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2019年4月16日(火)

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  • 人々に愛されてきたパリのノートルダム大聖堂が大火災によって破壊され、フランスが揺れています。ノートルダム大聖堂は800年前に建造され、世界的に親しまれた史跡でした。パリジャンたちは、400人の消防士が炎を制御しようとしているのを呆然と見守るばかりでした。中には、祈りを捧げたり、宗教歌を歌う人たちも見られました。火災は、大聖堂の尖塔を奪い、境界内部の一部に被害を与えましたが、有名な中世の二本の塔と石の構造部分は焼け残りました。フランスの大富豪の二人の人物が合計で3000万ドル以上の再建支援を約束しています。欧州連合(EU)も、再建に協力すると誓いました。捜査当局は火災がどのように始まったかの調査を始めていますが、おそらく1800万ドル規模で行なわれていた修復工事に関連した事故が火元ではないかと述べ、放火の可能性はないとしています。ジョンズ・ホプキンス大学中世史のアン・レスター准教授に、ノートルダム大聖堂の、フランス及び世界の文化と精神生活における役割について話を聞きます。

  • 講演旅行で米国を訪れる予定だった著名な人権保護運動家オマール・バルグーティが、ビザを持っていたにもかかわらずトランプ政権に入国を拒否されたことをうけ、その説明を求める批判の声が上がっています。バルグーティは、イスラエルに国際法の順守とパレスチナ人の人権尊重への圧力をかける国際的運動、「ボイコット、投資引き上げ、制裁運動」(Boycott, Divestment and Sanction, BDS)の共同創始者です。バルグーティは、4月10日にテル・アビブのベン・グリオン空港に到着した際、米国が入国を拒否していると告げられました。しかし詳細についての説明はありませんでした。バルグーティと彼の支持者たちは、この措置は彼のBDS運動とのかかわりが原因だとし、ある種の「マッカーシズム的弾圧」だと呼んでいます。ラマラにいるオマール・バルグーティに、米入国禁止措置、BDS運動の拡がりとそれを潰そうとする動き、ベンヤミン・ネタニヤフが5期目の首相に選ばれたイスラエルの選挙について話を聞きます。

  • ミネソタ州選出の連邦下院1年生議員、イルハン・オマールは、トランプ大統領が彼女と9.11同時攻撃を並列したビデオをツイートして以来、受け取る殺害脅迫の数が急増したと述べています。トランプは、4月12日、問題のビデオを「われわれは決して忘れない」という文言と一緒にツイートしました。トランプがツイートしたビデオでは、オマールが9.11以降イスラム系米国市民への攻撃が増加したと話している画像に、燃えるワールド・トレードセンターの映像が差し込まれています。当初、オマール下院議員の発言はもとの文脈から切り離され、デイリー・コーラーやフォックス・ニュースなどの右派メディアによって拡散されていました。オマール下院議員は「これは命の危険に関わることなので、やめさせなければいけない」と発言しています。『現代のイスラム系米国人の生活:テロとの闘いからの報告』(This Muslim American Life: Dispatches from the War on Terror)の著者ムスタファ・バユミに話を聞きます。彼はガーディアン紙に「イルハン・オマールは危険なヘイト運動の標的にされた」(“Ilhan Omar has become the target of a dangerous hate campaign.”)という記事を寄稿しました。バユミはニューヨーク市立大学ブルックリン・カレッジの英語学の教授です。彼にはまた、『迷惑問題と呼ばれたらどんな気持ちか?:米国で若いアラブ人でいるということ』(How Does It Feel to Be a Problem? Being Young and Arab in America)という著書もあります。

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