« 前  

2019年3月7日(木)

  次 »
  • 本日は最近の米・サウジ関係について見ていきます。米上院外交委員会は、3月6日ジョン・アビゼイド退役陸軍大将の駐サウジアラビア大使の承認公聴会を行いました。その2日前の4日、トランプ政権は、10月にイスタンブールのサウジ領事館内で殺害されたワシントンポスト紙のコラムニスト、ジャマル・カショギの殺人事件捜査について上院議員への非公開の報告を行いましたが、議員たちは新たな情報は全く提供されなかったと非難しています。一方、ニューヨークタイムズ紙は、米国市民権を持つ医師がサウジで拘置され、拷問を受けた事件の新たな詳細を報道しました。この医師ワリード・フィタイヒはハーバード大学出身の医師で、2017年から罪状もなく起訴されることもなく拘留されています。退役大佐でベトナム戦争の従軍経験もある作家であり、ボストン大学の国際関係および史学の名誉教授でもあるアンドリュー・ベイセビッチと、「国際政策センター」(Center for International Policy)の「軍備と安全プロジェクト(Arms and Security Project)」のディレクターであるウィリアム・ハートゥングに話を聞きます。

  • 米下院の民主党は3月7日、反ユダヤ主義を非難する決議を投票します。この決議は、明確に名指しはしていないものの、ミネソタ州選出の新人イルハン・オマル下院議員が先日、米国とイスラエルの関係に疑問を呈したことを直接非難する目的であると見られています。民主党進歩派の抵抗により、決議は6日に無期限延長となりましたが、ステニー・ホイヤー下院院内総務は翌日、非公開ミーティングで投票を決行すると発表したと報道されています。退役大佐でベトナム戦争にも従軍経験のある作家、ボストン大学国際関係および歴史学名誉教授のアンドリュー・ベイセヴィッチに話を聞きます。

  • イエメンは世界最悪の人道上の危機に直面しています。サウジ・アラビアおよびアラブ首長国連邦(UAE)主導でイエメンに対して行われたこの戦争で、多くの民間人が殺害されましたが、この戦争における米国よび欧州の役割を立証した主要報告書が発表されました。この報告書はイエメンを拠点とする人権保護組織を含めた複数の組織が3月6日に発表したもので、2015年4月から2018年4月の間に行われた27回の連合軍攻撃で、少なくとも民間人203人が死亡、749人が負傷したとしています。報告書は27回の攻撃の内、22回で米国製の武器が使用されたと見ています。残りの5回の攻撃では英国製の武器または米・英両国で生産された部品が使用されました。「人権保護のための大学ネットワーク」(University Network for Human Rights)のルハン・ナグラ事務局長と、「人権保護のためのムワタナ組織」(Mwatana Organization for Human Rights)のラディア・アル=ムタワケル議長に話を聞きます。二人はDay of Judgment: The Role of the US and Europe in Civilian Death, Destruction, and Trauma in Yemen(『審判の日――イエメンの民間人犠牲者、破壊、トラウマの原因となった米国とヨーロッパの役割』)を共同執筆しました。

  • 現在も進行中のイエメンでの破壊行為に米国製の武器がいかに貢献しているかを、「国際政策センター」(Center for International Policy)の「軍備と安全プロジェクト」(Arms and Security Project)を率いるウィリアム・ハートゥングと見ていきます。ハートゥングは、イエメンにおけアラブ首長国連邦(UAE)の役割に関する新たな報告書を執筆しました。“'Little Sparta': The United States-United Arab Emirates Alliance and the War in Yemen(「小スパルタ」――米国・UAE同盟とイエメン戦争)というタイトルです。「人権保護のための大学ネットワーク」(University Network for Human Rights)のルハン・ナグラ事務局長と、「人権保護のためのムワタナ組織」(Mwatana Organization for Human Rights)のラディア・アル=ムタワケル議長にも話を聞きます。二人は先日、イエメンで民間人犠牲者を出している爆撃の米国および欧州の役割に関する調査報告書を発表しました。

Syndicate content