« 前  

2016年5月5日(木)

  次 »
  • 本日は、賞に輝く全米口述歴史プロジェクト「ストーリー・コー」(StoryCorps)の創設者デイブ・アイセイのインタビューをお届けします。アイセイは1989年のラジオ・ドキュメンタリーTossing Away the Keys(『鍵を投げ捨てて』)で、先日98歳で亡くなった元死刑囚モリース・ビッカムの人生を辿りました。アフリカ系米国人のビッカムは、1958年、ルイジアナ州マンデビルで警官2人を射殺したとして死刑を言い渡されました。彼は警官がクー・クラックス・クラン(KKK)メンバーであり、ビッカムを殺す目的で現れ、自宅のフロントポーチで彼を撃ったと主張しました。また同地域の他の住民多数も、射殺された警官はクー・クラックス・クランと協力していたと証言しましたが、当時これは南部の小さな街では珍しいことではありませんでした。モリース・ビッカムは37年間、アンゴラ州刑務所で1日23時間を独房で過ごしました。ビッカムは死刑執行延期を7度勝ち取ったものの、歴代のルイジアナ州知事は繰り返し恩赦を拒否。最終的には大きな圧力に逆らえず、ビッカムは1996年に釈放されたのでした。釈放された数日後、ニューヨークに来たビッカムは独立系ラジオ局WBAIの番組「ウェイクアップ・コール」(Wake-Up Call)でエイミー・グッドマン、バーナード・ホワイトらにインタビューされました。同番組はビッカムの事件を詳細に追い、全米に知らしめる手助けを したのでした。アイセイとともに当時のインタビューを聞きながら、ビッカムの人生とその遺産について話を聞きます。

  • 本日の特集は、全米口述歴史プロジェクト「ストーリー・コー(StoryCorps)」創設者デイブ・アイセイへのインタビューです。新著Callings: The Purpose and Passion of Work(『天職: 働く目的と仕事への情熱』)について話を聞きます。過去12年間、ストーリー・コーは人々が自分自身について語る声を録音し続け、最大級の規模のコレクションを作り上げました。ストーリー・コーの録音ブース第1号は、2003年にニューヨーク市のグランド・セントラル駅に設置されました。以来、2500万人がストーリー・コーのブースを訪れ、家族や友人との対話を録音しました。今回の新著には、教師、ソーシャルワーカー、公定弁護人、配送従業員、工場主任など米国の労働者の中心をなす層の多岐にわたる人々の人生の物語が収められています。夢を見、癒し、思考し、先駆者となる人々の話が語られます。これは「ある意味、急進的な本です」とアイセイは言います。「億万長者も、百万長者もいなければ、有名人やプロ・スポーツ選手も出てこない。私にとっては、本書に出てくる人々の物語こそが、仕事についての本当に価値ある話なのです」 。

Syndicate content