エクアドルでは先住民の指導者が主導する何万人もの人々による、大規模な反政府抗議行動が進行中。9日も、再度、国家機能の停止が予想されています。8日、デモ隊がキトの町にあふれ、警察の厳重な取り締まりにもかかわらず、政府が課した財政緊縮政策と燃料価格の急騰に非難の声をあげました。エクアドルでは今年の初めに国際通貨基金(IMF)から42億ドルの融資を取り付けたことを受け、IMFから「経済改革」を課されており、レニン・モレノ大統領はその一環として先週、過去数十年間実施されてきた燃料費補助金を撤廃しました。以来、市民の騒乱がまきおこっています。政府がデモ抗議者とメディアを厳しく取り締まる中、何百人もの人々が逮捕されました。8日の大規模なデモは、モレノが政府の機能をキトから南部の都市グアヤキルに一時移転すると述べた翌日に、起きました。キトから、教皇庁立カトリック大学の法学教授であるデビッド・コルデロ・エレディアに話を聞きます。彼は、今回の一連の抗議行動で拘束された抗議者を代表する弁護士の一人です。
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