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2020年1月16日(木)

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  • 1月15日、米国議会下院はトランプ大統領に対する弾劾決議を議会上院に送付しました。大統領が弾劾裁判にかけられるのは米国史上3度目で、歴史的な出来事となりましたが、その前にナンシー・ペロシ下院議長が弾劾裁判で検察官の役割をする7人の下院議員と共に記者会見を開きました。弾劾決議が上院に送付される中、ワシントン・ポスト紙が弾劾捜査の中心となる新しい情報を暴露しています。その記事によれば、下院民主党が公開した新たな情報の中に、トランプ大統領の顧問弁護士であるジュリアーニの元同僚レブ・パルナスと、コネチカット州の共和党下院議員候補ロバート・ハイドが交わした携帯メッセージがあり、2人は当時の駐ウクライナ大使マリー・ヨバノビッチに関して脅迫的なやり取りをしており、ヨバノビッチは監視されていると書かれています。ヨバノビッチは、トランプに脅迫されているように感じると繰り返し述べており、今ではよく知られている7月25日のウクライナのゼレンスキー大統領との通話でも、トランプはヨバノビッチのことを「厄介な人物」と呼んでいました。ネイション誌のエリ・ミスタル記者に話を聞きます。「ペロシは、(弾劾裁判が)単なる見せかけでなく、少なくとも証言や反対尋問がある本物の裁判に近いものになることを望んでいます」とミスタルは言います。

  • 1月15日、ロシアではドミートリ・メドベージェフ首相が辞職し、内閣も総辞職したため、モスクワおよび国外で驚きの声が上がっています。ウラジミール・プーチン大統領はロシア憲法の全面的改憲を提案しており、これは議会と国家評議会の権力を強化し大統領の権限を弱体化するものです。プーチン批判派によれば、この提案はプーチンの大統領任期が終わる2024年後も彼が権力を維持することを助長するとしています。ロシア議会は16日にもプーチンが選んだ税務局長官ミハイル・ミシュスチンを新首相に承認すると見られています。ロシアのコメルサント紙は今回の政治的改革を「1月革命」と呼んでいます。本日は、Russia Without Putin: Money, Power and the Myths of the New Cold War(『プーチンなきロシア――金、権力、そして新たな冷戦の虚構』)の著者トニー・ウッドに話を聞きます。ウッドはニュー・レフト・レビュー誌の編集委員です。その他の著書にはChechnya: The Case for Independence(『チェチェン共和国――独立すべき理由』)があります。

  • 米大統領選挙の最初の予備選となるアイオワ州党員集会を前に、民主党大統領候補の最後の討論会が1月14日夜アイオワ州デモインで行われました。会場となったドレイク大学前には100人以上が集まり、貧困をテーマにしたテレビ討論を求めて抗議を行いました。ウィリアム・バーバー師が率いるデモ参加者は、貧困が原因で毎年亡くなる25万人の犠牲者を象徴する棺を担ぎました。「貧者の運動」(Poor People’s Campaign)によれば、米国の43%以上に当たる1億4000万人が最低限の生活費を払えずにいます。アイオワ州では労働人口の45%に当たる63万人が時給15ドル以下で働いています。「貧者の運動」共同議長であり「破れを繕う者」(Repairers of the Breach)代表のウィリアム・バーバー師に話を聞きます。バーバー師と「貧者の運動」は、討論会の翌日にデモインで貧困に関する大型集会を主催しました。「貧困に関して完全な沈黙を守っている間は、有権者を活気づけることなどできません」とバーバー師は言います。「2016年以来、討論会の数は30回近くに上りますが、貧困に関するものは1度も行われていないのです」

  • カリフォルニア州のベイエリアで手頃な価格の住宅を求める「マムズ・フォー・ハウジング(住宅を求めるママたち)」(Moms 4 Housing)の戦いについて見ていきます。1月14日、カリフォルニア州オークランドで、家を持たず住居が定まらない母親たちのグループが、使用していた空き家から軍装備の警察に立ち退きを強要されました。それまで母親たちと不動産開発業者ウエッジウッド不動産の間で2か月に渡る対立が続いていましたが、この立ち退き劇でその膠着状態は終わりました。郡警察は母親2人と支援者2人を逮捕しましたが、4人は全員14日午後には保釈されています。逮捕された母親のひとりミスティ・クロスと娘のデスティニー・ジョンソンに話を聞きます。「始めから、あの家にずっと居座るつもりはありませんでした」とクロスは言います。「私たちが伝えたかったのは、前に進もうとする私たちの前に立ちはだかる政策やその他の障害があるということ。それを人々に知らしめるためにやっているのです。」「地域のエンパワーメントのためのカリフォルニア州人同盟」(Alliance of Californians for Community Empowerment)代表キャロル・ファイフにも話を聞きます。

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