« 前  

2016年11月2日(水)

  次 »
  • 11 月 8 日、35 州と首都 ワシントンDC で、156 件の住民投票が行われます。内容は、健康保険から銃販売規制、死刑制度改革にまでおよびますが、中でもっとも物議をかもしているのはマリファナの合法化です。来週の選挙後には、29 州で医療用もしくは嗜好用の利用が合法化される可能性があります。現在、約 5 パーセントの米国人はマリファナを合法的にが吸える州で暮らしていますが、今月以降、この数が 25 パーセントに上昇する可能性があります。マリファナ合法化に関する住民投票が行われる 9 州のうち、最大の州はカリフォルニアです。残りの州では医療用大麻使用の是非が問われるのに対し、アリゾナ州、メイン州、マサチューセッツ州そしてネバダ州はカリフォルニア州と同様、嗜好用大麻合法化の是非が問われます。現在、これら 5 州とも「合法化賛成」票がリードし、いずれの二大政党でも若い有権者の広範な支持を得ています。カリフォルニア州では 20 年前に医療用大麻の使用が合法化されました。カリフォルニア州の世論調査では、提案64、成人による大麻使用法案への強い支持が見られます。「ブレイク・ザ・チェーン:非白人種コミュニティと麻薬戦争(Break the Chains: Communities of Color and the War on Drugs)」の創立者デボラ・スモールをゲストに迎えています。最近、ウェブマガジン『The Root』に「いかにしてマリファナ改革から補償を受けることができるか(How We can Reap Reparations from Marijuana Reform)」というタイトルの記事を書きました。スモールは長年に渡り、麻薬の非犯罪化を提唱しています

  • 公共放送PBS による新しいドキュメンタリー『ライカーズ』(Rikers)では、ニューヨーク市最大かつ最も悪名高い刑務所での投獄生活を生き延びた男女が、登場します。彼らはナレーションを一切使わず、カメラの前で直接話します。12 人の元囚人達がライカーズでの残虐な経験を、島に到着した時から、他の囚人による強奪と支配、刑務官との悲惨な関わりまで個々に語ります。さらに殴打や殺傷、独房監禁の拷問、一般生活に戻った時の精神的な困難について詳細に語ります。受賞歴のある自主映画製作者で、この新作ドキュメンタリー『ライカーズ』を監督したマーク・レビンを迎え詳しく話を聴きます。

  • ライカーズ島に関する報道を続けます。10 月にブローダー一家は、ベニーダ・ブローダーの追悼式を行いました。息子カリフがニューヨークのライカーズ島刑務所での約 3 年間の投獄後、1年4ヶ月前にブロンクスの自宅で首を吊って自殺した後、ベニーダは「失意により」亡くなりました。カリフは2010 年、まだ 16 歳だった時、バックパックを盗んだ容疑で裁判を経ずライカーズ刑務所に送られました。カリフは一貫して無罪を主張し、裁判を求め続けました。裁判も無く有罪判決を受けることなく 3 年近く、ライカーズ刑務所に拘留されたのです。その間約 800 日近くは、独房に監禁されました。刑務所拘留が終わる直前に判事はカリフが有罪を認める答弁を受け入れるなら、すでに投獄されてきた期間を刑期とする判決を出すと提案し、もし裁判を主張して有罪とされた場合は 15 年の刑期に直面する可能性もあると述べました。カリフはそれでもなお司法取引の受け入れを拒否し、起訴が却下されようやく釈放になりました。ライカーズ刑務所にいた間、彼は繰り返し刑務官や他の囚人達から暴行を受けました。また『ハフィントンポスト』の生番組に出演し、独房に監禁されていた間、看守が食事を与えなかったことが繰り返し起きたと話しました。こうしたことがトラウマとなり、釈放されたものの、最終的には 2015 年 6 月 6 日、カリフ・ブローダーは 22 歳で自らの命を絶ちました。カリフの兄のアキーム・ブローダーから詳しく話を聴きます。アキームは「ライカーズを閉鎖するキャンペーン」(the Campaign to Shut Down Rikers)の創設者です。

Syndicate content