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2019年5月22日(水)

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  • トランプ大統領弾劾のための調査を開始するようナンシー・ペロシ米下院議長に求める民主党下院議員が増大しています。ペロシは22日朝、弾劾問題を討議するために非公開の特別党員集会を招集しましたが、民主党下院議員の間で意見は大きく割れています。ペロシ議長は、弾劾に集中することは2020年の大統領選挙での民主党の勝利に悪影響を与えるとして、これまでずっと弾劾調査の開始に反対してきました。しかし、トランプ大統領が文書の提出を拒否し、政府高官の証言を阻止して議会の監視努力への妨害を続ける中、議員たちからの反発が高まってきています。21日、元大統領法律顧問のドン・マクガーンは大統領の求めにより議会の召喚状を無視して下院司法委員会を欠席しました。5月の初めには、ウイリアム・バー司法長官が下院司法委員会の聴聞に応じませんでした。国会議事堂にいるテキサス州選出の民主党下院議員アル・グリーンと話します。彼は2017年にトランプ大統領の弾劾を呼びかけた初の連邦議会議員です。

  • 移民関税捜査局(ICE)は2012年以来、全国の移民拘置所に拘留されている何千人もの移民や亡命希望者に対し、懲罰の手段として独房監禁を日常的に行ってきました。国際調査報道ジャーナリスト連合(International Consortium of Investigative Journalists)が行った最新の調査報告は、移民関税捜査局管轄下の移民拘置所において、独房監禁による虐待が広範に行われていることを疑問の余地なく明らかにしました。国連の拷問担当の特別報告者は、独房監禁は特別な場合のみに使用されるべきであり、独房の使用拡張は「非人道的で屈辱的な処遇」と断じています。それにも拘わらず、ICE拘置所における8400以上の独房監禁の報告書を点検すると、ゲイ、トランスジェンダー、障がいのある移民に対して、そうしたアイデンティティを理由に懲罰として、また合意の上でのキスやハンストなどの行為を攻撃対象として、移民担当官が独房監禁を繰り返し行っていることがわかります。独房監禁された人の3分の1近くが精神疾患に苦しんでいました。少なくとも373の事例において、自殺の可能性があるという理由で独房監禁がなされています。200近い事例で、移民たちは6か月以上の独房監禁されました。この調査は「独房の声」(“Solitary Voices“)と呼ばれています。主執筆者の一人であるスペンサー・ウッドマンから詳しくききます。

  • ニューヨーク・タイムズ紙の最新の調査が、ニューヨーク市タクシー運転手の危機の根底となっている資金プランを明らかにしました。この報道によれば、ウーバーやリフトのようなアプリの発明によりタクシー運転手の収入が減少する中、[タクシー会社やタクシー運転手としての営業に必要とされるニューヨーク市タクシー&リムジン委員会が発行する]免許の高騰がタクシー運転手の経済的破滅の基因となっています。[タクシー運転手は、タクシー会社に料金を払って会社がもつ免許を借りますが]一群の業界トップの経営者たちは、この免許貸与料金を人為的に吊り上げ、略奪的な貸付プランを組織的に作り、数百万ドルを収奪して、多くのタクシー運転手を破滅的な債務へと追いやりました。市当局は、ハーバード大学の教授が「現代版奴隷労働制」と呼ぶこの仕組をほとんど野放しにしてきました。報道を受けてビル・デブラシオ市長は、タクシー免許ブローカーの略奪的な慣行の調査を開始すると述べました。ニューヨーク州の司法長官レティーシャ・ジェームスも調査開始を表明しました。2018年の初めから現在までに、タクシー免許保有車をもつ運転手3人を含め少なくとも8人のタクシー運転手が自殺しており、そのうちの少なくとも数名は破滅的債務が自殺の原因です。ニューヨークタイムズ紙にこの記事を書いた調査報道記者ブライアン・ローゼンタールから詳しく聞きます。

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