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2019年5月1日(水)

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  • ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は、ベネズエラ国民議会議長で野党指導者のフアン・グアイドが呼びかけたクーデターの試みを鎮圧したと主張しています。4月30日朝、グアイドはインターネットに投稿した動画しました。動画の中でグアイドは重武装した兵士たちの間に立ち、マドゥロ政権打倒の「最終段階」を支持するよう軍に求めました。長年の反体制派指導者レオポルド・ロペスもグアイドと並んで登場しました。ロペスは、反乱に加わった軍幹部らの手で、自宅軟禁から解放されたと報じられています。グアイドは、1月にベネズエラの暫定大統領に就任すると宣言して以来、ベネズエラ現政権打倒を試みてきました。トランプ政権やブラジル大統領のジャイル・ボルソナロ大統領らは、クーデターの試みを公然と支持しました。1日早朝、マイク・ポンペオ米国務長官のはフォックス・ビジネス・テレビの取材に対し、「それが必要であれば」ベネズエラでの軍事行動の可能性はあると述べました。ベネズエラの歴史学者で、ポモナ大学教授であるミゲル・ティンカー・サラスに話を聞きます。

  • 経済学者ジェフリー・サックスとマーク・ワイズブロットが共同執筆した経済政策研究センター(Center for Economic and Policy Research)の新レポートによると、米国の制裁措置の結果、2017年以来4万人以上の人々がベネズエラで死亡しています。報告書は、米国の制裁措置により、ベネズエラの食料と医薬品の入手可能性がいかに減少し、病気と死亡率を増加させたかを調査しています。ニューヨークのスタジオでジェフリー・サックスに話を聞きます。同レポートの中で彼は「米国の制裁は意図的にベネズエラの経済を破壊し、それによって政権交代に導くことを意図的な目的にしている。それは徒労であり、非情で違法で破綻した政策であり、ベネズエラの民衆に甚大な損害を与えている」と書いています。

  • ベネズエラでクーデターの試みが進行中のさなか、ミネソタ選出のイルハン・オマル連邦下院議員に話を聞きます。オマルは2月の米議会で、ベネズエラへの米国特使エリオット・エイブラムスに質問しました。エイブラムスは右派のタカ派で、2002年にウゴ・チャベスの失脚をはかったベネズエラでのクーデターの試みに関連していました。1980年代にエイブラムスは、グアテマラの独裁者で、先住民族の集団虐殺と拷問作戦を指揮したエフライン・リオス・モント将軍を擁護しました。リオス・モントは後に集団虐殺(ジェノサイド)で有罪判決を受けました。イルハン・オマルは、ラテンアメリカにおけるこのような有害な米国の外交政策と、「今私たちが目にしている中南米から米国への大量移民」との間には、直接的な相関関係があると述べます。

  • アフリカ系アメリカ人女性指導者たちが30日、国会議事堂前に集まり、米国歴史上初の2人のイスラム教徒議員の1人で、ヒジャブを着用する初の連邦議員であるイルハン・オマル下院議員を擁護しました。オマルは就任以来、ドナルド・トランプ大統領自身も含め、数多くの右翼攻撃の標的となっています。オマルによると、トランプ大統領が彼女の顔写真と911攻撃の映像とを並べたビデオをツイートして以来、彼女に対する殺害脅迫が急増しています。下院の女性議員アヤナ・プレスリーとラシダ・タリーブ、公民権運動のアイコン、アンジェラ・デイビスらは30日、彼女たちが「ホワイトハウスの占拠者」と呼ぶトランプ大統領をオマルへの攻撃の件でけん責するよう議会に呼びかけ、また、民主・共和両党に対して「イルハン・オマルに手出しをするな!」とのメッセージを送ろうと集まった人々に強く訴えました。

  • 米議会は30日、国民皆保険「メディケア・フォ・オール」(Medicare for All)法案に関する歴史的な公聴会を開催しました。公聴会は、活動家で末期ALSにより死に瀕する弁護士、アディ・バーカンの心を動かされる証言で始まりました。イルハン・オマル議員に、30日の公聴会について、また「メディケア・フォ・オール」への賛同と、国の医療制度の徹底的見直しへの支援に関して話を聞きます。加えて、オマルも支持している、ドナルド・トランプ大統領弾劾の継続的な取り組みについても話を聞きます。

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