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2018年11月9日(金)

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  • カリフォルニア州のサウザンドオークス市では、元米海兵隊員が7日夜にカントリー音楽バーで銃を発砲し12人を殺害した事件を受け、人々がその死を悼んでいます。犠牲者の多くは学生でした。この事件は、フロリダ州パークランドの高校で2月に起きた銃撃事件以来、米国で最も多く死者が出た銃乱射事件です。警察は銃撃犯をイアン・デイビッド・ロング(28)だと明らかにしました。ロングはアフガニスタンに派遣されたことのある退役海兵隊員で、PTSDの可能性を含む精神衛生上の問題を抱えていた経歴があります。犠牲者の中の1人、テレマクス・オルフェノス(27)は昨年のラスベガスのカントリー音楽フェスティバルの乱射事件の生存者でしたが、7日夜に銃で撃たれて亡くなりました。事件について、「米国の銃政策に良識を求めるママの会」(Moms Demand Action for Gun Sense in America)ワシントン支部のボランティアをしている元海軍兵サラ・ダコスと話します。ダコスは「エブリタウン退役軍人諮問委員会」(Everytown Veterans Advisory Council)の創立メンバーでもあります。

  • 中間選挙から数日が経ちましたが、フロリダ州の連邦上院議員と州知事の選挙は得票数の再集計に向かう見通しです。「再集計が待ち遠しい」と語る民主党知事候補アンドリュー・ギラムは、8日時点で共和党の対立候補ロン・デサンティスとの差を0.5%未満に縮めています。フロリダ州では、最多得票の候補と次点との票差が0.5%未満の場合に再集計を行います。そして上院選でも、現職の民主党ビル・ネルソン上院議員と共和党のフロリダ州知事リック・スコット候補のあいだの接戦は8日時点で後者のリードが0.25%を切っており、再集計となる可能性があります。また共和党のスコット州知事は、ブロワ―ド郡とパームビーチ郡の民主党選挙監視団を、卑怯な方法で選挙結果を操ったとして裁判所に提訴しています。「新しいフロリダの多数派」(New Florida Majority)のアンドレア・クリスティーナ・メルカード代表を招き、フロリダ州で有権者数の拡大に向けて草の根運動を組織する同団体の活動について話します。同氏には、8日の中間選挙当日に起きた様々なトラブルについても詳しく聞きます。投票用紙のデザインをめぐる混乱、投票所へのアクセスの問題、フロリダ州の有権者ID法の問題など、問題は尽きません。

  • 8日の晩、開票作業の早い段階でミシガン州のパレスチナ系アメリカ人ラシーダ・トライブ候補と、ミネソタ州のソマリア系アメリカ人イルハン・オマル候補の2人が、イスラム教徒の女性としては初の連邦下院議員当選を果たしました。ラシーダ・トライブは民主社会主義者で、パレスチナ人の帰還権と「1国家解決」を支持しています。また、「メディケア」の対象を全国民に拡大すること、最低賃金15ドル、移民税関捜査局(ICE)の廃止も支持しています。移民の子であるトライブは、トランプ政権のムスリム入国禁止令を批判してきました。

  • 次に、イエメンにおける危機的状況について見ていきます。イエメンでは、米国の後ろ盾を得たサウジ主導の連合軍がホデイダという港町への攻撃を急激に拡大させています。ガーディアン紙の報道によると、この1週間だけでも最低200回の空爆があり、少なくとも150人が亡くなっています。サウジの空爆で破壊されたホデイダの一軒の家では、父親と子供5人が命を落としました。攻撃の激化は、イエメンを壊滅させた3年越しの戦争の停戦を求める声が拡大している中で起きています。8日にはイエメン人グループと複数の国際機関がイエメンでの「即時停戦」を要求し、1400万人が現在「飢餓に瀕している」と警告しました。ユニセフによると、ホデイダではサウジの攻撃と封鎖状態が原因で、食料や飲料水、医療品の不足が深刻化しています。また、「10分に1人のイエメン人の子どもが予防できるはずの病気で亡くなっている」と報告しています。米国ではマイク・ポンペイオ国務長官とジム・マティス国防長官が揃ってイエメンの停戦を求めました。一方、トランプ政権はフーシ派武装勢力を「テロ組織」に指定することを検討中だとワシントンポスト紙が伝えています。ミシガン州で連邦下院議員に選出されたラシーダ・トライブと、米国の軍事と経済の両面の戦争を終わらせる運動「ボイセズ・フォー・クリエイティブ・ノンバイオレンス」の共同コーディネーター、ケイティ・ケリーに話を聞きます。ケリーは8日の抗議活動にも参加していました。

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