« 前  

2017年9月11日(月)

  次 »
  • ハリケーン「イルマ」は10日、5段階で上から2番目に強い「カテゴリー4」の勢力を保ちながらフロリダ州フロリダキーズに上陸、同州では少なくとも4人が死亡、約600万人に停電の影響が出ました。マイアミ中心部で発生した洪水で、市内の目抜き通りブリッケル・アベニューは深さ1メートルの急流が流れる川と化しました。700万人近くに避難命令が出され、米国史上記録的な大量避難となりました。ピュリッツァー賞受賞ジャーナリスト、エリザベス・コルバートに話を聞きます。

  • かつてない規模の洪水とハリケーンへの対応に追われる米国で、気候変動が生態系に欠かせない寄生生物の大量絶滅をひきおこし、現在進行中とみられる地球史上6回目の大量絶滅を早めるおそれがあるとする新たな研究が発表されました。科学誌『サイエンス・アドバンシズ』に掲載された研究は、2070年までに地球上の寄生生物の約3分の1が人為的活動によって絶滅する可能性があると警告しています。シラミやノミ、蠕虫(ぜんちゅう)類の絶滅は環境に深刻な影響を与え、新たな寄生生物が人間など動物の体内に侵入、甚大な健康被害を起こす可能性もあります。報告書"Parasite biodiversity faces extinction and redistribution in a changing climate"(「気候変動により絶滅と再分布を迫られる寄生生物の多様性」)の主要著者であるコリン・カールソンに話を聞きます。カールソンは、カリフォルニア大学バークレー校の「環境科学・政策・管理」分野の博士号候補者です。ウェブサイト「ビジネス・インサイダー」は2011年、「人類史上最も聡明な16人の子ども」と題した特集で、モーツァルトとピカソとともにカールソンを取り上げました。カールソンは当時、15歳でした。現在は21歳です。

  • ハリケーン「イルマ」による死者はカリブ海地域で少なくとも27人に達しました。救助隊は最大被害区域に到着しており、死者はさらに増えると予想されています。バーブーダ島やセント・マーチン島などカリブ諸島では全壊に近い被害が出ました。キューバでもハバナやその他の都市が大規模な洪水に見舞われましたが、死者は報告されていません。起業家のリチャード・ブランソンはカリブ海地域に向けた「災害復旧マーシャル・プラン」を呼びかけています。キューバはすでに、アンティグアやバーブーダ、セントキッツ、ネイビス、セントルシア、バハマ諸島、ドミニカ、ハイチに750人以上の医療従事者を派遣しました。ハイチは「イルマ」の直撃は免れましたが、いまもなお2010年の大地震と昨年のハリケーン「マシュー」の復旧作業が続いており、「イルマ」でも深刻な被害を受けました。10万人以上のハイチ人が自宅を離れ、北部の農地では作物が破壊されました。ハイチ紙『アイチ・リベルテ』の編集者であるキム・アイブスをニューヨークのスタジオに迎えて話を聞きます。

  • メキシコでは、9月7日に発生したマグニチュード8.2の壊滅的な地震の死者が90人にのぼっています。救助チームは現在もオアハカやチアパスなど南部州の各地で、がれきの中の捜索を続けています。ジャーナリストのアンダルシア・クノールは先週末、地震で最も大きな被害を受けたオアハカ州フチタンで生存者に話を聞きました。

Syndicate content