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2019年11月25日(月)

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  • エジプトの治安部隊は先週末、エジプト最後の独立メディア「マダー・マスル」を強制捜索し3人のジャーナリストを逮捕しました。捜査が始まったのは24日(日)午後で、9人の私服捜査員がカイロにある「マダー・マスル」事務所に入り、電話やノートパソコンを押収、スタッフは3時間以上にわたってビル内に拘束されました。編集長のリーナ・アッタラー、編集担当モハメド・ハママ、記者のラナ・マムドゥが逮捕されました。前日には副編集長のシャディー・ザラートが治安部隊に自宅で逮捕されています。4人のジャーナリストは24日夜に釈放されています。この強制捜索と逮捕は、アブデル・ファッターフ・シシ大統領の元で高まる報道の自由への攻撃を表すものとなっています。シシ大統領は2013年、モハメド・ムルシー前大統領が追放された後大統領に就任しました。カイロから「マダー・マスル」記者のシャリフ・アブデル・クドゥースに聞きます。クドゥースはデモクラシー・ナウ通信員で、24日に拘束されたジャーナリストの1人です。

  • フランシスコ教皇は週末、広島と長崎を訪問しました。米国が1945年に世界初となる原子爆弾を投下し、20万人を超す死者を出した場所です。フランシスコ教皇は「核兵器のない世界は可能であり、必要である」と語りました。カトリック教会の最高指導者として、フランシスコ教皇は広島、長崎の原爆投下の生存者と面会し、核兵器の保有は人道に反すると宣言しました。教皇の日本訪問の傍ら、米国ではカトリックの平和活動家7人が判決を待っています。彼らは2018年4月4日にキングスベイ海軍潜水艦基地へ侵入した「プラウシェアズの7人」で、3件の重罪と1件の軽罪で有罪の評決を下されたばかりです。侵入時、ハンマー、犯罪現場に貼る立ち入り禁止テープ、彼らの血液を入れた哺乳ビンを持っていました。「プラウシェアズの7人」の1人、マーサ・ヘネシーに聞きます。カトリック労働運動の創始者ドロシー・ディの孫です。ペンタゴン・ペーパーズの内部告発者として知られるダニエル・エルズバーグにも聞きます。エルズバーグの著書はThe Doomsday Machine: Confessions of a Nuclear War Planner (『最後の審判へのエンジン 核戦争の立案者の告白』)です。エルズバーグは「プラウシェアズの7人」裁判での証言を妨害されました。

  • 米国ではリチャード・スペンサー海軍長官がマーク・エスパー国防長官に辞任を求められ、辞任しました。トランプ大統領が軍上層部の頭越しに、戦争犯罪で起訴または有罪判決を受けた3人の米軍人の赦免を行った1週間後でした。赦免された3人のうちの1人は二人のイラク民間人を銃撃し、十代の捕虜の首を刺して殺した罪など複数の罪で告発されている海軍特殊部隊のエディー・ギャラガーです。ギャラガーは10代の捕虜の遺体の横でポーズを取った罪では有罪となりましたが、計画殺人では有罪を免れました。トランプ大統領は21日、ギャラガーの追放を決定する聴聞会を開催しようとする海軍の動きを批判しました。ニューヨーク・タイムズ紙は、スペンサー海軍長官はトランプがこの件で介入してきたことに対し、辞任する態度を表明したが、ギャラガーの残留を認めるようトランプ大統領とじかに交渉していたとする報道もあったとしています。日曜日の声明でマーク・エスパー国防長官は、「このような行動に困惑している」と述べました。世界の中で最も有名な内部告発者ダニエル・エルズバーグから詳しく聞きます。1971年、エルズバーグは防衛分析官として米国のベトナム関与に関する最高秘密をニューヨーク・タイムズ紙にリークしました。後にペンタゴン・ペーパーズとして知られるようになったその文書は、ベトナム戦争を終結させる上で重要な役割を果たしました。

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