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2020年7月15日(水)

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  • 連邦政府の報告によると、14日は、新型コロナウイルスの1日での感染者数が過去最高となり、11州では入院者数が記録的な数に達したと、報告されています。こうした中、トランプ政権は州当局に対し、新型コロナウイルス患者のデータを疾病管理予防センター(CDC)に送るのをやめるよう指示しています。CDCでは送られたデータを、公表しています。ゲストは、疫学者でネブラスカ大学医療センター公衆衛生学部長のアリ・カーン博士です。トランプ政権が、危機にどう対応しているか、また、ワクチンの開発にすがろうとしている問題について、「先が見えないワクチンへの道は死で敷き詰められます」と、カーンは批判します。カーンは、CDCの公衆衛生準備対応局(Office of Public Health Preparedness and Response)の元局長で、「戦略的国家備蓄」(Strategic National Stockpile)を指揮していました。マスクや感染検査体の不足がいまも続いている問題についても話を聞きます。

  • もうひとつの危機が米国民に迫っています。住居からの大量の立ち退きです。パンデミックが発生して4カ月を超えるなか、何百万もの人が仕事を奪われたままです。そんな中で新型コロナウイルスの新規感染者が増加し、州政府が再び、都市閉鎖の措置をとろうとしているさなかに、これまで全米で行われていた立ち退き命令の禁止期間が、終わろうとしています。「家賃キャンセル(帳消し)運動」(Cancel the Rent)に全米の家賃ストライキや抗議運動が励まされ、25の州で、労働組合、労働者、人種差別反対や社会正義を求める団体が共同して、7月20日に大規模なストライキ行動「黒人の命のためのストライキ」(Strike for Black Lives)を計画しています。オハイオ州立大学のアムナ・アクバル法学教授に話を聞きます。アムナは、12日付けニューヨークタイムズ紙日曜版で、「左翼が世界を立て直す」(“The Left Is Remaking the World.”)と題して、論説を執筆し、この危機といかにたたかうかについて、余すところなく述べています。

  • 新型コロナウイルスの新規感染者が米国南部と南西部で急増しています。感染が集中しているアリゾナ州では、集中治療室(ICU)のベッドの88パーセントがふさがっており、死亡したある男性患者の家族が、男性患者の死亡に直接の責任があるとして、デューシー州知事とトランプ大統領を告訴しています。この2人が、新型コロナウイルスの脅威を軽視したことと、アリゾナ州での患者数が爆発的に増えているなか、マスクの着用を住民に義務づけようとした地元当局者を妨害したことが、男性患者の死につながったというのが理由です。トゥーソン市のレヒーナ・ロメロ市長は、「デューシー知事が、州の経済を再開するという軽はずみな決定をしたために、私たちは危機的な状況に置かれてきたのです」と批判しています。ロメロは、共和党のデューシー知事に対抗し、トゥーソン市で初の女性市長で、ラティーノから選出された初の市長でもあります。父親は移民の農場労働者です。

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