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2019年7月8日(月)

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  • 7月7日、フランスのリヨンで行われたサッカー女子ワールドカップ決勝では米代表がオランダを2対0で破り、大会初となる4回目の優勝を果たしました。数カ月前には、2015年大会の米女子代表チームのメンバーが米国サッカー連盟をジェンダー差別で提訴していました。勝利後、観客席からは、男子選手と同等の報酬を求めるチームへの連帯を表す「equal pay(同一報酬)」のコールが沸き起こりました。2018年の男子W杯の賞金が4億ドルだったのに対し、今年の女子W杯の賞金は3000万ドルにとどまっています。米代表チーム共同キャプテンのメーガン・ラピーノは、最優秀選手としてゴールデンボール賞を、得点王としてゴールデンブーツ賞を受賞しました。ラピーノは今大会の注目の的でした。試合前には、国歌斉唱の間に歌うことや胸に手を置くことを拒否しました。ラピーノはまた、ホワイトハウスには招かれても行かないと発言して話題となっています。スポーツとムスリム女性に焦点を当てた活動で受賞歴もあるアクティビストのシーリーン・アフマドと、ペンシルベニア州立大学で歴史学とアフリカ系米国人研究の助教を務めるアミラ・ローズ・デイビスに話を聞きます。

  • ヘッジファンドマネジャーの億万長者で10年以上にわたって未成年の少女を性的に暴行していた疑いで起訴されているジェフリー・エプスタインが7月8日、性的目的の人身売買容疑でマンハッタンの連邦裁判所に出頭します。エプスタインは同月6日、最年少の14歳少女を含む未成年の少女らをマンハッタンの自分のマンションに誘い、性的目的の人身売買を行っていた疑いで逮捕されました。エプスタインはかつて、フロリダ州で未成年の少女数十人へのわいせつ行為と人身売買で告発されましたが、フロリダ州の連邦検事だったアレクサンダー・アコスタが「連続児童性犯罪者との最も寛大な司法取引」を行った後、郡刑務所でわずか13カ月服役するにとどまりました。この司法取引によって、エプスタインは連邦裁判所での起訴と終身刑の可能性を回避することができ、FBIによるこの事案への調査は事実上終結しました。アコスタは現在、トランプ政権の労働長官を務めています。エプスタインはドナルド・トランプとビル・クリントンは友人だと語っています。2003年にバニティフェア誌に発表した“The Talented Mr. Epstein”(「才人エプスタイン」)でジェフリー・エプスタインの人物像を描いた調査報道記者のビッキー・ワードに話を聞きます。同誌の当時の編集者だったグレイドン・カーターは、エプスタインにわいせつ行為を受けたと主張し、ワードに公表を前提として話をした2人の若い女性の証言を誌面で取り上げませんでした。ワードはその後、ニュースサイト「デイリー・ビースト」に寄せた記事“I Tried to Warn You About Sleazy Billionaire Jeffrey Epstein in 2003”(「私は2003年にビリオネアのジェフリー・エプスタインの下劣な正体を警告しようとした」)でこの出来事について書いています。

  • アラバマ州検察は世論の大きな圧力を受け、マーシェ・ジョーンズに対する過失致死罪での起訴を取り下げました。ジョーンズは28歳のアフリカ系米国人で、同僚に腹を撃たれ流産していました。現地警察は、バーミングハム郊外のディスカウントストア「ダラー・ゼネラル」の駐車場で発砲に至ったけんかを始めたのはジョーンズだとし、ジョーンズに責任があるとしました。大陪審はその後、過失致死罪でジョーンズを起訴しましたが、発砲した人物に対する起訴はすべて見送りました。この裁判は、妊娠の中断を犯罪とすること、並びに胎児は人であるとするいわゆるフィータル・パーソンフッド(fetal personhood)の法的意義に懸念をもつ女性の権利擁護家から全国的な抗議を引き起こしています。全米妊娠中絶連盟(The National Abortion Federation)やイエローハンマー・ファンド、その他のリプロダクティブ・ライツ(性や生殖に関する女性の権利)の擁護団体は、ジョーンズの起訴取り下げを求めるキャンペーンを開始し、成功させました。アラバマ州は、胎児に対する殺人が法制化されている38州の一つです。全米妊娠女性擁護団(National Advocates for Pregnant Women)の創設者で代表のリン・パルトローに話を聞きます。

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