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2017年2月10日(金)

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  • 公民権擁護の大勝利です。第9巡回連邦控訴裁判所は、イスラム圏7カ国の市民の米国への入国を禁止し、全米各地で激しい抗議行動を巻き起こしたドナルド・トランプの大統領令の差し止めの停止を満場一致で退けました。判事はトランプ政権は「大統領令で指名された国からの入国者が、米国へのテロ攻撃を実施したという証拠を、ひとつも提示しなかった」と裁定しました。トランプは、場合によっては米最高裁判所へ上訴すると明言しています。憲法上の権利センター(Center For Constitutional Rights)代表ビンセント・ウォレンに話を聞きます。「問われているのは政府の信憑性です」とウォレンは話します。

  • 9日(木)、トランプ大統領は犯罪と移民に対処する3件の新たな大統領令に署名しました。1件目は警察官への暴行で有罪判決を受けた人物への刑罰の強化、2件目は麻薬カルテルの捜査中における各法執行機関間での情報共有の増加、3件目は、麻薬密売と凶悪犯罪と共に「不法移民」対策を優先するよう司法長官に命じるものです。本日のゲスト、憲法上の権利センター(Center For Constitutional Rights)代表のビンセント・ウォレンによると、「我々はこれを『警官の命も大事体制』(a blue lives matter regime)の始まりと呼んでいます」。

  • アリゾナでの移民の闘いのただ中にいるアーロン・ラヨスに話を聞きます。アーロンの妻のグアダルペ・ガルシア・デ・ラヨスは、米国生まれの2人の子どもの母親ですがメキシコに国外退去されました。グアダルペは8日(水)、移民局職員による定期検査の際に身柄を拘束され、勾留されました。彼女は過去21年間米国在住でしたが、2008年にマリコパ郡のウォーターパークでの手入れで逮捕され、職を得るために偽造文書を使用したとして重罪判決を受けました。移民支援者たちによると、この拘束は、オバマ大統領政権下では「優先順位が低い」と考えられていた人々も国外退去させるというトランプ政権による明らかな政策転換の表れです。「プエンテ・アリゾナ(Puente Arizona)」の組織化責任者フランチスカ・ポルチャスに話を聞きます。

  • ドナルド・トランプ大統領顧問ケリーアン・コンウェイがありもしなかったテロ攻撃をでっちあげてトップニュースになっていますが、番組ではオハイオ州ボウリング・グリーンで実際に起きた過激派による脅威を検証します。2012年、FBIの手入れで、ある容疑者が集めた大量の攻撃用ライフル、銃器、防弾着、弾薬を保管する兵器庫が発見されました。検察官は後にこの容疑者は大量殺人の実行を計画していたと確信しました。しかし、この容疑者は過激派のイスラム教徒ではありません。連邦当局の発表によると、リチャード・シュミットという名のこの人物は、白人至上主義者で、アフリカ系アメリカ人やユダヤ系を狙った襲撃を計画していました。捜査官が発見した暗殺リストには、全米黒人地位向上協会(NAACP)ミシガン州とオハイオ州のリーダーを初め、ターゲットとする人々の名前と住所が挙げられていました。検察側が彼を政治テロリストだと立証するに足る確証を示せなかったとし、連邦判事はシュミットに禁固6年の刑を言い渡しました。彼は2018年2月に釈放の予定です。白人至上主義者によるテロ脅威を、主流メディアがほんのわずかしか報道しないのは、この事件に限ったことではありません。6日(月)、キリスト教聖職者ロバート・ドッガートの公判がテネシー連邦地方裁判所で開かれました。FBIのおとり捜査官の話では、ドッガートはニューヨーク北部地方に赴き、爆発物やM-4攻撃用ライフル、鉈を使って、当地のムスリムを殺害する計画を企てていました。FBIの捜査によると、彼は自分を宗教の「戦士」だと考えており、キリスト教の神への信仰心の証としてムスリムの殺害を望んでいました。プロプブリカのA.C. トンプソンに話を聞きます。彼女の最新記事はWhen the Government Really Did Fear a Bowling Green Massacre—From a White Supremacist(『米政府が本当に恐れたボウリング・グリーン大量殺人の加害者は白人至上主義者』)です。また、ザ・デイリー・ビーストでドッガート事件について書いたコラムニストのディーン・オベイダラにも話を聞きます。

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