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2017年5月15日(月)

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  • トランプ大統領によるコミーFBI長官の解任が波紋を広げています。コミー長官が解任されたのは、2016年米大統領選挙へのロシア介入疑惑を捜査するため一層の資料を求めた直後でした。民主党上院は、選挙中のトランプ陣営とロシアのつながりを捜査する特別検察官が任命されない限り、新しいFBI長官の承認投票を拒否する構えを見せています。一方、トランプ大統領がホワイトハウスでの会話を秘密裏に録音していたか否かを明らかにするように求める圧力が政権に対して高まっています。トランプ大統領は12日金曜日、「コミーは、メディアにリークを始める前に、我々の会話の録音テープがないことを願った方がいい」とツイートしました。トランプ大統領がホワイトハウスでの会話録音をほのめかしたことで、トランプ大統領とニクソン大統領について数多くの比較がなされています。ニクソン大統領が辞任を発表した1974年8月8日は、民主党本部が侵入・盗聴されたウォーターゲート事件についての会話記録が公開された3日後でした。ニクソン大統領は議会による録音テープの提出命令を拒否していましたが、最終的に最高裁がテープの提出を強制しました。この録音テープは後に、煙の出ている銃(動かぬ証拠)として知られるようになりました。ニューヨーク選出の元下院議員で、ニクソン大統領の弾劾を票決した下院司法委員会の委員、エリザベス・ホルツマンと話します。

  • 米国の対麻薬戦争が強化される中、ジェフ・セッションズ司法長官が軽度の麻薬犯罪に異常に厳しい判決を下さないように求めたオバマ大統領時代の二通の覚書を破棄しました。セッションズ司法長官はまた、司法省の検察官に対し「全ての麻薬犯罪に最も厳しい求刑」を行うよう指示しました。元司法長官のエリック・ホールダーはこの動きを強く批判し、「発表された政策は犯罪に厳しいのではない。愚策である」と述べました。オバマ大統領時代のガイドラインの下では最も軽い刑罰を受けた麻薬犯罪者の数は激減し、その結果、連邦刑務所の収容総数が14%減少しました。コロンビア大学心理学部学部長、精神病理学教授のカール・ハートと話します。もう一人のゲストはアンソニー・パパ、一度の非暴力的な麻薬犯罪のために15年の刑期を受けたことのある反・麻薬戦争活動家です。

  • トランプ大統領はフィリピンのドゥエルテ大統領をホワイトハウスに招待しました。人権団体がドゥエルテ大統領の「対麻薬戦争」を批判するなかでの招待です。フィリピンでは、警察や自警団によって数千人が超法規的に殺されています。神経科学者カール・ハートに聞きます。マニラの麻薬学会に参加したハートは、殺害予告を受けてフィリピンを離れざるをえなくなりました。

  • イスラエルの刑務所で1500人をこえるパレスチナ人収容者がハンガーストライキを決行して1カ月がたとうとしています。このハンガーストライキは、マルワン・バルグーティの呼びかけによって4月17日に始まりました。刑務所の劣悪な環境、パレスチナ人に対する罪状なしの拘束を認めるイスラエル政府の行政拘禁法に抗議するものです。バルグーティはイスラエルに拘束されているパレスチナ人の中で最も著名な人物です。「パレスチナのネルソン・マンデラ」と評されることもあります。マルワン・バルグーティは先月、ニューヨーク・タイムズ紙の論説記事でハンストの開始を発表し、「イスラエルの刑務所で15年を過ごした私は、イスラエル政府による恣意的な大量逮捕という違法な制度とパレスチナ人収容者に対する虐待の目撃者であると同時に被害者でもある。こうした虐待に抗議するためには、もはやハンガーストライキ以外にはないと決心した」と書きました。息子のアラブ・バルグーティと話します。アラブは最近、ネット上で「塩水の挑戦(salt water challenge)」を立ち上げました。賛同者が(ハンスト中の収容者と同じように)塩水を飲み、その動画をネットに投稿することで、ハンガーストライキへの連帯を表明する試みです。

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