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2016年1月28日(木)

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  • イスラエル占領のヨルダン川西岸地区に、新たに住宅153軒を建設するというイスラエルの計画に対し、国際的な非難が高まっています。監視団体「ピースナウ」(Peace Now)によれば、イスラエルの国防相は先週、同地区での新たなユダヤ人用住宅の建設を許可したということです。国連の潘基文事務総長は、この計画を「パレスチナの人々や国際社会に対する侮辱」だと厳しく批判しました。これに対してイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、国連事務総長の批判は「テロに追い風を送る」ものであり、「国連は中立性も道義的な力も、ずいぶん前に失った」と返答しました。一方、オバマ大統領は1月27日の国際ホロコースト記念日に在ワシントンのイスラエル大使館を訪れ「われわれは皆ユダヤ人なのです」と述べました。本日はサンダンス映画祭で世界初公開されたばかりの秀作The Settlers(『入植者たち』)の監督、シモン・ドータンに過去数十年におよぶパレスチナの地でのイスラエルの入植地建設とその影響について話を聞きます。ドータン監督は、入植について「よく話題になり激論される問題なのですが、実態はあまり知られておらず、議論も誤解に基づいていることが多い」と言います。

  • サンダンス映画祭からお送りしています。本日は、2014年8月に自称「イスラム国」に斬首された米国人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリーについての新作映画を特集します。フォーリーはイラク、アフガニスタン、リビア、シリアから現地報道した、フリーランスのジャーナリストでした。2011年、フォーリーはリビアで拉致され44日間拘束されました。解放から1年後、今度はシリアで拉致されたのでした。その姿は、斬首による処刑ビデオがネットで流されるまで見られることはありませんでした。自身の仕事についてフォーリーは、「前線での取材は重要だと私は考えています。現場で撮った写真やビデオや実体験がなければ、どれほど酷い状況なのか、世界に向けて発信することはできません」と語っていました。息子の死後、母のダイアン・フォーリーは、欧州諸国とは異なり、拉致犯とは交渉もしないし身代金も支払わないという米政府の方針に対する批判の先頭に立っています。2015年11月、ダイアン・フォーリーは議会で、息子がフランス、スペイン、ドイツ、イタリア、またはデンマーク国籍保持者であれば、今でも生きていただろうと証言しました。ダイアン・フォーリーの運動も手伝って、2015年、オバマ政権は人質事件に対する米政府の方針を一部修正することを発表しました。ジェームズ・W・フォーリー・レガシー基金(James W. Foley Legacy Foundation)を設立した、フォーリーの両親ダイアンとジョン、そしてHBOのドキュメンタリーを監督したブライアン・オークスに話を聞きます。Jim: The James Foley Story(『ジム: ジェームズ・フォーリーの物語』)は、米国ではHBOで2月6日に初放映される予定です。オークス監督は、フォーリーとは幼なじみでした。

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