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2018年1月16日(火)

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  • 1月16日に発売された、強いメッセージをもつ新しい本について取り上げましょう。この本は、自分の家族に降りかかる米国の社会的、人種的不正義に抵抗する一人の女性の物語を描いています。その女性とは、「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)運動の共同設立者であるパトリス・カーン=カラーズです。When They Call You a Terrorist: A Black Lives Matter Memoir(『彼らがあなたをテロリストと呼ぶとき:黒人の命も大切運動回想』)と題されたこの本は、生き残ること、強さ、抵抗力の物語であると共に、罪のない黒人の命を使い捨てにすることをよしとする文化を変える行動を呼びかけています。パトリスの物語は、彼女の母親が仕事を3つ掛け持ちして何とか生活費を捻出していた、1990年代終わりから2000年代はじめのロサンゼルスでの彼女の幼少期を追いながら、自分の親戚や友人を含む若い黒人の男たちを傷つける、大量投獄と麻薬戦争を身近なものとして描いていきます。パトリスの父親は麻薬戦争の犠牲者でした。彼は50歳で亡くなりました。パトリスの兄は、精神病と葛藤の末の非暴力犯罪で、刑務所で何年も過ごしました。彼は一度、自動車事故に関わった際にテロリズムで起訴されたことすらあります。警察はパトリスも標的にし、正当な理由なく彼女の家を強制捜査しました。パトリスは2013年、ジョージ・ジンマーマンが17歳のトレイボン・マーティン殺害で無罪を言い渡された後に、アリシア・ガルザとオパール・トメティと共に「黒人の命も大切」を共同設立しました。この運動はオンライン上で始まりましたが、すぐに全米中に広がりました。パトリスと、共著者のアシャ・バンドレに話を聞きます。アシャは、ベストセラーのThe Prisoner's Wife(『囚人の妻』)を含む5冊の本の著者で、「薬物政策同盟」(Drug Policy Alliance)のシニア・ディレクターです。

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