サウスカロライナ州の民主党の予備選ではヒラリー・クリントンが得票率73.5パーセントを獲得し、バーニー・サンダースを下しました。クリントンが新たに獲得した代議員は39人、サンダースが獲得した代議員は14人にとどまりました。クリントンが獲得した黒人票はサンダースの6倍強に上りましたが、白人票ではわずかな優勢にとどまりました。この決定的勝利を以て、クリントンは今週行われる正念場スーパー・チューズデーに臨みます。スーパー・チューズデーでは880人の代議員の獲得をかけ、12州で予備選が行われます。サウスカロライナ州の市民権活動家で地域オルガナイザーのケビン・アレグザンダー・グレイに聞きます。グレイはクリントンの得票率を検証し、サンダースが同州の黒人地域で行った選挙戦について批判的な見方をしています。「南部に来て、革命や運動の話をし、北部のリベラル派向けの選挙運動をしても、彼がその代表だと主張する運動には思えないとしたら、人々は悪魔と手を組むと思いますよ」とグレイは言います。
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