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2019年11月18日(月)

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  • イラン政府の内部から前代未聞の機密情報がリークされました。米国の2003年イラク侵攻後、いかにイランがイラク政府を牛耳ったかに新しい光があてられています。漏洩元はイラン情報安全保障省で、漏洩先は米ニュースサイト「インターセプト」です。インターセプトはニューヨークタイムズと共同で公表しました。文書には、700頁に及ぶ2014年から2015年にかけての機密文書が含まれています。CIA工作員として働いていた多くのイラク人が、イランの諜報機関と協力するようになっていった経緯が明らかにされています。「インターセプト」記者ムルタザ・フセインから詳しく聞きます。「マクロで見ると、米国が破壊したイラク社会の破片をイランが拾いにきたという構図です」とフセインは言います。

  • ボリビア初の先住民大統領エボ・モラレスが軍の要求に応じて辞任して以来、ボリビアでは暴力が激化し、少なくとも23人が死亡しました。政治的混乱は急速に暴力を伴う混乱となり、コチャバンバ近郊では15日、モラレスを支持する先住民のデモ参加者に軍が発砲、少なくとも9人が死亡、100人以上が負傷しました。武力弾圧が始まったのは、コチャバンバ県サカバで抗議者数千人が平和的な行進のために集まり、県都コチャバンバへの軍の検問所を通過しようとした直後でした。デモ隊の多くはコカ葉の栽培に従事する先住民です。暴力のエスカレートと先住民への人種差別報道が広がる中、抗議者たちは、自ら暫定大統領だと宣言したヘアニネ・アニェスの辞任を求めています。アニェスはボリビアの右翼政治家・上院議員であり、定足数に満たない議会で自身を大統領に指名しました。アニェスは、モラレス大統領は11月10日に軍に解任されメキシコに亡命した社会主義者であり、次期大統領選挙への立候補は許されないと語り、ボリビアに戻ってきたら訴追されることになると述べています。ボリビア人口の過半数は先住民です。国連特使ジーン・アルノーは17日、ヘアニエ・アニェスとモラレスの政党社会主義運動党(MAS)との対話を呼びかけましたが、日程は決まっていません。「アンデス情報ネットワーク」(Andean Information Network)の代表キャサリン・レデバーから詳しく聞きます。レデバーは研究者・活動家・アナリストでもあり、ボリビアについて20年以上の経験をもっています。

  • テキサス州控訴裁判所は15日、否認を続けている殺人罪で死刑宣告を受けたアフリカ系アメリカ人ロドニー・リードの死刑執行を一時停止するという驚くべき決定を下しました。死刑は20日に執行される予定でした。同裁判所は、検察側に不正があるとする申立を調査する再審理を命じました。1996年、当時19歳の白人女性ステーシー・スタイツを殺害したのは他の男であることを示唆する証拠が続出し、米国ではここ数週間でリードの無実の訴えを支持する人が数百万人に達しています。1998年、全員が白人の陪審はスタイツの体内からリードのDNAが発見されたことをうけてリードに死刑を宣告しました。リードとスタイツは事件当時、恋愛関係にありました。しかし、これまで無視されていた事件の詳細に新事実が浮上、当時スタイツの婚約者だった白人警察官ジミー・フェネルが犯人である可能性が出てきました。フェネルは後に別件の誘拐および強姦で服役しています。先月、フェネルと同時期に刑務所で服役していた男性が、フェネルが服役中、黒人男性と浮気した婚約者を殺したと認めたと記した宣誓供述書に署名したのです。ロドニー・リードの兄弟ロドリック・リード、義理の姉妹ウワナ・アクパン、長年リードの弁護を務めてきた「イノセント・プロジェクト」(Innocence Project)の上席弁護士ブライス・ベンジェットから詳しく聞きます。「私たちが調査中、犯人はロドニーではなく、フェネルであることを示唆する証拠が続々と出ていました」とベンジェット弁護士は言います。

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