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2016年9月22日(木)

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  • ノースカロライナ州のパット・マクローリー知事は、シャーロット市に非常事態を宣言しました。シャーロット市では、9月20日に43歳のアフリカ系米国人で7人の父でもあるキース・ラモン・スコットが警察に射殺されて以来、2晩連続でデモが行われています。警察は、スコットが「人を殺しうる緊迫した脅威だった」としていますが、遺族はスコットは武器を携帯していなかったと主張しています。全米黒人地位向上協会(NAACP)のシャーロット/メクレンバーグ支部のコリーン・マック支部長と、シャーロットを拠点に活動するアーティストで活動家のブリー・ニューサムに話を聞きます。2人は共に、警察によるスコット射殺事件のビデオ公開を求めています。「透明性を保つべきです」とニューサムは言います。「警察と地域住民がお互いを信用できないのには、当然の理由があるのです」

  • オクラホマ州タルサ市では、40歳のアフリカ系米国人テレンス・クラッチャーが両手を上げている状態で、白人の警官に射殺された事件を撮影したビデオを巡り地域住人に動揺が広がっています。「9月19日に同ビデオが公開されて以来、6日が経ちましたが、状況は全く変わらず。誰も逮捕されていません」と、コミュニティ・オーガナイザーのマーク・ルイスは言います。ルイスはクラッチャーを射殺した警官ベティ・シェルビーの逮捕を求める運動に参加する、タルサを拠点とする草の根運動組織「我らオクラホマ人民」(We the People Oklahoma)の発起人です。米司法省は、今回の射殺事件を公民権侵害の可能性で捜査すると発表しています。(訳注:この放送後の22日、警察官シェルビーは過失致死罪で起訴されました)

  • 警官がテレンス・クラッチャーを殺害した事件を巡り抗議がつづくオクラホマ州タルサ市は、過去にも人種闘争を経験しています。1921年5月31日、黒人男性が白人のエレベーター操作士に暴力を振るったと糾弾されたことをきっかけに、白人の暴徒が300人にの人々を殺害、被害者は大半が黒人でした。白人の暴徒は2日間に渡り、当時黒人のウォール街と呼ばれて繁盛していたアフリカ系米国人の商業地区グリーンウッドで住宅や店舗、教会に放火を繰り返しました。騒ぎが収まった頃には、同地区は破壊されていました。多くの黒人は同地区から引っ越し、戻ってくることはありませんでした。州兵が数千人を捕え、同市の様々な場所で拘束しました。歴史的この事件を著書、Black Wall Street: From Riot to Renaissance in Tulsa’s Historic Greenwood District(『黒人のウォール街――暴動も繁栄も経験した、タルサの歴史的グリーンウッド地区』)で検証したハンニバル・ジョンソン弁護士に話を聞きます。

  • ドナルド・トランプが、警察官が不審人物を呼び止めて職務質問や持物検査を行う「ストップ・アンド・フリスク」(Stop-and-Frisk)と呼ばれる尋問方式への支持を表明したことを受け、ラシャド・ロビンソンが反論します。ロビンソンは人種正義を推奨する組織「カラー・オブ・チェンジ」(Color of Change)の代表です。「白人の億万長者に対してストップ・アンド・フリスクを実施できたら素晴らしいと思いませんか?」とロビンソンは言います。「彼らの財団の過去について、納税歴について、住宅市場が崩壊し黒人が財産を失ったやり方について、議会での取引についてもストップ・アンド・フリスクを行うのです」

  • コネチカット州の警察官が、抗議運動家に対する罪状をでっち上げている現場を、無意識に自分で撮影した。米国自由人権協会(ACLU)コネチカット支部は、そう訴えて提訴しました。2015年9月11日、コネチカット州在住のマイケル・ピカードが、ウエスト・ハートフォード市の交通検問所で穏やかに抗議活動を行っていると、州警察官ジョン・バロンが歩み寄り、ピカードのビデオカメラを叩き落としました。そして、ピカードの携帯を許可された拳銃と拳銃許可証を没収しました。それ後ピカードがビデオを拾い撮影を再開すると、バロンは警察を撮影することは違法だと誤った主張を口にして、ピカードのビデオカメラを没収しパトカーに持って行くと車の屋根にそれを置きました。バロンは気がついていませんでしたが、ビデオは撮影を続けており、二人の会話を全て記録していたのです。その録画で、バロンはジョン・ジャコビ巡査部長とピカードを逮捕する口実を相談し、途中で「いざという時のために適当な言い訳は用意しておかないと」と発言しています。米国自由人権協会コネチカット支部のダン・バーレット法務顧問に話を聞きます。

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