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2019年8月28日(水)

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  • 27日朝、数十人の難民や移民を欧州にむけて運んでいたボートが地中海のリビア沖合で転覆し、少なくとも40人が亡くなったのではと懸念されています。リビア沿岸警備隊によると、約65人の主にスーダンからの難民と移民が地元の漁民の助けで救助されました。この悲劇によって、欧州へ向かう途上で亡くなった難民と移民の今年の死者数は900にも達しています。イタリアの内務大臣マッテオ・サルヴィーニのような欧州の極右政治家は難民や移民を犯罪者扱いし、また地中海での遭難者捜索や救助活動でしばしば中心的役割を果たす人道支援活動家を非難し続けています。チャーリー・ヤクスリー国連難民機関報道官から詳しく聞きます。

  • ブラジルではアマゾンの火災が続いており、新しいドローン映像によれば煙と火焔は勢いを増しています。濛々たる煙の渦が南米大陸から大西洋にまたがって広がり、その様は宇宙からも見ることができます。火災は、ボリビアでも広大な土地を破壊しています。このような火災は有史以来で前例がなく、環境保護専門家は、火災のほとんどは非合法の鉱山業者や牧場経営者による放火が原因だと言っています。今年にはいってから、ブラジルでは73,000件近い数の火事があり、その半分以上がアマゾンでおこっていますが、これは昨年の同時期と比べて83%の増加です。極右の大統領ジャイール・ボルソナーロは1月に就任して以来、アグリビジネス、木材業、鉱山業のための規制緩和とアマゾン開発許可の政策をすすめてきました。現地の先住民の人々は、自分たちが破壊の最前線にいると言っています。NGO「ブラジルの社会正義と人権のためのネットワーク」(Network for Social Justice and Human Rights in Brazil)の責任者であるマリア・ルイサ・メンドンサから詳しく聞きます。

  • イスラエルがレバノン、シリア、イラクを連続して爆撃した結果、中東全域で緊張が高まっています。レバノンの大統領ミシェル・アウンは最近のイスラエルの攻撃を「宣戦布告」に等しいと非難しました。26、27の両日、イスラエルのドローンがレバノン国内の標的を爆撃しました。イラクでは、イスラエルが実行した空爆を受けて、数人のイラク国会議員が米国に駐留軍の完全撤退を求めています。イスラエルが実行を認めているのは24日のシリア攻撃だけであり、イスラエルはこれを、イスラエルに対するドローン攻撃を準備していたイランが運営する基地を攻撃したものであるとしています。ベイルート・アメリカン大学のジャーナリズム担当客員教授でジャーナリスト・イン・レジデンス(journalist-in-residence)ラミ・クーリから詳しく聞きます。彼はまた英語ニュースサイト『ニューアラブ』(The New Arab)の特別寄稿者です。「ここ数日間に起こったことは、中東でこの50~60年ずっと続いてきたトレンドの帰結です。すなわちイスラエルが、自分たちは周辺の敵対勢力のいかなる組み合わせより常に軍事的に勝っていなければならぬとする独自の哲学を、形で示してきたのです」とクーリは述べています。

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