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2019年6月7日(金)

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  • 本日の番組はエイバ・デュバネイ監督のロングインタビューです。デュバネイ監督の新作テレビ・シリーズ(4部作)When They See Us(『彼らが私たちに会うとき』)は、ハーレム出身の5人の10代の少年たち(4人はアフリカ系、1人はラティーノ)の物語です。5人は、ニューヨークのセントラルパークでジョギングに来ていた白人女性をレイプし殺害しかけたとして、誤って訴追され有罪判決を受けました。少年たちの人生に決定的な影響を及ぼした夜は、1989年4月19日、30年以上前のことでした。その後のセンセーショナルな裁判で、彼らは「セントラルパーク・ファイブ」として知られるようになりました。アントロン・マクレイ、ケビン・リチャードソン、ユセフ・サラーム、レイモンド・サンタナの4人はそれぞれ6〜7年の服役、また唯一成人として裁かれたコリー・ワイズは 13年以上も刑務所で過ごしました。このテレビシリーズは見るのが苦しくなるような細部を描くことにより、刑事司法制度の内部の働きが非白人を裏切るように設計されていることをあばき、少年たちへの冤罪判決が引き金となった数十年にわたるトラウマを明るみに出しています。また、冤罪を生み出した人々の責任も、手厳しく追及しています。その中には、5人を追及する急先鋒だったマンハッタン地区検事事務所の性犯罪チーム長リンダ・フェアスティーン(演じるのはフェリシティ・ホフマン)も含まれます。シリーズが初公開されて以来、フェアシュティーンは多数の団体の理事を辞任させられています。たとえば、セイフ・ホライズン、ジョイフル・ハート基金、母校であるバッサー・カレッジなどです。 1993年にフェアスティーンを「今年の女性」(Woman of the Year)に選んだグラマー誌は、「今日なら本誌が彼女にこの名誉を授けることはないと断言します」と述べました。エイバ・デュバネイ監督によれば、このシリーズが明らかにするのは「システムが壊れているのではなく、システムがそのようにつくられているのです」ということです。

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