« 前  

2019年7月29日(月)

  次 »
  • トランプ大統領はツィッターでメリーランド州のボルティモアを「ネズミだらけのめちゃくちゃな場所」と表現し、多くの怒りを買っています。トランプのこのツィートは、ワシントンで最も有力なアフリカ系米国人議員イライジャ・カミングス下院議員への攻撃としておこなわれました。トランプはまた別のツィートで、カミングスの地元は「米国で最悪の場所」とし、「誰もあんなところに住みたいとは思わない」とも言いました。一連の発言は、カミングス議員がFOXニュースのボルティモア特集番組に出演し、メキシコ国境地帯の移民拘置所の状況を批判したことをうけたものでした。ボルティモアとメリーランド州の当局者は大統領の発言を非難し、ボルティモア・サン紙は、「ネズミが多少いても、ネズミになるよりマシだ」(“Better to have a few rats than to be one”)と題した社説で応戦しました。メリーランド州ロヨラ大学准教授(コミュニケーション、アフリカ人・アフリカ系米国人研究)でボルティモアのローカルラジオのホストを務めるケイ・ワイズ・ホワイトヘッドと、ボルティモアの黒人権利擁護団体Leaders of a Beautiful Struggle(美しき闘いの指導者たち)の広報を担当するデーボン・ラブに話を聞きます。

  • モスクワ警察は7月27日、反対派の抗議を暴力的に阻止し、1400人近くを逮捕しました。ここ10年でロシア最大の大量逮捕と言われています。一方、ロシアで最も有力な反対派の人物であるアレクシイ・ナワリヌイが刑務所で急性アレルギー反応に襲われ、病院に搬送されました。担当医師は、「何かの有毒物質」にさらされた可能性があると述べています。27日の抗議は、反対派候補がモスクワ市議会選挙に出馬するのを禁じる最近の動きを非難するために組織されました。キングス・カレッジ・ロンドンのロシア研究所所長でロシア政治を教えるサミュエル・グリーンに話を聞きます。グリーンはモスクワで13年にわたって生活・勤務し、新著Putin v. the People: The Perilous Politics of a Divided Russia(『プーチン対大衆:分断されたロシアの危険な政治』)を共同執筆しました。グリーンはまた、Moscow in Movement: Power and Opposition in Putin’s Russia(『激動するモスクワ:「プーチンのロシア」の権力と反対派』)の著者でもあります。

  • 南米コロンビアでは7月26日、原住民やアフリカ系コロンビア人、環境保護運動のリーダーに対する近年の致命的な攻撃の高まりに抗議するため、50以上の都市や町で数万人がデモ活動を行いました。メキシコシティーからアテネまで世界の数十都市でも、これに連帯を示すデモ行進が開催されました。コロンビア政府とコロンビア革命軍(FARC)は2016年、半世紀にわたる武力紛争の後、国を前進させるための歴史的な和平合意を結びました。しかしそれ以来、不法採掘や麻薬取引の撲滅、土地返還、環境保護に取り組んでいたアフリカ系コロンビア人コミュニティーの出身者を中心とする500人近くの人権活動家が殺害されています。26日の抗議行動は、著名な地域活動家のマリア・デル・ピラー・ウルタドの子どもが、母の銃撃を目撃して泣き叫ぶ動画がネットで拡散したのをきっかけに行われました。コロンビアの元チョコ県知事で元環境・持続可能開発相のルイス・ジルベルト・ムリージョに話を聞きます。

Syndicate content