動取締法に違反するというものです。しかし、この外交電報により、イラクとアフガニスタンで行われた米軍の戦争犯罪が明るみに出されたのです。米国に身柄を引き渡された場合、アサンジは終身刑を受ける可能性があります。

  • 数十年にわたって、米国が中米で軍事介入を行ったことが、現在起きている移民危機につながっていると語る、エルサルバドル系米国人ジャーナリストのロベルト・ロバートに話を聞きます。ロベルトの新著は、Unforgetting: A Memoir of Family, Migration, Gangs, and Revolution in the Americas(『忘れない:ある回想-家族、移民、ギャング、アメリカ大陸の革命』)です。著書のなかで、自身の家族がエルサルバドルから米国へ移住したこと、青年期に帰国して、米国の支援を受け、容赦のない人権侵害をおこなう右派政権と戦ったこと、その後、ジャーナリズムの世界に身を投じ、生存の極限におかれている人々のことを記事にして伝えたことなどが、語られています。「エルサルバドルでの出来事を忘れないのはもちろんのこと、米国が経験してきたこと、そして自分自身が体験したことの記憶を残しているのです」。

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